一般的なチェーンチェッカーの場合、「縦方向」のチェーンの伸びを検査しますよね。
ピンが磨耗して見かけ上チェーンが伸びた形になり、変速性能が悪化する。
なので一般的なチェーンチェッカーって縦方向の伸びを検出しますが、こういうものもあるのかと思ったのがABBEYのLL Chain Wear Tool。
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一般的なチェーンチェッカーツールと同様に「縦方向」のチェーンの伸びを検出するのみならず、
横方向の磨耗も検査するチェーンチェッカーになっていると。
LL Chain Wear ToolDue to high demand we have sold out. We will continue taking orders and ship backorders in 2-3 weeks. Chain wear has be...
今まであんまり考えたことがなかったけど、横方向の磨耗により変速性能が悪化しているケースもあるらしい。
縦方向の伸びは許容範囲でも、横方向の磨耗が許容範囲を越えていたら変速性能の悪化はあるらしく、特にフロントシングルのコンポーネントでその影響は顕著。
横方向の磨耗によりチェーンが許容範囲を越えている…というのはあまり考えられてこなかった部分かも。
そもそも、チェーンチェッカーを使う時には、バイクからチェーンを外さずに検査しますが、横方向の磨耗を検査するにはバイクから外さないとできません。
過去に、チェーンの伸び(縦)は許容範囲だけどなんかパッとしないなあ…と思ってチェーンを変えたら改善したことがありますが、今考えてみると「横方向の磨耗が許容範囲を越えていた/縦方向の伸びは許容範囲内」だったのかもしれません。
ABBEYのLLチェーン摩耗ツールは、同社のウェブサイトによると45ドル。
日本円にすると7200円程度なので、一般的なチェーンチェッカー基準で比べたら何倍もします。
同社ではツールの精度にこだわったため、一般的な製造工程レーザー切断ではなくCNC加工にしたとありますが、このツールは人気があるのか既に品切れになっている。
私もそろそろ、記事を縦読み仕様に変えようか悩んでいたところですが、縦方向の伸び/横方向の磨耗の両面をチェックするのは良さそうですね。
お値段は高いですが。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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