何を言ってるのかわからない人は、何を言ってるのかわからないからわからないのだ。

この人のYouTube動画は以前取り上げた気がしますが、

ウー○ー配達員　野田伊佐也イザヤ氏
自転車でパトカーを抜き
次々と赤信号無視して制止された。

「日本人です。信号無視にはならない。
道路交通法を私は守りました」

イスラエル出身のユダヤ人の母親と
日本人(？)の父親とのハーフか

2015年に起きたＪＲ放火事件の犯人… pic.twitter.com/eZ7D1s7PMC

— 桃色メガホン (@momoiromegapho) August 29, 2024

既に削除されている模様。
この人がこれを「信号無視ではない」と主張する理由ですが、

「自転車は青信号の横断歩道を使って横断できる」
↓
だから停止線を越えてもいいんだ！

という支離滅裂な主張なのよ。

要は歩道を通行してきた自転車はそのまま青信号の横断歩道を横断できるのだから、車道通行している自転車も同様に横断歩道を横断するために停止線を越えてもいいんだ！という謎主張。

この時点で会話が成り立たないけど、1万歩譲って仮に「横断歩道を横断する目的なら停止線を越えてもいいんだ！」が正義だとしますよね。
結局横断歩道を横断してないあんたには関係ない話なのでは？となりそうだけど、次の謎理屈が待ち構えている。

次の謎理屈は「交差点即時退出義務」。
停止線を越えて交差点に進入した自転車は、速やかに交差点から退出する義務(交差点即時退出義務)があると主張。
交差点即時退出義務により、そのまま赤信号でも進行可能なんだというのがこの人の主張なのよ。

もうさ、何を言ってるのかさっぱりわからない。
結局、何を言ってるのかさっぱりわからない人は、何を言ってるのかさっぱりわからない話をするからわからないのであって(なんちゃら構文)、何を言ってるのかわからない人は、何を言ってるのかわからないからわからないのよ！

そりゃさ、そんな屁理屈を延々聞かされる警察官に同情する。
結局、道路上にはこのように何を言ってるのかさっぱり理解不能な人が普通にいて、謎理論を掲げて本来のルールを逸脱する。
しかし本人なりには「ルール遵守中」だと語るわけで、かなり厳しい。

違反者を摘発したときに、いくつかパターンがあるよね。
①違反事実を認める人
②違反事実を認めないけど、法解釈には争いがない人
③「法解釈が違う」として謎理論を主張する人

②に関してはドラレコ映像があれば容易に立証可能だけど、③に関してはマイ解釈が正義だと主張しているのだから、ドラレコ映像は何の役にも立たない。
苦労するのは③。

何を言ってるのかわからない人は、何を言ってるのかわからないからわからないのよ。
世の中の人全てに理屈が通用すると考えて行動するのは危険なのかもしれません。

それこそ「飲み屋で知り合った人に聞きました！」と主張して飲み屋で知り合った人の憶測を根拠だと思い込むレベルの人すらいますが、飲み屋で知り合った人に「交差点即時退出義務があるから信号無視にならないよ」と言われて信じるバカもいるのだろうか…
ワケわからん主張を言う人にも問題があるけど、何の疑いもなく信じる人にも問題がある。

理屈が通用しない人もいるのよね。