どこかから「大物YouTuberの意見が絶対。自転車店の店主の意見は聞いてくれない」みたいな発信がありましたが、個人的には「◯✕が言っていたから絶対正解」みたいな思考の人は苦手です。
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それは自転車店であっても
「◯✕が言っていたから正解」みたいな思考って宗教的だなぁと思うのですが、要は思考停止に陥る上、間違いだと気づかなくなるし、仮に間違いである可能性に気づいたとしても意固地になって修正されなくなる。
一般論としては、YouTuberよりも自転車店のほうが自転車に関わる正解率は高いでしょう。
かといって自転車店が言うことなら絶対正解みたいな思考になるのもどうかと思っていて、
「カーボンリムにアルミリム用ブレーキシューで問題ない」と主張していたのは、誰しもが知る超大手自転車企業の元開発者でしたよね…
シューがトロトロになった実例もあるのに、「問題なーし!」と言われても困惑する。
だいぶ極端な例を挙げましたが、要はどんな立場の人が発したことでも盲目的に信じることって危険なのよ。
シューがトロトロになった実例を見ても、「問題なし!」というところに固執して間違いを修正できなくなるわけで。
YouTuberだから絶対正解!とか、自転車店だから絶対正解!みたいな思考回路はだいぶ厳しい。
まあ、どっちのほうが正解率が高そうか?については言うまでもないけど、現に自転車店や自転車メーカーでも間違っていることはあるわけで、盲目的に信じる人って心配になる。
「絶対」と言えるのは、王様ゲームの王様だけなのよ。
思考停止に陥る
人気があることと、正しいかどうかは別の問題。
まあ、盲目的に信じる人がどんだけいるのか?と聞かれるとわからないけど、誰でも間違いなんてあるのよね。
間違いは間違いとして訂正していけばいいものを、人気が出ると訂正しなくなる傾向にあるのも事実なんですが。
交通系YouTuberとして人気があるなんちゃらサロンにしても、「右側歩道通行自転車」を逆走だと解説していたり、自転車通行帯ではないのに自転車通行帯だと解説していたり、わりと間違いが起きている。
間違ったなら訂正すれば済むだけなのに、なぜか訂正よりも「アンチと決めつけてブロック」に走るからより訂正されなくなる。
まあ、自転車YouTuberについては自転車人口を増やす一つのきっかけにはなるし、個人的には自転車YouTuberについて全く興味はないけどあれはあれで必要なんだと思う。
盲目的に全てを信じる人については、そういう人もいるんだなと思って対応するのが吉。
いやさ、某交通系YouTuberの解説の間違いを記事にしたら
間違っているのはあなたです!
みたいに執拗に絡んでくる人がいてびっくりしました。
間違っていないとする根拠が「◯✕さんが言っていたから」になってはまずいと思いますよ。
思考停止に陥って、自らのアップデートを阻害しますから…
もちろん「飲み屋で聞いたから間違いない!」みたいな話は論外です。
仕事のお客さんに、誰でも知っているような企業の会長さんがいるのですが、たまに怪しい話をしてくる。
そして「どこで聞いたのですか?」と質問すると
「2ちゃんねるだ」
と真顔で言う。
こちらとしては「この話題から違う話題にしないとややこしくなるぞ」と瞬時に判断して話題を変えますが、怪しいソースを自信満々に言われるとツラい。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
同感です。
多くの人は、思考停止が好きなんだと思います。
血液型性格診断もそうです。相手に先入観を持ち、予断を持って接するなんて不用意であるし失礼でありますが、とりあえず決めつけると安心するようです。保留、要検討、不明という状態に耐えられない。
人間のそうした性質から、権威というものが生まれるのでしょう。重要なのは誰が言ったかであって、発言内容ではないと。
個人的には、本当の権威というのは天皇陛下だけでも良いと思います。
コメントありがとうございます。
血液型診断は根拠が不明過ぎて、ある種のファンタジーと思っています。
けど、盲目的に信じるのって一番楽なので、人間の本質からすると楽なほうに流れやすいのかもしれません。
今度から、自転車界隈で何か論争になったときは、
「【ロードバイクが欲しい!初心者向けナビ」】に書いてました。だから、絶対に全然間違いないです」
で、押し通すことにします。(笑)
笑