ラピエールから登場したCrosshill CFはサスペンションアリ/無しのグラベルロード。

ラピエールから新しいグラベルロードCrosshill CFが発表されてますが、ラピエールにはすでにアルミフレームのCrosshillが存在する。
Crosshill CFは名前の通りカーボンフレームバージョンになっています。

Contents

1 ラピエールCrosshill CFが目指すところ
2 Crosshill CFの種類と値段

ラピエールCrosshill CFが目指すところ

https://www.lapierrebikes.com/fr-en/o/crosshill-cf-80-s-2025/

ラピエールのCrosshill CFはリジットフォークのCrosshill CFのほか、サスペンションフォークの「Crosshill CF S」が用意されている。
SはサスペンションのSなのかな。
ラピエールのサイトによると、あくまでも極限まで長距離を走破する目的なのかなと思うけど、デザイン性はラピエールらしさ全開。
シートステイがトップチューブに接続しシートチューブがフリーになる3DチューブラーEデザインを採用。

Crosshill CF 7.0 2025 | Lapierre
www.lapierrebikes.com

従来の3Dチューブラーテクノロジーともちょっと違う雰囲気で、シートチューブ付近で縦の波打つようなデザイン。
これは振動吸収をメインにしたのだろうか。
なお、アルミフレームのクロスヒルには3Dチューブラーテクノロジーは採用されていないのと、カーボン化した際にジオメトリも一新されているのがポイント。

	Crosshill CF(S)	Crosshill CF(S)
シートチューブ	460	460
水平トップ	541	544
ヘッド角	71°	73°
シート角	73.5°	70.5°
リアセンター	430	435
BB	71	75
スタック	567	547
リーチ	373	376
ヘッドチューブ	115	120

同じフレームサイズで比較しても、カーボンモデルはシートチューブが立っていて、ハンドルも低め。
BB位置もカーボンモデルのほうが高めになっているけど、アルミモデルよりもレーシーな雰囲気にしたというところか？
同じ名前ながらも違うフレームだと思ったほうが良さそう。
タイヤクリアランスは45mmまで。

Crosshill CFの種類と値段

Crosshill CFには7つの完成車が用意されていて、そのうち2つはサスペンションフォーク仕様。

○サスペンションフォーク仕様の「Crosshill CF S」

	8.0 S	6.0 S
フレーム	Carbon UD SL	Carbon UD SL
フォーク	RockShox Rudy Ultimate Race Day 2(30mmトラベル)	Suntour GVX32-S 12x100mm 700C 40mm travel
コンポ	SRAM Force XPLR AXS, 12s	SRAM Apex XLPR AXS, 12s
ギア比	F40T、R10-44T	F40T、R11-44T
タイヤ	WTB Raddler TCS LIGHT 700x44c	WTB Raddler TCS LIGHT 700x44c
ホイール	DT Swiss GRC1600 SP	DT Swiss G1800 Spline
値段	€6,999	€3,499

○ノーヘルフォーク仕様

	8.0	7.0	6.0	6.0AXS	5.0
コンポ	SRAM Force XPLR AXS, 12s	Shimano GRX Di2 RX825 12s	Shimano GRX RX820 12s	SRAM Rival XPLR AXS, 12s	Shimano GRX RX820 12s
ギア比	F40T、R10-44T	F48/31T、R11-36T	F48/31T、R11-36T	F40T、R11-44T	F46/30T、R11-36T
タイヤ	同じ
ホイール	DT Swiss GR1600 Spline	DT Swiss GR1600 Spline	DT Swiss G1800 Spline	DT Swiss GR1600 Spline	Lapierre Gravel 25mm Alloy
値段	€5,999	€4,199	€3,199	€3,699	€2,799

最も安いモデルはシマノ機械式GRX12速になっているけど、日本円にして46万くらい。
フレームは全て同じ。

最近サスペンションフォークを採用したグラベルロードが出てますが、それらのブランドのグラベルロードはサスペンションフォーク仕様とそれ以外を別車種にしているので、同じフレームでフォーク違いはちょっと珍しいかも。
ラピエールらしさ全開のデザインですが、最近日本にはあまりラピエールが入ってきてないのか、話題になりにくいのが気になる。