ちょっと前に、これがごく一部の人の中で炎上気味でしたが、

若干タイトル詐欺的な記事になっているのは否定しませんが、ちゃんと読めば栗村氏の主張は「歩道を走るな」ではなく、歩道通行時には歩道通行のルールくらい守ろうやという内容なんだと理解できる。
まあ、ちゃんと読まない人が発狂するのは「X」ではお決まりパターンですが…
ところで、そもそも自転車ユーザーは歩道通行時のルールを理解してないのでは?というご意見を頂きました。
自転車ユーザーは歩道通行時のルールを理解していないのか?
正直なところ理解していないのか、理解しているけど面倒なのかは判断つきかねる面がありまして。
一つの参考として、警察庁が主催したアンケートがある。
https://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku/bicycle/kentokai/02/sankou04.pdf
有効回答数5017人。
一応このような問答がありまして、
Q10 自転車の基本的な交通ルールには色々なものがありますが、以下の(1)~(11)のそれぞれについて、合っているか間違っているかを選んでください。
歩道を通行するときは、自転車は車道寄りを徐行すること
これの正解率は72.5%。
ただし、「守ることができているか?」になると48.7%になる。
そして謎なのは、交通ルールの正解率は「酒気帯び運転」を除けば7~9割が正解とまあまあの数字を残しつつも、自転車がルールを守らない理由について質問すると「ルールをよく知らないから」が40.4%とトップになる。
ルールを知っているのか知らないのかどっちやねん…
ルールを知っているのか、知らないのかよくわからないアンケートになってますが、あえていうならそもそもの質問が悪い気がする。
Q10 自転車の基本的な交通ルールには色々なものがありますが、以下の(1)~(11)のそれぞれについて、合っているか間違っているかを選んでください。
歩道を通行するときは、自転車は車道寄りを徐行すること
「徐行」とはいかなる状態なのかわかってない人もまあまあいるし、たぶんですが「自転車が歩道通行時に許される速度は何キロくらいですか?」という質問にしたら、正答率はかなり低そうな予感。
なお自転車ルールのうち守られてないと思うものを挙げさせると、「歩道を通行するときは歩行者の通行を妨げないこと」と「歩道を通行するときは、自転車は車道寄りを徐行すること」がともに40.1%と高め。
なおこのアンケートはやや問題があり、乗車中にヘルメットを着用することをルールとして「守られてない」と評価してますが、努力義務をここに入れるのは不適切。
自転車のながらスマホ禁止について「守られてない」と評価した人が45.8%、一時停止義務の遵守が39. 9%となっているところをみると、歩道通行時にルールを無視して歩行者を妨害し無徐行の自転車が多めだと捉えた人が多いことになる。
必ずしも厳格に捉える必要を感じていないが
自転車が歩道通行する際の徐行とは、時速6~8キロとされてます。
まあ、歩道の幅、見通し、通行量などによっては必ずしも時速6~8キロにこだわる必要を感じてなくて、場合によっては時速12キロ程度でも63条の4がいう徐行の範疇だと思ってますが、要はアレなのよ。
不思議なことに、日本人は歩行者としては信号をきちんと守るものの、自転車に乗ると急にルールを無視する傾向があるように感じます。自転車に乗ると性格が豹変するのか、それともそもそもルールを守る意識が薄い人が自転車に乗っているのか、考えさせられるところです。また、「自転車は原則車道を走行し、歩道では歩行者優先で徐行する」というルールを知らずに自転車に乗っている人も意外に多いのが現状です。
このような状況を踏まえ、私たちの団体としては、引き続き安全啓発活動を強化し、「自転車ルールの周知徹底」に努めることが私たちの役割であると感じています。危機感と当事者意識を持ち、しっかりと取り組んでいきたいと考えています。
一方で、社会のルールや価値観が大きく変わるときというのは、それを理解している人とそうでない人との割合も大きく入れ替わるタイミングがあるように感じます。現時点では、自転車の走り方を注意する「じてんしゃおじさん」のほうが、むしろ「変なおじさん」として見られてしまうかもしれません。しかし、自転車先進国では、自転車が歩道を走ればすぐに誰かから注意され、車道を逆走でもしようものなら車からパッシングやクラクションを受けるのが当たり前です。
結局のところ、自転車が歩道上で歩行者を縫う様にスラローム走行するのは、ヤンチャな原付が歩道上を走る行為と類似であり、自転車の逆走も原付バイクが堂々と反対車線を走っているのとなんら変わりありません。それを社会全体がどの様に捉えているかが鍵となります。
社会全体の価値観を変えるには大きな起爆剤が必要ですが、それが2026年春に導入予定の「自転車青切符制度」になると考えています。その時になってようやく、「あの変なおじさんの言っていたことが正しかった」と感じる人が現れれば、私としても本望です。
最後に、すでに「自転車は車両である」という意識を持ち、道交法の基礎を理解している私たちサイクリストが、社会の模範となり、率先して時代を牽引していくことを願っています。
自転車はいつまで歩道を走るのか | Tour of Japan Official Website
歩道通行する際のルールが周知されているかされてないかはイマイチ判断つかないけど、どちらにせよ歩道通行するなら歩行者優先で走れという当たり前のことくらい守ろうやという話なのよね…
もちろん、結果的に歩行者と接触や衝突したかの話ではない。
結果論として接触や衝突があったか?なんて話をしだしたら、よくある「クルマが自転車のスレスレを通ったけど、接触や衝突はしてないだろ!」と同じでしかないのだから…
しかし、よくよく読めば「歩道通行するな」という話をしてないのに、ちゃんと読まずに発狂する人がいるほうが問題な気もする。
若干タイトル詐欺になっている点は否定しませんが笑。
ホント不思議なのよね。
以前私が書いた記事でも「歩道通行するな」とか「歩道通行すべきではない」という意味では書いてないのに、「歩道通行するな/歩道通行すべきではない」という内容だと勝手に勘違いして発狂した人がいましたし、あまりにもクソ構造な狭い自転車道を批判したら「自転車道を作るな」という記事だと勝手に読み違えて発狂する。
ちゃんと読めば「まともな構造を作れ」という意味だとわかりそうなもんだけど、おかしな発狂をする方々の存在が「自転車乗りはヤバい奴ばかり」みたいなイメージダウンにつながっていることに気がつかないのだろうか?
なお先日、雨の日に歩道を傘差しながら乗っていた自転車男性が
フェンスに傘を引っ掛けて転倒してました。
何ら同情しませんが、バス停で待っていた都合上、仕方なく救護。
わりとファンタスティックな転倒をしてましたが、悪いのはインフラなんですかね?
傘差しながら乗っていりゃ何かに引っ掛けるリスクがあるのは予見可能だと思うけど…

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
むしろ、中学生とか結構酒飲んでるのがわかる結果ですなw
笑