パナソニックサイクルテックから発表された特定小型原付「MU」がビミョーに炎上している気がするのですが、
一部メディアが「こがない電動自転車」というタイトルにしているのが一つの原因な気がする。

パナソニックサイクルテックの発表をみると、「当社初の漕がずに走れる、免許のいらない電動モビリティ、特定小型原動機付自転車「MU」を2025年12月上旬より発売します」とある。

確かに略すれば「こがない電動自転車」になるけどさ、電動自転車という表現が意味するのは一般的に「電動アシスト自転車」なわけで、誤解を生むタイトルにしているのが一部メディアだと思う。
ところで前から不思議に思うこと。
パナソニックサイクルテックから登場する着座型特定小型原付は、おそらくサイクルベースあさひのような大型店でも販売されるでしょう。
そうすると、あさひの駐車場で「試乗」みたいなのができるチャンスがありますが、
あさひの駐車場を道路交通法上の道路と解するかは置いといて(道路と解するなら試乗車にナンバープレートがないと違法な気がするが)、
自賠法を考えると、道路交通法上の道路ではなくても「運行」用に供するなら自賠責保険に加入してないと違法なのではないか?という疑問が生じる。
もちろんこんな些細なことに警察が動くとは思えないし、警察的にも販売に際し試乗を通じて購入してもらったほうが良さそうだし、大型店の駐車場を利用したルール勉強会なんかも考えると些細な問題といえる。
しかし法解釈上は問題ないんでしたっけ?
いやさ、特定小型原付に対する世間の不満って「ルールを知らないバカな連中だから信用できない」という発想が根底にあるわけでしょ。
そうであるなら、大型店が発売するメリットはルール勉強会を開催しやすい点にある。
けど駐車場を使ってルール勉強会や試乗会を開催するのに、法を厳格解釈するとナンバープレートや自賠責保険が必要なら、ちょっとムリがある気もする。
どうなんですかね。
まあ、どうでもいいところに着目してしまうのは法律バカの典型例。
反省する。
ところで、パナソニックから登場する着座型特定小型原付をゲームチェンジャーとみている人がそこそこいる。
この特定小型原付は、型式認定では「後ろカゴ付き」もあり、ターゲットにしているのはおそらく30~50代くらいで、用途は生活の足だと思う。
高齢者向けにするなら三輪や四輪タイプという選択肢もあるし、若者向けのカッコいいデザインというわけでもなく、シンプルな点を考えるとメインターゲットは「通勤」「買い物」なんじゃなかろうか。
着座型特定小型原付って、スピード的には電動アシスト自転車より遅いし、歩道通行が実質的に不可なので、その意味では電動アシスト自転車の下位互換に思える。
しかし「漕がない」という点では電動アシスト自転車の上位互換とも言える。
中途半端な存在とも言えるし、カーメイトから販売開始された着座型特定小型原付が凄く話題になっていたかと聞かれたらノーですが、
今後着座型特定小型原付も、細分化されて高齢者向けやスポーティーなタイプなども出るのだろうか?
まあ、時速20キロでスポーティーなタイプというのも変ですが笑。
まさかパナモリの特定小型原付は出ないだろうし、他の自転車メーカーが追従するのかも不明ですが…
まあ、特定小型原付が炎上する理由は、電動キックボードの某シェアサービスを運営する企業へのバッシングの延長なのよね。
電動キックボードとは何ら関係ないのに。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。


コメント
いつも有益な情報と考察をありがとうございます。
今回ご心配の試乗についてですが、施設利用者以外の不特定多数が通り抜け
できない構造の敷地(駐車場、公園、寺の境内等)ならば公道とはならない
ようですから自賠責加入のみでナンバー無しでも試乗可能と思われます。
いずれにせよ今回のパナMU発売の動きにヤマハやブリヂストンも早々に追従
してくれることを願ってやみません。
コメントありがとうございます。
他社が追従するかはまだわかりませんが、国土交通省の型式認定リストをチェックしていれば正式発表以前に知ることができます笑
パナソニックのmuにしても、正式発表前にたまたま型式認定リストをみて知ってしまいましたし。
私も月初めには必ずチェックしていますがMUは正式発表まで間があいて
結構焦らされました。
他社の追従ですが、特にブリヂストンの前輪モーター車ならパナ以上に
特定原付への変更は容易かつ回生機能で航続も伸びるのでは、と妄想は
膨らむ一方です。
コメントありがとうございます。
カーメイトの特定小型原付なんて型式認定リスト入りしてから発表までかなり時間が掛かりましたし、パナソニックの特定小型原付はまだ早いほうです。
今回、「自転車の販売網を使う」という点が大要素と思ってみてますが、販売システムは厳格らしく、ナンバープレートと自賠責保険の加入が確認されてから納車になるようです。
つまり即日納車は不可能になると思われますが、そのリスクを負ってでもパナソニック的には法令遵守させたいのだと理解できるので、ホンキ度を感じるんですね。
他社はおそらく、パナソニックの売れ行きを見ながら検討するのではないかと思われますが、単に着座型の二番煎じで後追いするのか、三輪タイプやスポーティーなタイプなど特殊型に行くのか、興味は尽きません。
カーメイトのe-FREE01はどこかで見たようなデザインの中華ベース車で
発表が遅くても特段気になりませんでしたが、MUは初の国内大手製品で
期待も大きかった分焦れました。
確かに、着座型という以外は目新しさはなかったですしね。
試乗車が店舗の所有物かメーカー提供になるかは分かりませんがどのみち課税対象になると思うのでナンバー取得は必須になるような気がしますね。
まあ商品を試乗車にして不要になったら安く売り切るならナンバー無しでも大丈夫そうですかね。
コメントありがとうございます。
試乗車はいずれ売り物にするための在庫と考えられるので、課税対象とみるのはなんか違う気もします。