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お尻が痛い!サドル選びで欠かせない3つのポイントとは?

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ロードバイクに乗りはじめた初心者にとってまず大きな壁として立ちはだかるのが、お尻の痛みです。
ロードバイクのサドルは、ママチャリよりもはるかに硬いです。
これが痛いと感じる人も多く、お尻が痛くて長時間乗れない、乗るのが嫌になったという方もいます。



せっかく高いお金を出して買ったロードバイク、お尻の痛みで乗らなくなったら悲劇です。
お金の無駄です。
お尻が痛くて困っているというあなたに、最適な解決法を伝授します。

ポイント1 まずはサドルを変えるな!サドルを変える前にすべきことがある

ロードバイクに乗ってお尻が痛くなる理由を考えましょう。
大きく分けて2つの原因があります。

サドルが合っていない

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人それぞれお尻の形状は違うわけですから、すべてのお尻にあうサドルというものは存在しません。
ですからサドルが合っていないならばサドルを変える必要があります。
ですがサドルを変える前にすべきことがあり、それを怠るとどんなサドルにしても痛い場合があります。
なのでひとまずはサドルの交換は置いておきましょう。

ポジショニングの問題

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ロードバイクに乗っていてなぜお尻が痛くなるのかを考えましょう。
簡単に言えば、お尻に圧力がかかるからです

ここで考えてほしいのですが、ロードバイクに乗っているとき、あなたの体重を支えているのはどこですか?
サドルだけではないですよね?
手はハンドルを握っていて、足はペダルに乗っていますよね?
つまり、ロードバイクはハンドル、ペダル、サドルの3点支持であるということです

つまりは
・サドルに体重が乗りすぎている⇒お尻の圧力が増大しお尻が痛い
・ハンドルに体重が乗りすぎている⇒手が痛い
こういう図式が成り立ちます。
ちなみにペダルに体重が乗りすぎたから足が痛いという話はあまり聞きません。

ちなみにですが、ペダルに体重が乗りすぎるという状態ってどんな状態かわかりますか?
明確なのは立ち漕ぎ(ダンシング)ですよね。座っていませんから。
座った状態でペダルに体重がたくさんかかる状況というのは、つまりは重たいギアをガシガシ回した時です。
この状態では荷重がペダルに向かうため、サドルにかかる圧力は減ります。

そのため、ロードバイクをママチャリ感覚で、低速でまったり走っていると、どんなに完璧なセッティングでもお尻がつらくなる可能性があります。
ここ凄く重要です。もう一度書きます。
あまりに低速で乗っていると、ペダルに向かう荷重が減り、お尻にかかる圧力が増えるため、痛みの原因になりうる。

ここでいう低速ですが、オバちゃんが歩道をママチャリで走るような速度です。
つまりは15キロ以下など。
こういう使い方には向かない乗り物だということをまずは認識してください。

ポジショニングの話に戻ります。
まず、サドルが適正よりも低すぎると、サドルにかかる荷重が増えてお尻が痛くなりやすいです。
なのでサドルの高さを適正にしましょう。
サドルの高さを出す公式みたいなのもありますが、公式はあまり意味がないです。
なぜかというと、人のよって公式の数字が微妙に違うんですよね。
なので最も正確にサドル高さを合わせる方法は、
・ペダルを下死点に置く。(下死点は一番低い位置ではありません。サドルから最も遠い位置、つまりはシートチューブの延長上です)
・バイクに跨って、ペダルに踵を乗せる
・その状態で、ほんのわずかだけ膝が曲がるような高さに合わせる

これだけです。
公式から数字を出すことも可能ですが、結局は跨って微調整が必要です。

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サドル高さがきちんと合っている場合、ハンドルを遠くする、ハンドルを低くするなどの手法もあります。
ハンドルを遠くしたり低くしたりすると、前傾姿勢が強くなりハンドルへの荷重が増えてサドルへの荷重が減ります。
ただし、腰に負担がかかる場合もあるため、まずはハンドル周りは弄らなくていいです。
その前にサドルの角度を変えてみましょう。
サドルの先端を【前下がり】にすると、前傾が強くなり結果的にサドルへの圧力が減ります。
なのでほんのわずかですがサドルの先端を前下がりにしてみましょう。

まとめると
・まずはサドルの高さ
・次にサドルの角度
・次にハンドル回り
こういう順番です。
ハンドルを下げるにはコラムスペーサーで調整できますが、ハンドルを遠くするにはステムの交換が必要になります。



ポイント2 いろいろやったけどダメだった・・・となると次は?

サドルを変える前に、レーパンを試しましょう。
自転車用ウェアは、お尻の部分にパットが入っています。
これが緩衝材になるため、人によってはこれだけでお尻の痛みがなくなります。

メジャーで入手しやすく、定評があるのはパールイズミですね。

もしレーパン自体が恥ずかしいなどあるのでしたら、パット付きのインナーパンツがおすすめです。

安いものもありますが、個人的な感想としては耐久性が弱いことが多いのと、乗った感じは結構違うことが多いです。
特に、パットの「ヘタリ」は安いものは早い気がします。
布団が薄くなるようなイメージですかね。
なのでお尻の痛みを真剣に解決したいならば、有名メーカーのもののほうがいいと思います。
そんなに痛くないけど、インナーパンツを試したいという方はこんなのでもアリかと。

この辺は相性もありますが、これだけでお尻の痛みから解放される人もいます。

最後の砦(ラスボス)!サドルを変えてみる

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サドルを変えてみるのをあえて最後にした理由ですが、まずはポジショニングが合っていなければどんなサドルでも痛い可能性があります。
またサドルよりもレーパンやインナーパンツのほうが安いので、コストパフォーマンスを考えたらサドルを変えるのは最後の砦(ラスボス)にしたほうがいいです。

ちなみにこのラスボス、かなりの強敵です・・・

というのもいろんなところで書かれているサドルの選び方、確かにその通りです。
骨盤の幅で決めるとか、柔軟性で決めるとか・・・
確かにその方法で合う人はいます。
でも合わない人はやっぱり合いません。

強いて言うなら、尿道の圧迫による痛みやしびれに悩む人は、間違いなく穴あきタイプのサドルがいいでしょう。

尿道圧迫系の痛みなら、こういうタイプでほぼ解消されます。
座骨が痛いパターンだと、あまり効果がないかもしれません。

ネット上では様々なサドルがお尻にいい!と紹介されていますが、個人的には特定のサドルを勧めるのはあまり乗り気ではありません。
というのも、すべての人に合うサドルなんてないからです。

なのでサドルを変える前に、ポジショニングの調整をしましょう。
そのあとは、レーパン。
ちなみに私、パッド付きレーパンとパッド付きインナーパンツを併用しています。

インナーパンツはなくても痛くなりませんが、一日150キロ以上走るときはダブルパッドのほうが私は快適だからです。

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