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小学生相手に勝負してきた。

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とある小さな駅の自動改札にて。

 

この駅の自動改札は、左側は「退場専用」、右側は「入場専用」、真ん中は「両方向」である。
私は真ん中のレーンから入場しようとした。
しかし退場しようとする小学生が勝負を仕掛けてきたのである。

私が真ん中レーンから入場しようとするのを確認した小学生は、突如進路変更+小走りに真ん中レーンから退場しようとする。

 

勝負の行方は、どちらが先にPASMOをタッチしたかにかかっている。

 

勝負を仕掛けてきたのは小学生である。
時間から考えると、塾の帰り道なのかもしれない。

 

一瞬迷ったが、高速タッチをするかのような素振りをしながらも「ミスタッチ」をして小学生に勝ちを譲ってみた。

 

「オヂサンの負けだよ」

 

敵に塩を送るとはまさにこれ。
いや、小学生は苦境に立たされていたわけではないから、単に勝ちを譲ったに過ぎない。
けどなぜか悪い気はしない。
なぜなのか?と聞かれてもわからないが、小学生相手にムキになって高速タッチをするなんて小さな人間にはなりたくなかったのかもしれない。

 

「引き分け」という手段もある。
先にタッチしたものの残高不足で入場できないというオチがあれば良かったのだが、あいにく残高は十分あった。
もし残高不足で扉がパタンと閉まったならば、小学生からすれば「このオヂサンの負け」なのだろうが、

 

小学生が勝負を仕掛けてくることを予見して残高不足を仕込むことはさすがに困難である。

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