昨日の記事とアンケートについて、質問いただきました。
http://roadbike-navi.xyz/archives/7717
この記事を読むと、あなたがいかにディスクブレーキを嫌っているかわかります。
いいものはいいで認めたらいかがですか?
アンケートの内容も、ディスクブレーキを否定したいニュアンスに感じます。
重量増加を許せますか?というアンケート自体が不自然です。
このような影響力が大きいサイトなので、中立な姿勢で書いていただきたいです。
回答いたします。
Contents
事実誤認
このようなケースは記事にするのではなくて直接お返事したいところですが、誰が見ても存在しないアドレスを打ち込んでメールされているので、仕方ないですがこちらから説明させていただきます。
まずですが、現在開催中のアンケート、これは読者様による依頼案件です。
http://roadbike-navi.xyz/archives/7680
このうち、読者様の依頼によるアンケートは2件。
- 軽くて瞬発力のあるロードのほうが好み 70%, 410 votes410 votes 70%410 votes - 70% of all votes
- 重いけど最高速の伸びるロードのほうが好み 30%, 175 votes175 votes 30%175 votes - 30% of all votes
- 重量増加してもディスクブレーキにはメリットがあるので、受け入れられる 44%, 282 votes282 votes 44%282 votes - 44% of all votes
- 重量がどうこうではなく、ロードバイクにディスクブレーキが必要だとは思わない 20%, 124 votes124 votes 20%124 votes - 20% of all votes
- 互換性の問題から受け入れられない* 9%, 58 votes58 votes 9%58 votes - 9% of all votes
- 昨今の道路事情を鑑みるに、事故防止の観点から制動力の強化は望ましいので許容できる。* 6%, 41 vote41 vote 6%41 vote - 6% of all votes
- 軽いほうがいいので、ディスクブレーキは受け入れられない 6%, 40 votes40 votes 6%40 votes - 6% of all votes
- 重量が200g程度の増加で収まるなら受け入れられる* 5%, 32 votes32 votes 5%32 votes - 5% of all votes
- 重量・メリットがどうこうではなく、業界の都合を押し付けられるのがイヤなので必要ない。* 3%, 20 votes20 votes 3%20 votes - 3% of all votes
- 昨今の利用方法の多様化(通勤・通学等)を鑑みるに、エントリーグレードでの選択肢の追加としてであれば許容できる。* 3%, 16 votes16 votes 3%16 votes - 3% of all votes
- 輪行時の手間が増えるので受け入れられない。* 2%, 10 votes10 votes 2%10 votes - 2% of all votes
- 時代の流れなので仕方ない。* 1%, 8 votes8 votes 1%8 votes - 1% of all votes
- 最近は既に十分軽い車体が多いのでディスクブレーキ分の重さが増えたところで気にならない* 1%, 4 votes4 votes 1%4 votes - 1% of all votes
読者様からディスクブレーキについてのアンケートを依頼されたので、過去にも2回やっている実態調査の一環として、私が2件アンケートを追加しています。
- リムブレーキ(キャリパーブレーキ) 87%, 522 votes522 votes 87%522 votes - 87% of all votes
- ディスクブレーキ 12%, 75 votes75 votes 12%75 votes - 12% of all votes
- ノーブレーキ(←死ね) 1%, 4 votes4 votes 1%4 votes - 1% of all votes
- 業界の動向をもう少し見て決める(今は決めきれない) 27%, 166 votes166 votes 27%166 votes - 27% of all votes
- たぶんディスクブレーキ車を買う 26%, 160 votes160 votes 26%160 votes - 26% of all votes
- たぶんリムブレーキ車を買う 25%, 158 votes158 votes 25%158 votes - 25% of all votes
- 絶対にディスクブレーキ車を買う 14%, 87 votes87 votes 14%87 votes - 14% of all votes
- 絶対にリムブレーキ車を買う 9%, 54 votes54 votes 9%54 votes - 9% of all votes
重量増加を許容できるかについてのアンケートですが、これは読者様からの依頼です。
私の意見というわけではありませんし、そもそもですがそんなにディスクブレーキを否定したい内容のアンケートでしょうか?
ロードバイク界では、長年重量問題というのは一つのテーマでした。
重量を気にする人も多いですし、メーカー側も【前作に比べて〇×グラム軽くなった!】などと宣伝していることからもわかるように、ユーザーが重量に対してシビアに見ていることを意識した宣伝を取っています。
なのでこのアンケート自体がディスクブレーキを否定するニュアンスで行われているわけではないですし、当初私が用意した選択肢の中にも【重量増加してもディスクブレーキにはメリットがあるので、受け入れられる】という選択肢も用意しています。
私が最初に設定した選択肢に、このような選択肢がもしなかったとしたら私の印象操作と言えるかもしれませんが、そういう意図はどこにもないですし、あくまでもニュートラルな立ち位置でアンケートしています。
昨日の記事についてですが、
http://roadbike-navi.xyz/archives/7717
こちらでも書いているように、単純な興味として【昨今の道路事情から鑑みるに】ということを知りたかっただけです。
誤解されたくないので、最初に【※否定的な意味で聞いているのではなく、ニュートラルな気持ちで、単純な興味としてです。】と断りを入れています。
最近の道路事情では制動力の強化が必要というニュアンスの選択肢を追加された方がいたので、昔と今の道路事情でどのような違いから制動力の強化が必要と考えているのか、純粋に聞いてみたいというだけの話なんですが、意図が伝わらない、全く違う意味で捉えることには非常に残念に思います。
4件のアンケート中、最後の二つは私が追加したものですが、これは単なる実態調査です。
というのも、長年リムブレーキだったものに対し、ディスクブレーキが台頭してきていることで、今後の機材選びで不安を持っている方は少なからずいます。
【リムブレーキ車でボーラ買いたいと思っているけど、今後ディスクブレーキのフレームだけになっていくと困る】
【スペシャライズドはリムブレーキ車がほぼなくなったけど、今後業界はどうなってしまうのか?】
このような不安は良く聞きます。
要は互換性がないため、今高額なホイール買った場合に将来使えなくなるのかなぁとか、ディスク車しか販売しなくなった場合に、またすべて買いなおしでカネがかかるかなぁなど、混沌とした業界の行方を見守っている方は結構いる印象です。
既に北米市場では新車販売の7割がディスク車というデータもありますが、当サイトの調査なんて業界全体から見たら微々たるものにしかなりませんけれど、どう考えているのかを知ることも大切だと思っています。
私自身は欲しいとは思ってませんが
私自身は、ディスクブレーキ車を欲しいとは思っていません。
まあこんなこと書くと、【やっぱりディスクブレーキに否定的じゃねえか!】と言われそうですが・・・
私がディスク車を欲しいとは思わない理由ですが、
・リムブレーキで、制動力が足りなくて怖いと思ったことがない
・それならば軽いほうが好き
・輪行するときにディスク車は不安が残る
・良さそうなディスクブレーキ用ホイールがない
以上の理由です。
ずっと105のキャリパーブレーキを使っていますが、個人的には105でも効きすぎると思っているくらいで、これ以上の制動力強化を必要としていません。
また105のキャリパーで引きが重いとも思いませんし。
輪行するときには、ディスク車はかなり気を使うと思います。
きちんとやれば大丈夫なんでしょうけど、面倒です。
また、ディスク用ホイールは重いものが多いです。
重量が軽ければ走りも軽いと言うほど単純な世界ではありませんが、興味をそそられるディスク用ホイールが全くないです。
当初ディスク用ホイールでは、リムにブレーキゾーンが要らないので大幅に軽量化できるというフレコミもあったと思うのですが、これも残念ながら逆だそうです。
ディスクブレーキは制動力がハブ側で生じ、それをスポークを介してタイヤまで伝えます。
その段階でスポークには強力な引っ張る力がかかるため、リムを軽量化すると強度的に持たないそうです。
ただし、今後業界がディスクブレーキ一本になった場合には、1ユーザーである私がウダウダ言ったところで何も変わらないので、その流れに従うしかありません。
今後ディスクブレーキ一本に集約されていうのか、リムブレーキ車と共存していくのかは私にはわかりません。
最近の傾向から考えても、もう数年くらい様子見ないと方向性はわからなそうな気がしています。
デュラエースなどのディスクコンポでも若干の不良が見られていると言う話も出ているので、それも含めてまだ何ともいえない状況です。
ディスクブレーキ自体は、メリットがある人にはあるし、メリットがない人にはないと持っています。
メリットがない人と言うのは、要は制動力で困っていない人ですね。
メリットがある人と言うのは、初心者さんや非力な女性・子供なのかなぁと思っています。
で、もう一つ書かせていただきますが、前にも同じような趣旨の意見をいただいたことがあるのですが、【中立な意見を】というご要望です。
いつも思うんですが、中立な意見って何ですか?
私が書く以上、私の主観にしかなりません。
前にも【客観的な意見を書け】と迫られて困ったことがありますが、私が一人で書くのに、どうやったら客観的になるのでしょうか?
このブレーキ論で中立な意見というと、リムブレーキ・ディスクブレーキどっちでもいいよ!というのが中立な意見でしょうか。
どっちでもいいというのもある意味では偏った意見とも取れますが・・・
前回の記事については、あくまでも昔と今の道路事情で何が違うからディスク化が望ましいとお考えなのか、それを知りたいという話だけです。
それ以上でもそれ以下でもありません。
あとせっかくのご批判をされる際は、できれば関係する記事をよく読んでからお願いいたします。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
私が思うディスクブレーキのメリットは以下のものだけです。
リム面までフルカーボンのホイールを使う前提(軽量化が主目的つーことで)で、
ヒルクライム後や標高の高い峠の長い下りで、必要に応じて気を使わずブレーキを当てられるということぐらいかなって思います。
フルカーボンホイールでキャリパーブレーキだと相当気を使います。
元々効きの悪いブレーキシューを効きの良い高価なものにすると面白いようにブレーキシュー摩耗するし、当然カーボンリム面も容赦なく攻撃します。
ブレーキ時の摩擦熱でリム面は高温になり、それが原因でリム面が破損したり変形する可能性も有る。またクリンチャータイヤで摩擦熱によるリムの高温化により熱に弱いチューブ(軽量ラテックスチューブ等)が破裂することも有ります。
長い下り坂で、思うようにブレーキングでスピードコントロールが出来ないという点では安全面で大きな不安が残りますし、ストレスが貯まります。
ディスク用フルカーボンホイールの使用がトータルで車体の軽量化になっているか問題はまた別ですが…
整備性が悪いから油圧ディスクにはしたくない。
ワイヤーディスクで満足できる性能の物がでたら使うかも。(大昔の原付でワイヤーディスク採用のがあったので出来ないことはないと思う)
あと最近はワイヤー内装フレーム増えてるけど出来れば使いたくない。
あと、最近皆、物に惑わされすぎ
コメントありがとうございます。
整備性はそこまで悪くないらしいですが、ワイヤー外装が一番楽ちんなのは間違いないですね。