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リアライトの【ブレーキ連動機能】って本当に必要なのか?

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先日紹介したRAYOのリアライトですが、

 

RAYOのリアライト。ブレーキランプとしても使え、盗難防止センサー付き。
ちょっと前から話題になっていたのですが、クラウドファンディングで出来たRAYOのリアライトが話題になっています。リアライトとしての機能だけでなく、ブレーキランプとしての機能、盗難防止機能を兼ね備えたものということですが、どんなものか見ていき...

 

このリアライト、モーションセンサーによるブレーキランプとしての機能も付いています。
私が使っているリアライトにもこの機能は付いていて、加速度が変化する(減速する)とブレーキランプとして点灯具合が変わるのですが、これって本当に必要な機能なのでしょうか?



モーションセンサーは期待できない

自動車のブレーキランプの場合、ブレーキを踏めば点灯します。
決して加速度を検知して点灯するわけではありません。

 

モーションセンサーでブレーキと連動するリアライトの場合、正直なところで言うと、無くてもほぼ変わらないレベルだと思っています。
あくまでも減速を感知して連動するわけですが、自動車のように踏めば即座に反応するわけではないので、タイムラグが生じるからです。
しかも、そこそこの減速Gがかからない限りは反応しないものも多い気がします。

私が使っているリアライトでもブレーキ連動機能がついていますが、この機能については全く期待していません。

そもそもブレーキランプはロードバイクに必要なのか?

自動車の場合、ブレーキランプがないと衝突する危険性があるので、必須のアイテムと言えます。
一方のロードバイクですが、私自身としてはブレーキランプとしての機能は無くても困ることは無いと思っています(少なくとも日中については)。

 

ロードバイクの場合、後方から突っ込まれるとしたら同じロードバイク、もしくは車だと思います。
オートバイもあるかもしれません。

 

まず、ロードバイクは車道の左端を走っていますので、車に後ろから突っ込まれる可能性は極めて低いです。
一般的に車が後ろから接近している状況では、車のドライバーも自転車を巻き込みたくないという心理が働いていますので、衝突するような位置取りを取らず、やや右側にズレながら追い越しします。
狭い道であっても、ロードバイクのすぐ後ろ、至近距離でベタ付きするような車はほとんどいませんし、ロードバイクが減速すれば後ろの自動車は同じように減速するか、右にズレて追い越ししていきますよね。

 

たまにおかしな運転している車もいて、やたらと近い距離で追い越ししようとしたりする奴もいますが、そういう奴に対してロードバイクのブレーキランプがあったとしても、たぶん意味がないんだと思っています。
どうせ嫌がらせ目的も込みで至近距離で追い越ししようとしているわけで。

ロードバイク同士だとブレーキランプがあれば安全性が高まるのかという部分についてですが、集団走行している人たちにとっては多少意味があるかもしれません。
しかしそもそも論で言うと、車間距離詰めて走っているほうが違反なので、ちゃんと車間距離取っていればロードバイク同士でも衝突する危険性はほとんどありません。

 

たまに知らない人が後ろでベタ付きしてきますが、ぶっちゃけ迷惑なんですよね。
集団走行の人の急ブレーキ時には、声出したほうが早いです。
あと、集団走行で急ブレーキ掛けると、ブレーキランプがあっても間に合わないでクラッシュするでしょう。

 

ブレーキランプがあることにデメリットは無いように思いますが、ブレーキランプがあることでメリットがあるかというとさほどないような気がしています。
デメリットは無く、メリットは僅かながらあることは間違いないので、あったほうがいいという意見はわかりますが。

 

夜間走行する人にとっては、多少離れている前方のロードバイクが減速しようとしているという情報も嬉しかったりするので、夜間ライドではあったほうがいいかもしれません。

ブレーキワイヤー連動型のほうがオススメ

ブレーキランプとしての機能を重視したいなら、ブレーキワイヤーに連動するタイプのほうがオススメです。
こちらはブレーキレバーを握ってワイヤーが動けば連動して点灯しますので、モーションセンサータイプよりははるかに信頼性は高いです。

 

一応、こういうものがあります。

ただしレビューを読むと、105以上のキャリパーブレーキではうまくいかないとも書いてあったりするので、注意が必要です。
こういうものもありますね。

キャットアイでもモーションセンサーのブレーキランプがありますが、

大手でもやはりモーションセンサーですね。
モーションセンサーのほうが作りがシンプルでしょうし、ワイヤー連動型だとキャリパーの形状にも左右される可能性があるので、メーカーとしてはモーションセンサーにしたいのでしょう。
個人的には、モーションセンサーのタイプはさほど信用できるレベルには無いと思っていますが、無いよりはマシ程度だと思ったほうがいいかもしれません。

 

私が使っているリアライトは、モーションセンサーのブレーキランプ機能もあれば、ウインカー機能も付いているし、ビームライトまで飛ばせるので夜間の視認性はかなり高いのですが、

 

【インプレ】ウインカー付リアライト、MEILANのX5Bを買ってみた。まだ手信号で頑張っているの?
前々から、使っているリアライトを何とかしなきゃと思っていました。使っていたリアライトは6年以上使っていたはずですが、取り付け部の問題で明後日の方向を向いている状態になっていまして。サドルバックとの兼ね合いで、こんなヘンテコな状態でした。そろ...

 

このリアライト、夜間走行する人にはかなり視認性がいいと思います。
特に、左右に飛ばせるビーム機能があるので、幅寄せもされにくいのではないかと思っています。

 

夜間走行しないので、あまり役には立っていませんが・・・




コメント

  1. ゆき より:

    車を運転してる立場からですが、自転車にもブレーキランプが付いてると手信号を出さずに曲がる人に警戒しやすくなるので嬉しいです。
    右左折時に手信号出してくれる人って激レアですし。停車はもっと激レアですから。

    自転車乗りの方も、ウィンカー出さずに左折する車対策にブレーキランプも見てると思います。
    車でも同じ事が出来ると思っていただけると。

    • roadbikenavi roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      ブレーキライトはあるにはあるのですが、モーションセンサーなので思い描いたタイミングで反応するとは限らないのであまり意味がありません。

      そもそも、自転車が合図を出すこと自体無理がある面もありますが。

      https://roadbike-navi.xyz/archives/38229/

      ややこしくことに、合図出すとパトカーから「自転車の方、片手運転はやめてください」などと注意されます。

  2. ゆき より:

    回答ありがとうございます。

    誤作動率?もしくは作動開始の遅さがネックですか。
    確かに加速度か加加速度を見てるとしたら停車中は通常モードだろうし、ゆっくり停車等では非作動タイミングは多そうです。
    流石に下り坂で点きっぱなしになるほどおバカではないかな?

    モーションセンサーが働くぐらいのヤバい何かが起きた。
    こちらはまだ見えないけど、左から何かが飛び出してくるのでブレーキしてる位には役立つかもですね。

    手信号の記事読まさせて頂きました。
    言われてみれば確かに灯具や足の利用が前提で手信号で厳密に条文全てを満たすのは無理そうですね。
    二輪は突然コケる前提で車間を車より多めに取ってますが、合図不履行よりも、片手運転でコケられる方が私としては怖いです。
    もしかして、JISで右が前ブレーキなのは手信号中のジャックナイフ防止と、頭を車道側に倒さないため?(気の所為)

    以下余談。
    (幸い事故にはなりませんでしたが、左前方の歩道(自転車可)を走行中の自転車チェーンが外れたか切れたのか、
    バキンと凄い音がした直後に突然バランス崩して目の前の車道に飛び出してきた事件が結構トラウマになってます。
    運転手さんは幸い無傷か軽症だったのか、すぐ立ち上がって自転車を持ち上げて歩道に戻られたのですが、
    未だに歩道の自転車でもガードレールなしだと追い越すときは緊張しますし、コケられても頭を踏まずに済むか考えちゃいますし、
    歩行者とのすれ違いや、何故か生じる歩道での自転車同士のすれ違いタイミングも緊張しちゃいます。
    あのバキンって音と飛び出しは未だに耳と目にこびりついてる。1秒違ったら事故ってた。)

    • roadbikenavi roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      モーションセンサーはワケわからないタイミングで作動したりする上、そもそも乗り手本人が検証できないこともありますし、モーションセンサーをオンにするとバッテリー消費が著しいという問題があります。

      >バキンと凄い音がした直後に突然バランス崩して目の前の車道に飛び出してきた事件が結構トラウマになってます。

      これについては正直なところ防ぎようがありませんが、ノールックで車道に飛び出す自転車をなんとかしたいのですよね…
      しまいにはこんな判例すらありますが、

      https://roadbike-navi.xyz/archives/27999/

      こんなのを喰らっても50:50ですから…

      • ゆき より:

        チェーン落ちではなく、わき見と草が原因?だそうですが、
        自分のトラウマと状況がそっくりなドラレコ動画が。
        側方間隔って大切ですね。たとえ歩道を走ってる自転車相手だろうと。
        https://news.ntv.co.jp/category/society/rb7c04d4310cc6401ba7d7e3ac586f11f5

        ヘルメットしてないけど、頭を打たなかったので偶然軽症で済んだそうです。
        頭打ってたら死んでたかも。ヘルメット大事。
        https://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/user-test/bicycle/falling

        • roadbikenavi roadbikenavi より:

          コメントありがとうございます。

          これ、見ました。
          ここまでアクロバティックに転倒できるのはある意味凄いけど、ここまで跳ねるように転倒するとなると側方間隔では対応できる範囲を越えているような…

          • ゆき より:

            返信ありがとうございます。

            コレはだいぶ派手ですが、自転車が歩道を走っていても車道に吹っ飛んでくるケーススタディになるかなと。
            吹っ飛んでくる事故になったとしても、車間(前コメントに書き忘れてました)と側方間隔が有れば、致命傷になるか、手足の一部で済むか、自転車だけで済むかの境界線にはなるかなと。

            ドラレコの運転手さん、すぐに走行車線に移ったり、メーター読みで制限の60km/h前後で走行してそうと、日常的にちゃんと安全運転してる人っぽいのも味方したように思います。
            自転車の人はラッキーでした。
            下り坂だからとそのまま速度上げるような人とか、トラックだったら進路変更間に合わずに、頭か胴体踏まれて即死コースですよね、コレ。

          • roadbikenavi roadbikenavi より:

            コメントありがとうございます。

            確かにケーススタディになりますね。
            ただし原因行為は自転車の脇見運転なので、双方ともに注意が必要な事案と考えます。

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