ホイールメーカーのマヴィックから、今年、手組用カーボンリムが売り出されるそうです。
マヴィックというとアメアスポーツの傘下ですが、数年前にカーボンリム大手のENVEを買収したことで、マヴィックとENVEは同じ傘下にいます。
元々、マヴィックのカーボンリムはコリマが作っていたとか言われていますが、同じ傘下にENVEが入って以降、マヴィックのカーボンリムはENVEが作っているという話もありますよね。
そして今年、マヴィックブランドで手組ホイール用のカーボンリムが発売になるそうです。
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マヴィックのカーボンリム
売り出されるのは、以下の4つのようです。
左から
CXP Pro Carbon UST Disc
CXP Pro Carbon UST
Open Pro Carbon UST Disc
Open Pro UST Disc KIT
Open Pro UST KIT pic.twitter.com/IJdo0oVbQ3— ひろぽん (@HiroponD1) March 17, 2019
・CXP Pro Carbon UST ディスク
・CXP Pro Carbon UST
・Open Pro Carbon UST ディスク
・Open Pro Carbon UST
4つといっても、ディスクブレーキ用とリムブレーキ用なので、実質は二種類ですね。
オープンプロとかCXPとか、アルミリムでも存在している名称を継承している模様。
そしてすべてUST,つまりはチューブレス対応リムですね。
スペックをまとめてみました。
CXP プロカーボンディスク | CXP プロカーボン | オープンプロカーボンディスク | オープンプロカーボン | |
リム重量 | 450g | 425g | 405g | 425g |
リム内幅 | 19mm | 19mm | 21mm | 19mm |
リム外幅 | 28mm | 25mm | 27mm | 25mm |
リムハイト | 45mm | 25mm | 32mm | 25mm |
ホール数 | 20/24/28/32 | 20/24/28/32 | 20/24/28/32 | 20/24/28/32 |
リムハイトがディスクモデルとリムブレーキモデルでは違うようですが、これであっているのかはやや疑問です。
注目のお値段ですが、499.99ドルだそうです。
日本円にすると55000円程度でしょうか?
リムテープ、チューブレスバルブ、ニップルワッシャーが付属するものの、ブレーキシューは別売りのようです。
なおブレーキシューはマヴィック指定のものが推奨。
リムブレーキ用のリムは、マヴィックが誇るレーザーでエッジングされたブレーキ面になっているようです。
リムは4月頃には出荷開始のようです。
ハブも販売予定らしいですが、詳細は未定とのこと。
ハブはJベンドスポーク用で、インスタントドライブ360搭載になるようです。
手組ホイール派には朗報?
ENVEのリムというと、カーボンリムとしては手組みでも有名ですよね。
高いですが。
今回はマヴィックブランドでの販売のようですので、そこそこ需要があるのではないでしょうか?
私自身、なぜか手組ホイール否定派だと思われているようですが、きちんと組む技術がある人が組む分には、手組みホイールというのもなかなかいいものですよ。
私も過去に、KINLINのアルミリムの手組みを使ってましたし。
手組みホイールの利点ですが、乗り手に合わせたスペックで作れるという点です。
体重が軽い人の場合、市販されている完組ホイールだと強度も剛性も過剰になっていることもあります。
そういう人は手組みホイールでスポーク数少な目のものを組むのもいいでしょう。
逆に体重が重い人の場合、市販されている完組ホイールよりもスポーク数を多くした手組ホイールを作ることもできるわけです。
組み合わせるハブやスポークによっても、ホイールの性能は変わりますし。
日本でどれだけ需要があるのかはわかりませんが、ちょっと面白そうですね。
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2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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