ロードバイクは定期的にメンテナンスすることで、最高の性能を引き出せます。
逆に言えば、どんなに高いバイクであっても、ノーメンテなら性能は最悪です。
ロードバイクに乗る上で、必ずチェックしたいメンテ箇所を書いていきます。
超基本!空気入れ
空気圧チェックをせずにロードバイクに乗る人はいないと思いますが、メンテナンスの中で最も基本であり、なおかつ必須なのは空気入れ&空気圧チェックです。
これをするには、当たり前ですが空気入れが必要です。
もちろんですが、フレンチバルブ対応でなおかつ空気圧計付きのものです。
こんなやつですね。
ロードバイクに乗る人なら、パンク対策用に携帯用ポンプを持つと思います。
こういうもの。
これを自宅でも使うことで、フロアポンプを買わないという強者が時々いますが、死ぬほど疲れるので絶対にやめましょう。
ミニポンプでも、ケージ付きで空気圧が測れるものもありますが、あの空気圧計はかなりの誤差が出ます。
私の感覚では、0.5~1BAR程度はズレてますので、おすすめしません。
ヘッドの緩みをチェック
意外と忘れがちで甘く見られがちな部分なのですが、ヘッドの緩みでハンドルがガタガタになっていることがあります。
これにより、ブレーキをかけた時の安定性がなくなったり、ヘッドパーツのベアリングの破損などが起こりますので、これは一か月に一度くらいは必ずチェックしましょう。
チェック方法ですが、
1、バイクの横に立ち、フロントブレーキをかける
2、ブレーキレバーを強く握ったまま、バイクを前後に揺する
3、バイクを揺すったときに、ハンドルがグラグラする感覚があればヘッドが緩んでいます。
動画では絨毯の上で行っていますが、硬い床の上でやってください。
そうしないとわかりづらいです。
この結果、もしヘッドの緩みがある場合、ヘッドの増し締めをします。
ここ(アンカーボルト)を締めつければヘッドの増し締めになるのですが、いきなりアンカーボルトから締めてはいけません。
このすぐ下に、ステムがフォークのコラムの部分で締めつけられているため、いきなりアンカーボルトを締めつけても、下でステムが締めつけられているため、アンカーボルトが締まらないからです。
なのでまず、ステムを緩めます。
このバイクでは左右の2か所で締まっているので、左右ともに緩めます。
次に、アンカーボルトを締めます。
締めつけすぎると、ハンドルが切れなくなったりハンドリングが重くなるので、ほんのわずかです。
最後に、ステムを締めます。
左を少し締めたら右を少し締める、という作業を繰り返しながら、徐々に締めます。
どちらかだけ一気に締めて、もう一方を締めるようなやり方はNGです。
そしてもう一度、フロントブレーキを握ってヘッドの緩みがないか確認します。
ヘッドは、乗っているうちに振動で緩みます。
なので定期的に増し締めが必要です。
全体的な緩みのチェック
簡易的な方法ですが、ハンドルを持ち上げて床に落とし、異音がないかを確認します。
これでガチャガチャいうなら、何かが緩んでいます。
クイックの締め付けなどを再確認します。
次にハンドルの緩み。
ハンドルに体重をかけて、動かないかの確認。
サドルの緩みの確認。
サドルに圧をかけて、サドルが動かないかの確認。
どちらも動くようなら、増し締めです。
増し締めに使うアーレンキーは、長いものの方がいいです。
携帯工具では十分なトルクがかかりません。
フレームを拭いたり、チェーンの洗浄と注油なども大切なメンテナンスですが、それと同時に増し締めもしっかりやってください。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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