ビアンキのグラベルロードというと、なぜかアルミフレームとクロモリフレームしかなかったのですが。
ここにきて、カーボングラベルバイクのAECADEX(アルカデックス)を登場させました。
Contents
2021 BIANCHI ARCADEX
アルカデックスと名付けられたグラベルバイクは、フレーム重量1100g、フォーク重量480g。
今までビアンキのグラベルロードというと、IMPULSO ALLROAD(アルミ)、VIA NINORE ALLROAD(アルミ)、ORSO(クロモリ)しかなかったのですが、ここにきてやっとカーボンフレームで登場です。
オフセットシートステイを採用するなど、剛性と振動吸収性のバランスにも気を使った一台と言えそうです。
カラーは二種類。
上のチェレステ系のほか、ゴールド系の二種類。
アルカデックスですが、完成車販売のみです。
GRX810完成車 | GRX600完成車 | |
クランク | FC-RX810-1 40T | FC-RX600 40T |
STI | ST-RX810 | ST-RX600 |
スプロケ | SLX CS-M7000 11-42T | |
RD | RD-RX812 | |
ブレーキ | BR-RX810(油圧ディスク) | BR-RX400(油圧ディスク) |
ホイール | ALEXRIMS+シマノハブ手組 | |
タイヤ | WTB RIDDLER COMP 700X37C | |
値段(税別) | 52万 | 42万 |
完成車は、フロントシングルのシマノGRX完成車のみとなります。
ここは結構攻めてきたというか、完成車はフロントシングルのみ。
なのでスプロケはワイドに11-42Tになっています。
GRX800系は、ロードだとアルテグラ相当。
600系は105相当とみていいのですが、アルテ(相当)完成車で52万なので、ビアンキのホンキっぷりが発揮されているというか。
オルトレXR3アルテグラディスクが、46.8万(税別)なので、それよりも上位というイメージなのかと。
タイヤクリアランスは、700cで42c相当まで。
650Cで47相当までとなっていますが、650cではなくて650bなんじゃないかという気もするのは気のせい??
泥除けやキャリア装着のためのダボ穴は当然装備してます。
このあたりは、グラベルバイクではもはや常識的にあってしかるべきもの。
ロゴが・・・
これはウィリエールのグラベルバイクとかもそうなんですが。
グラベルバイクだと、なぜかロードバイクとはロゴが異なるメーカーも・・・ある。
ロードバイクではダウンチューブに大きなロゴですが、今回登場したアルカデックスは、だいぶ控えめなロゴですね。
こっちのカラーだと、遠くから見てビアンキだと思われないというか。
ヨーロッパの傾向は、こういうデザインのほうがウケているのでしょうか?
いや、LOOKのグラベルバイクとかは大きくLOOKだし。
フルカーボンのグラベルロードを出してきたビアンキですが、値段がちょっとお高め。
105相当のGRX600系でも42万(税別)ですし。
この価格帯で出してきたということは、ビアンキなりのホンキ度の高さの表れなのかもしれません。
ちなみにジオメトリを見る限り、走り自体はレーシーな方向性が結構出ているかもしれません。
もちろん、グラベルロードの中ではという括りの中でですが。
同じくグラベルバイクのIMPULSO ALLROADでは、リアセンター長が437~440mmと結構長め。
VIA NIRONE ALLROADも同様です。
アルカデックスは、リアセンター長425mmmとなっているので、グラベルバイクとしては短めにしているのも特徴で、走りの軽快さと反応性も求めているのかなと。
メリダSILEXで430mm、LOOK765グラベルRSはなぜかさらに短い420mmとなっていますが。
グラベルロードという括りの中でも、このあたりで乗り味の違いは結構出そうな予感。
バリバリ走りたいなら短めで反応性が高いほうが楽しそうですし、ツーリング的に使うなら、むしろリアセンター長を長めに取っているIMPULSOなどのほうが荷物を積載したときの安定性は良さそうな。
コメント