マヴィックは2021年モデルから、カーボンリム=コスミック、アルミリム=キシリウムと名称変更しました。
かつては、ローハイトリム=キシリウム、ディープ系=コスミックだったわけですが、名前の変更によりキシリウムがコスミックになるという珍事を遂げたのが、COSMIC SL32 DISCです。
これはなかなかの珍事でして、昨年まで佐藤さんだったのが今年から田中さんになるのと同じくらいの衝撃度と思えばいいでしょう。
ただし、名前を変えただけではなく、グレードアップして登場してます。
つまり、佐藤さんが田中さんになっただけでなく、ネオ田中さんとしてグレードアップしたのがコスミックSL32 DISCです。
MAVIC COSMIC SL32 DISC
まあ、名前の変更により、末尾の数字を見ればリムハイトがわかるようになったので、これは歓迎すべきポイント。
昨年まであったキシリウムプロカーボンDISCは、リムハイトは32mmでした。
コスミックSL32となっているので、当然リムハイトは32mm。
単に名前が変わっただけではないです。
重量が一気に軽くなっているのもポイント。
2020キシリウムプロカーボンDISC | 2021コスミックSL32 DISC | |
フロント重量 | 750g | 692g |
リア重量 | 870g | 807g |
ペア重量 | 1620g | 1499g |
値段(税別) | 24万 | 16万 |
メーカーサイトによると、先代よりもリムを80g軽量化したとあります。
80g違うともう別物のホイール。
正直言いますと、キシリウムプロカーボンDISCって微妙な存在だと思って見てました。
キシリウム=ローハイトなわけで、そうなると求められるのは軽量性。
しかもカーボンリムなんだから、軽くあって欲しいのは誰しもが思うこと。
けど、キシリウムプロカーボンDISCの重量は、1620g。
ディスクブレーキ用だから重くなるとしても、キシリウムで、カーボンリムで1600g台はさすがにユーザーに訴えかける要素が微妙だなと・・・
コスミックSL32は、1499gとギリギリ1400g台に収めてきました。
まあ、個体によっては1500g台にはなるでしょうけどw
ちなみに、スポークパターンはキシリウムプロカーボンDISCと同じく、前後とも2クロス。
2021モデルからはタイヤが付属しなくなったとはいえ、ここまで安くなった上に、さらに軽量化までされているのがポイントです。
コスミックSL32DISCはリムテープが必要です。
MAVIC COSMIC SLR32 DISC
昨年までのキシリウムプロカーボンだと、SLがリアはイソパルス組、無印は2クロスとなってました。
2021年モデルのコスミックSLR32 DISCは、昨年までのキシリウムプロカーボンSL DISCの流れになるわけですが、リアは2クロス組に変更されています。
2020キシリウムプロカーボンSL DISC | 2021コスミックSLR32 DISC | |
フロント重量 | 685g | 640g |
リア重量 | 810g | 770g |
ペア重量 | 1495g | 1410g |
リアスポークパターン | イソパルス組 | 2クロス |
値段(税別) | 32万 | 25万 |
昨年まではキシリウムプロカーボンSLと無印では、スポークパターンの違いがありましたが、2021コスミックについては、SLRはリムテープ不要のFOREテクノロジー採用リム、SLはリムテープが必要な従来形式のリムとなります。
コスミックSLR32DISCについても、かなり安くなった&軽量化されたわけなので、2020年モデルのキシリウムプロカーボンを買った人はなんとも悔しい気持ちかもしれません。
それにしても、ローハイトのカーボンホイールって今は需要がない・・・のでしょうかね??
カンパニョーロもハイペロンが廃盤になって久しいですが。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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