ロードバイクを買ったあと、心配になるのは盗難です。
ロードバイクは高額な自転車ですので、どうしても盗難されてしまった場合には、金銭的にも心理的にも、大きなダメージを喰らいます。
ロードバイクでも、盗難保険はあります。
その中でも保険料が安いといえば、ZuttoRideの自転車盗難車両保険でしょうか。
ZuttoRideの自転車盗難車両保険
ZuttoRideの保険ですが、3つの特徴があります。
1、盗難全損特約
⇒万が一ロードバイクが盗難されてしまった場合に、備える補償。
2、事故全損特約
⇒事故でロードバイクが全損した場合の補償
3、事故分損特約
⇒事故で部分的な損傷を負った場合の補償
この3つを組み合わせているのがZuttoRideの自転車盗難車両保険になります。
この保険では、以下のように定義されています。
盗難 | 全損 | 分損 |
盗難に遭って発見できない場合、または、発見時の損害が酷く修理ができない全損の場合 | 修理ができない場合、または、修理費用が協定保険価額の80%以上となる場合 | 修理可能な状態で、修理費用の協定保険価額に対する割合が80%未満の場合 |
この3つの要素を組み合わせることで、月々の保険料も変わるようです。
プラン1 | 盗難+全損+分損ワイド | 盗難の場合、または、全損の場合や修理費用が協定保険価額の20%を超えて80%未満(分損20%タイプ)の場合に保険金をお支払いします。 |
プラン2 | 盗難+全損+分損ミドル | 盗難の場合、または、全損の場合や修理費用が協定保険価額の40%を超えて80%未満(分損40%タイプ)の場合に保険金をお支払いします。 |
プラン3 | 盗難+全損+分損スリム | 盗難の場合、または、全損の場合や修理費用が協定保険価額の60%を超えて80%未満(分損60%タイプ)の場合に保険金をお支払いします。 |
プラン4 | 盗難+全損 | 盗難の場合、または、全損の場合に保険金をお支払いします。 |
プラン5 | 盗難 | 盗難の場合に保険金をお支払いします。 |
盗難保険がメインで、そこに全損特約、分損特約を付けるかどうかで変わるようです。
分損については、どこまで補償されるかをワイド、ミドル、スリムの3パターンで分けています。
なお、そもそも防犯登録されていないと、加入できないようです。
ロードバイクの場合、防犯登録しない人もそこそこいる気がしますが、防犯登録はしておいたほうがいいですよ。
自損事故も対象になっているようなので、単独落車でも補償の範囲内です。
重要事項説明書を見る限りでは、レース中の事故による破損は対象外です。
20万で保険に入った場合のシミュレーションです。
協定保険金額 | 修理費用 | 盗難+全損+分損ワイド | 盗難+全損+分損ミドル | 盗難+全損+分損スリム | 盗難+全損 | 盗難 |
20万 | 修理不可 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
18万 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
15万 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
10万 | 〇 | 〇 | ||||
5万 | 〇 | |||||
3万 |
気になる保険料は?
月払いか年払いでも違うようですが、おおよその目安が書かれています。
購入金額20万円、1年契約の場合。(料金は2019年7月現在)
プラン | 保険料(月額) |
盗難+全損+分損ワイド | 878円 |
盗難+全損+分損ミドル | 790円 |
盗難+全損+分損スリム | 721円 |
盗難+全損 | 637円 |
盗難 | 502円 |
これを高いと見るか安いと見るかは人それぞれだとは思いますが。
ちなみにですが、購入から90日以内じゃないと加入できないようです。
盗難されないような工夫は必要
しばしば、ネット上では【絶対に切れない鍵】などと宣伝されていたりしますが、世の中の鍵で切断不可能なものはありません。
切断されにくい鍵はありますが、プロの窃盗団がホンキ汁を出せば、どんな鍵でも切れます。
一時期、自治体の違法駐輪の回収車を装った窃盗団も流行りましたよね。
作業服着て軽トラで駆けつけ、専用工具で瞬殺して運んでいく方々です。
最近は全く聞きませんが。
ロングライド中の盗難を防ぐには、一番は駐輪しないことです。
たまに駅やショッピングモールなどの駐輪場に停めている方もいますが、ああいうところは管理人さんがいてもあまり好ましくありません。
管理人さんって、盗難についてはチェックしているわけでもありませんし、無賃駐輪とか、整列してない駐輪くらいしか見てません。
コンビになどに停めるときも、わざと人目につく場所に停めます。
理由ですが、窃盗するときって、誰かに見られたいですか?
犯罪行為を誰かに見られたいと思う人はいないので、人目につかない場所のほうが窃盗されやすいわけです。
高くて頑丈な鍵ほど切断されにくいというのはありますが、持って行かれるときは持っていかれます。
ただし、高価な工具はプロしか持ってませんので、クソガキがいたずらで盗むことはだいぶ防げます。
どうしても盗難に備えたい、という人にはまあまあいい保険でしょうし、事故での破損を恐れているなら、こういう保険にも価値があるのかなと。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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