近年メキメキと勢力拡大中のピレリから、待望のチューブレスレディタイヤが登場。
その名も、P-ZERO RACE TLRと、軽量レーシングモデルのP-ZERO RACE TLR SLの2種類です。
P-ZERO RACE TLR のSLとノンSL
まずは軽量なレーシングタイヤ、【SL】のほうから。
サイズ | 重量 | ケーシング | 耐パンクベルト | コンパウンド |
24c | 230g | 120TPI | TechWALL | SMART EVO |
26c | 245g | |||
28c | 275g |
次にP-ZERO RACE TLR(ノンSL)。
SLと比べて、トレッドのパターンが異なります。
サイズ | 重量 | ケーシング | 耐パンクベルト | コンパウンド |
24c | 245g | 120TPI | TechWALL+ | SMART EVO |
26c | 270g | |||
28c | 295g | |||
30c | 320g |
SLとノンSLの違いですが、
・耐パンクベルトの違い
SLは単層のTechWALLで軽量化しているのに対し、ノンSLはTechWALL+複数層からなる耐パンクベルトで補強している
・トレッドパターンの違い
ロードバイクのタイヤの溝は、走りには余り関係しないという説が濃厚ですが、SLではトレッド中央部のライン状の溝があるだけ。
ノンSLはタイヤのサイドに近いあたりにも溝がある。
・重量の違い
コンパウンドは同じSMART EVOなので、単純に耐パンクベルトの差が重量差になっているっぽい。
まあまあ軽量なチューブレスレディタイヤ
ピレリというと、クリンチャータイヤのP-ZEROもなかなかの軽量で有名です。
クリンチャーの重量は以下の通り。
サイズ | 重量 | ケーシング | 耐パンクベルト | コンパウンド |
23c | 195g | 127TPI | ARAMID BELT | スマートネットシリカ |
25c | 210g | |||
28c | 230g |
チューブレスレディタイヤのP-ZEROについても、24cでSLなら230gとかなり軽量に仕上がっています。
チューブレスレディなので、シーラントは原則必須。
一応、フックリム、フックレスリムの両方に対応するとアナウンスされているようですが、フックレスリムについてはリムメーカーから正式な適合性のアナウンスがあるまでは控えたほうがいいかと。
ジャイアント傘下のCADEXなんて、いまだにCADEXタイヤ以外は適合しないとしているように思うのですが・・・
ピレリの場合、グラベル用ならチューブレスがありましたが、ロードバイク用だと初のチューブレスレディタイヤです。
クリンチャーでは圧倒的人気を誇る、コンチネンタルのGP5000TLだとこんな重量なので、
サイズ | 重量 | ケーシング |
25c | 295g | 180TPI |
28c | 315g | |
32c | 375g | |
650×28b | 280g |
やはり軽いほうがいいという人が多いかもしれません。
まあ、パナレーサーは既に販売中止になってしまいましたが・・・
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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