2020年モデルのFELTも発表されましたが、基本的には2019年を踏襲した流れになっています。
そんな中、ニューモデルとしてBREEDというグラベルロードが登場しています。
2020 FELT BREED30
BREED30はグラベルロードということで登場していますが、そもそもFELTにはBROAMというグラベルロードがあったんじゃね?という話なわけです。
BREEDもBROAMもアルミフレーム&カーボンフォークという構成になっているわけですが、この二つの大きな違いはジオメトリです。
BROAMはリアセンター(チェーンステイ長)が450mmあるのですが、BREEDではレーシング性能を高めるために420mmへと短縮。
ちなみになぜか、FELTの日本語ページだと、BREEDのリアセンターは450mmになってますが、海外サイトだと420mmです。
フェルトではBROAMをアドベンチャーロード、BREEDをグラベルロードとしています。
同じグラベル系でも、RROAMはややまったり乗りたい人向け、BREEDは反応性をよくしてレーシーな走りという感じでしょうか。
舗装路を走るロードバイクでも、エンデュランスモデルとレーシングモデルがありますが、そういった分類に近いかも。
こっちがBROAMですね。
さて、BREED30の特徴ですが、フレーム&フォークは反応性重視。
スペック的なところで言うと、シマノの新型グラベルコンポのGRXのフロントシングルを持ってきています。
シフターがGRX600(105グレード)、リアメカはGRX812(アルテグラグレード)、油圧ディスクブレーキはGRX400(ティアグラグレード)です。
フロントシングルなのでクランクはGRX600の40Tとなってます。
こう書くと、【リアメカだけグレードを上げている】とか書くサイトが増えるのですが、GRX600グレード(105グレード)はシフターとクランクしかないんですね。
GRX600にはディレーラーと油圧ディスクがないので、11速にしようとするとこういうスペックにしかなりません。
スプロケ、デカイなぁ・・・
タイヤ規格はロードプラスで650bになってます。
標準装備されているのは650b×47cタイヤです。
グラベルロードでも加速性重視の方へ
FELTのグラベルバイクですが、アルミフレーム&カーボンフォークという構成にすることで、買いやすい価格帯に収めているのが特徴です。
グラベルロードなのですが、BROAMはややまったり系の走り、BREEDは加速性重視という分類でいいでしょう。
扱いやすいアルミフレームなので、通勤通学でも活躍できそうですし、キャンプツイーリング的なバイクパッキングでも面白い一台と言えます。
グラベル競技としてみるならば、カーボンフレームのほうがいいのかなという印象ですが、競技目的の方の入門機としてもBREED30は面白そうですし、通勤通学用やツーリング目的としても活躍できそうな一台ですね。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント