先日書いたトルクレンチの記事に関係してですが、
コメントを頂きました。
なので、指定トルクまで締めると、明らかに締めすぎになるというご意見でした。
文中にもあるように、動かない範囲で弱く…というのがいいのかなぁ~と思った次第です。
いかがなものでしょうか?
というお話です。
規定トルクの表記
自転車パーツには規定トルクがありますが、シマノのパーツだと、マニュアル見ると書いてありますよね。
STIの取り付けは6~8N・mみたいな。
で、ハンドルとかステムなどの中には、トルク値が【〇~×】みたいな範囲ではなく、【4N・m】みたいな単一の数字で表現されている場合があります。
こういう場合、その数字はマックスのトルク値であってそれを超えないように、という意味であって、必ず4N・mにしろという話でもありません。
で、前の記事でも書いたように、要は力が掛かっても動かない範囲(ずれない範囲)であれば、それ以上強く締め付けることに意味があるわけではないので、トルクレンチを使わずに、手の感覚だけで、動かないか確認しながら締めるメカニックの人もいるわけです。
シートポストの固定でも、思いっきりサドルに体重掛けて動かないならそれで十分ともいえますし、ハンドルなども体重掛けて動かない範囲であれば問題ないわけで。
オーバートルクにならなければ、あとは動かなければ問題ないということですね。
一般人はトルクレンチは持っておいたほうがいい。しかし
プロショップの熟練の職人さんであれば、手の感覚でわかるのだと思いますが、ドシロウトにそれを求めるのは酷です。
で、要は規定トルク値を超えないようにするための道具として、トルクレンチは持っておいたほうがいいと思います。
これは前にも書きましたが、例えば5N・mと言う指定があったとして、手の感覚だと馬鹿力で思いっきり締める傾向がある人と、むしろ弱すぎじゃね?という感じになってしまう人がいます。
私自身はやや弱めになってしまう傾向があるのですが、それでもきちんと固定できていれば問題はありません。
ただし、定期的にチェックして増し締めする必要はありますね。
持っておいて損はないと思いますし、初心者さんほどトルクレンチで確認するということは必須です。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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