ロードバイクを初めて買う人のほとんどは、完成車、つまりはロードバイクとしてすぐに乗り出せる状態として買うと思います。
様々なロードバイクのブランドがありますが、中にはフレームセットでしか販売しないというブランドすらあるわけですが。
フレームセットのみのTIME
フランスの名門ブランドというとやはりTIMEを避けることは出来ません。
TIMEはフレームセットでしか販売しない孤高のブランドです。
TIMEの場合、フレームセット自体も高額なものばかりです。
昨年登場した、軽量クライミングフレームのALPE D’HUEZ01(アルプデュエズ01)はフレーム単体で55万からとなっています。
このあたりがタイムの価格帯なわけですが、アルプデュエズには弟分のALPE D’HUEZ 21 も用意されており、カーボンのグレードを下げるなどしてコストダウン。
フレームセット販売のみで、29万円からという値段になっており、タイムにしては【安価】と言える価格帯になっているわけです。
実はTIMEも、完成車販売に手を出したことがあります。
2013年モデルの【FIRST】という車種です。
105完成車で定価は298000円でしたので、タイムらしからぬ価格帯と言っていいでしょう。
ただ、これが販売されたのは、2013年モデルだけです。
それ以降はまたフレームセットのみとなっています。
<追記>
2014年にもFruidity Firstという完成車があったそうです。
それ以降はまたフレームセットのみです。
TIMEの場合、製造コストが割高になる要素は主に二つです。
一つは自社工場で製造するということ。
2020年モデルからはスロバキアに工場が移転しましたが、それ以前はフランスで作っていました。
もう一つの要素は、RTM工法(レジン・トランスファー・モールディング)という、タイム独自のカーボン製法を使うからですね。
RTM(Resin Transfer Molding)成形は、雌、雄一対の成形型内に強化基材や必要に応じてインサート材(ウレタンフォーム、ボルト等)を設置し、型を閉締した後、樹脂注入口より樹脂を注入して強化基材に含浸させて成形する方法です。
自社でカーボンを糸から作ることも含め、一般的なカーボンフレームの3倍以上の時間が掛かると言われている製法を使っているため、どうしても最終的な製品価格は上がってしまいます。
TIMEのフレームは耐久性(強度)が高く、かつ剛性と振動吸収性に優れると言われますが、相反する性能を追求していく上で、TIMEが求めるフレームを作るにはOEMでは無理という判断のようです。
自社製造にこだわるので、作りも丁寧だと評価が高く、所有欲も高いのがタイムのフレームでしょう。
30万弱の完成車が1年で消え去ったのも、それがタイム自身が求めるフレームではなかったということでしょうか。
メイドインジャパンにこだわるYONEX
近年ロードバイク業界に参入してきたYONEXですが、ヨネックスもフレームセットしか販売していません。
カーボネックスで45万、エアロフライトで70万ですので、なかなか強気な価格帯のフレームを作っているわけです。
ヨネックスのこだわりは、自社工場、つまりはメイドインジャパンでこそ品質の高いカーボンフレームが作れるというこだわり。
OEMだと、ヨネックスが求める品質にはならないようで、ヨネックスが求める品質を追求すると自社工場での製造以外はありえないらしく。
フレームセットしか販売しないこだわり
フレームセットしか販売しないブランドというのは、フレームの製法や品質にこだわりがあるブランドと言えます。
安い価格帯のフレームセットがないわけですが、50万とかのフレームセットを求める層は、パーツ類にもこだわりがある方が多く、完成車としてパッケージ販売するよりも、フレームセットで販売しあとは勝手に好きなように組んでくれ!ということなんでしょう。
まあ、フレームセットで50万のものにふさわしいパーツをつけて完成車にすると、なんだかんだ100万くらいになってしまい、完成車として販売するメリットもないのかもしれませんが・・・
LOOKもかつてはフレームセット販売のみでした。
私が知る限り、LOOKが完成車を出してきたのは、2015年頃の566だと思います。
566はその前年まではフレームセット販売のみでしたが、急に完成車も出してきました。
それ以降、765だったり、785Huez(非RS)も完成車販売を行っています。
LOOKが完成車販売を行うようになった経緯はわかりませんが、それにより今までLOOKに興味がなかった層にも買おうという気にさせてくれたのは間違いないでしょう。
私も含め。
フレームセット販売だと好きなパーツで組めるメリットはありますが、その分値段的には高くなるわけで、それならば最低限のパーツをつけて完成車にしてしまおうというのがLOOKの完成車だと思います。
そのため、ホイールとかは最下層のものしか付いてきません。
一般的に、例えばあるフレームの105完成車を作ろうとするとき、全く同じパーツを使ったとしても、フレームからバラ完するほうがはるかに高くつきます。
私が乗っているLOOK765は105完成車で28万という値段でしたが、当時はフレームセット販売もあり、フレームセットだと21万でした。
差額の7万で105で組んで完成車に仕立てることが出来るわけもないので、完成車というのはお得と言えます。
近年、完成車を買うと、
それって、実質的にフレーム代はタダ同然じゃね??
という完成車もあります。
RCR Team TLはカーボンフレームにアルテグラを載せて、ホイールはカーボンクリンチャーをつけて約28万というプライスですが、アルテグラフルセットで10万くらい、カーボンクリンチャーだってそこそこの値段と考えれば、フレーム代はいったいいくらなのよ?という感じになりますよね。
キャニオンは直販オンリーにすることで、中間業者(代理店と小売店)を省いてコストダウンをしていますが、これもある意味では合理的な販売方法とも言えます。
高級なフレームセットしか販売しないブランドと、完成車価格をビックリするほど抑えてくるブランド、ある意味では対極とも言える構図なわけです。
考え方の違い
高級なフレームセットしか販売しないブランドと、完成車価格をビックリするほど抑えてくるブランド、どっちが優れているとかそういう安易な議論はしたくありません。
ロードバイクはフレームだけでは走ることも出来ません。
ハンドルがあって、ホイールがあって・・・と全てのパーツが揃って初めて乗ることが出来ます。
そんな中、フレームが占める割合と言うのは、見た目的にも大きいですし、性能的にも大きいところです。
とはいえ、多少グレードが落ちるフレームであっても、いいホイールに交換してしまえば、走行性能が一気に上がるのも事実。
要はフレームとしての品質にこだわるのがフレームセットしか販売しないTIMEやYONEXであり、ロードバイク完成車としての性能と買いやすさを追求しているのがGUSTOとかキャニオンみたいなブランドなのかなと。
TIMEとかヨネックスも、独自製法を捨てて台湾あたりにOEMで製造させれば、恐らく一気に価格は下がるでしょう。
ただそれはメーカーが求める姿ではないし、ユーザーもTIMEやヨネックスにそんなことを求めていないわけで。
もうちょい安ければ嬉しい・・・というのがタイムやヨネックスでしょうけど、だからといって品質が落ちるのは勘弁というのもタイムやヨネックスかと。
クロモリのオーダーフレームを作るところも、LEVELなんかは塗装抜きで24万円~、という値段になっています。
クロモリフレーム自体を作る大手ブランドはほとんどありませんが、最高の作りでクロモリフレームを作ろうとすると、やっぱそういう値段になってくるわけですね。
ヨネックスに試乗したことがある人の多くは、
などと言いますが、乗り心地など最高といいます。
製法にこだわるからこそ成し遂げる性能なんでしょう。
タイムもそうですよね。
ただ、そこまでの性能は求めてないから、価格を下げてそこそこでまとめて欲しいとい層も多いのは事実。
なのでフレームセットしか販売しないブランドには、フレームセットしか販売できないこだわりの製法があるし、対極ともいえる完成車販売でとにかく値段を下げることに注視するブランドは、製法でこだわるよりも【お値段以上の価値】を完成車として表現することにこだわりがあるのかもしれません。
製法のこだわりによる載り味の違いも、わかる人にはわかるでしょうし、わからない人にはわかりません。
私自身は比較的後者で鈍感な部類の人間ですが、所有欲という面で言うならば、やっぱタイムとかヨネックスが欲しいわけで。
ヨネックス、登場初期はデザイン性がどうだとか酷評が多かったですが、フレーム性能で一気に黙らせた感はあります。
当サイトの欲しいメーカーアンケートでも、上位です。
憧れ、という面で見ると、やはり高級フレームメーカーに人気が集まりますね。
- PINARELLO (ピナレロ) 13%, 254 votes254 votes 13%254 votes - 13% of all votes
- TIME (タイム) 10%, 191 vote191 vote 10%191 vote - 10% of all votes
- LOOK (ルック) 8%, 159 votes159 votes 8%159 votes - 8% of all votes
- YONEX (ヨネックス) 7%, 137 votes137 votes 7%137 votes - 7% of all votes
- DE ROSA (デ・ローザ) 6%, 122 votes122 votes 6%122 votes - 6% of all votes
- SPECIALIZED (スペシャライズド) 6%, 112 votes112 votes 6%112 votes - 6% of all votes
- CERVELO (サーヴェロ) 5%, 103 votes103 votes 5%103 votes - 5% of all votes
- COLNAGO (コルナゴ) 5%, 90 votes90 votes 5%90 votes - 5% of all votes
- BIANCHI (ビアンキ) 4%, 78 votes78 votes 4%78 votes - 4% of all votes
- BMC (ビーエムシー) 3%, 64 votes64 votes 3%64 votes - 3% of all votes
- TREK (トレック) 3%, 53 votes53 votes 3%53 votes - 3% of all votes
- LAPIERRE (ラピエール) 2%, 30 votes30 votes 2%30 votes - 2% of all votes
- CARRERA (カレラ) 2%, 29 votes29 votes 2%29 votes - 2% of all votes
- PANASONIC (パナソニック) 2%, 29 votes29 votes 2%29 votes - 2% of all votes
- CANYON (キャニオン) 1%, 26 votes26 votes 1%26 votes - 1% of all votes
- CHINELLI (チネリ) 1%, 25 votes25 votes 1%25 votes - 1% of all votes
- WILIER (ウィリエール) 1%, 25 votes25 votes 1%25 votes - 1% of all votes
- CANNONDALE (キャノンデール) 1%, 22 votes22 votes 1%22 votes - 1% of all votes
- RHIDLEY (リドレー) 1%, 18 votes18 votes 1%18 votes - 1% of all votes
- CHAPTER 2(チャプター2)* 1%, 17 votes17 votes 1%17 votes - 1% of all votes
- TOMMASINI (トマジーニ) 1%, 16 votes16 votes 1%16 votes - 1% of all votes
- ANCHOR (アンカー) 1%, 15 votes15 votes 1%15 votes - 1% of all votes
- ARGON18 (アルゴンエイティーン) 1%, 14 votes14 votes 1%14 votes - 1% of all votes
- KUOTA (クォータ) 1%, 14 votes14 votes 1%14 votes - 1% of all votes
- SCOTT (スコット) 1%, 14 votes14 votes 1%14 votes - 1% of all votes
- CHERUBIM (ケルビム) 1%, 12 votes12 votes 1%12 votes - 1% of all votes
- GIANT (ジャイアント) 1%, 12 votes12 votes 1%12 votes - 1% of all votes
- FELT (フェルト) 1%, 11 votes11 votes 1%11 votes - 1% of all votes
- FOCUS (フォーカス) 1%, 10 votes10 votes 1%10 votes - 1% of all votes
- BOMA (ボーマ) 0%, 9 votes9 votes9 votes - 0% of all votes
- CIPOLLINI (チッポーニ) 0%, 9 votes9 votes9 votes - 0% of all votes
- BH (ビーエイチ) 0%, 8 votes8 votes8 votes - 0% of all votes
- ORBEA (オルベア) 0%, 8 votes8 votes8 votes - 0% of all votes
- FACTOR* 0%, 8 votes8 votes8 votes - 0% of all votes
- EDDYMERCKX (エディメルクス) 0%, 7 votes7 votes7 votes - 0% of all votes
- canyon* 0%, 7 votes7 votes7 votes - 0% of all votes
- FUJI (フジ) 0%, 6 votes6 votes6 votes - 0% of all votes
- RALEIGH (ラレー) 0%, 6 votes6 votes6 votes - 0% of all votes
- LIGHTWEIGHT (ライトウェイト) 0%, 6 votes6 votes6 votes - 0% of all votes
- SANO MAGIC(サノ マジック) 0%, 6 votes6 votes6 votes - 0% of all votes
- CHAPTER2 (チャプター2)* 0%, 6 votes6 votes6 votes - 0% of all votes
- MAKINO* 0%, 6 votes6 votes6 votes - 0% of all votes
- チャプター2* 0%, 6 votes6 votes6 votes - 0% of all votes
- 東洋* 0%, 6 votes6 votes6 votes - 0% of all votes
- MIYATA (ミヤタ) 0%, 5 votes5 votes5 votes - 0% of all votes
- Lynskey* 0%, 5 votes5 votes5 votes - 0% of all votes
- Litespeed(ライトスピード)* 0%, 5 votes5 votes5 votes - 0% of all votes
- BASSO (バッソ) 0%, 4 votes4 votes4 votes - 0% of all votes
- CENTURION (センチュリオン) 0%, 4 votes4 votes4 votes - 0% of all votes
- KHODAA BLOOM (コーダブルーム) 0%, 4 votes4 votes4 votes - 0% of all votes
- KHS (ケイ・エイチ・エス) 0%, 4 votes4 votes4 votes - 0% of all votes
- CEEPO* 0%, 4 votes4 votes4 votes - 0% of all votes
- BOTTECCHIA (ボッテキア) 0%, 3 votes3 votes3 votes - 0% of all votes
- GIOS (ジオス) 0%, 3 votes3 votes3 votes - 0% of all votes
- KOGA (コガ) 0%, 3 votes3 votes3 votes - 0% of all votes
- MASI (マジィ) 0%, 3 votes3 votes3 votes - 0% of all votes
- MERIDA (メリダ) 0%, 3 votes3 votes3 votes - 0% of all votes
- NEILPRYDE (ニールプライド) 0%, 3 votes3 votes3 votes - 0% of all votes
- CORRATEC (コラテック) 0%, 2 votes2 votes2 votes - 0% of all votes
- FONDRIEST (フォンドリエスト) 0%, 2 votes2 votes2 votes - 0% of all votes
- LEVEL (レベル) 0%, 2 votes2 votes2 votes - 0% of all votes
- MUSEEUW (ムセウ) 0%, 2 votes2 votes2 votes - 0% of all votes
- RITCHEY (リッチー) 0%, 2 votes2 votes2 votes - 0% of all votes
- STORCK (ストーク) 0%, 2 votes2 votes2 votes - 0% of all votes
- SURLY (サーリー) 0%, 2 votes2 votes2 votes - 0% of all votes
- 3T* 0%, 2 votes2 votes2 votes - 0% of all votes
- chapter2* 0%, 2 votes2 votes2 votes - 0% of all votes
- ARAYA (アラヤ) 0%, 1 vote1 vote1 vote - 0% of all votes
- AVEDIO (エヴァディオ) 0%, 1 vote1 vote1 vote - 0% of all votes
- CASATI (カザーティ) 0%, 1 vote1 vote1 vote - 0% of all votes
- DEDACCIAI STRADA (テダチャイストラーダ) 0%, 1 vote1 vote1 vote - 0% of all votes
- GARNEAU (ガノー) 0%, 1 vote1 vote1 vote - 0% of all votes
- GRAPHITE DESIGN (グラファイトデザイン) 0%, 1 vote1 vote1 vote - 0% of all votes
- GT (ジーティー) 0%, 1 vote1 vote1 vote - 0% of all votes
- KONA (コナ) 0%, 1 vote1 vote1 vote - 0% of all votes
- OPUS (オーパス) 0%, 1 vote1 vote1 vote - 0% of all votes
- RITEWAY (ライトウェイ) 0%, 1 vote1 vote1 vote - 0% of all votes
- YAMAHA (ヤマハ) 0%, 1 vote1 vote1 vote - 0% of all votes
- KAWASAKI H2SE* 0%, 1 vote1 vote1 vote - 0% of all votes
- SEVEN* 0%, 1 vote1 vote1 vote - 0% of all votes
- BIXXIS(ビクシー)* 0%, 1 vote1 vote1 vote - 0% of all votes
- Emme Akka (エンメ・アッカ)ビルダー* 0%, 1 vote1 vote1 vote - 0% of all votes
- 8barbikes* 0%, 1 vote1 vote1 vote - 0% of all votes
- THOMPSON(トンプソン)* 0%, 1 vote1 vote1 vote - 0% of all votes
- SARTO* 0%, 1 vote1 vote1 vote - 0% of all votes
- megamo(メガモ)* 0%, 1 vote1 vote1 vote - 0% of all votes
- KEMO* 0%, 1 vote1 vote1 vote - 0% of all votes
- CALAMITA (カラミータ) 0%, 0 votes0 votes0 votes - 0% of all votes
- CKT (シーケーティー) 0%, 0 votes0 votes0 votes - 0% of all votes
- DACCORD (ダコルディ) 0%, 0 votes0 votes0 votes - 0% of all votes
- GUERCHOTTI (グエルチョッティ) 0%, 0 votes0 votes0 votes - 0% of all votes
- INTERMAX (インターマックス) 0%, 0 votes0 votes0 votes - 0% of all votes
- JAMlS (ジェイミス) 0%, 0 votes0 votes0 votes - 0% of all votes
- LOUISGARNEAU (ルイガノ) 0%, 0 votes0 votes0 votes - 0% of all votes
- OPERA (オペラ) 0%, 0 votes0 votes0 votes - 0% of all votes
- PENNAROLA (ペンナローラ) 0%, 0 votes0 votes0 votes - 0% of all votes
- SCHWINN (シュウィン) 0%, 0 votes0 votes0 votes - 0% of all votes
単にブランド料として高くなっているんだ!と見てしまうと、つまらない世界です。
同じ【カーボンフレーム】という括りでも、作り方の違いでかかるコストは変わりますし、クオリティコントロールという面で高品質であることを求めると、それもコストを著しく上げる結果になります。
近年、【〇×カーボン使用】などと公表するメーカーもあります。
カーボンと言っても、グレードがあるわけですが、カーボンのグレードが上がればコストも上がるのですが、それ以上に製法の違いでも大きく変わるので。
ちなみにLOOKですが、ハイエンドモデルはチュニジアの自社工場で製造しているようですが、私が乗っている765などは台湾製造のようです。
いわゆるOEMなんでしょうけど、一説によるとLOOKの社員がOEM工場に付きっ切りで品質管理をするとか。
私自身はどこの工場で製造されたかよりも、最終的な製品がいいならそれで十分だと考えるタイプですが、やはり製造国にこだわる人も多いようで、TIMEがフランスからスロバキアに移転したのが納得行かない人も多いようですね。
ヨネックスなんかも台湾にOEMで出せば一気に安くなるんでしょうけど、逆にそれをすると売れなくなるのかもしれません。
日本でこだわって作っているからこその乗り味なわけで、OEMに出せばそれが失われる可能性もあるでしょうし。
同じ材料を使っても、作る人により結果が違うという見方も出来ますので、料理と同じかもしれません。
同じ材料でも一手間かけてよりうまい料理を出す店と、効率重視でそこそこうまいものを出す店の違いかもしれません。
ちなみにピナレロもやや割高なイメージがありますが、ピナレロの場合、サイズ展開が多すぎです。
ドグマF12で見ると、13サイズもあります。
ジャイアントは4サイズですので、異様な数のサイズ展開です。
サイズごとにカーボンフレームの金型が必要ですし、金型も高いですし、サイズを絞って作ったほうがはるかにローコスト。
ですがこれだけサイズ展開が豊富なのは、ピナレロなりのこだわりなんでしょう。
ロードバイクとして身体とのマッチングを追及するなら、サイズ展開が多いほうが理にかなっているのは間違いないですが、一方でそれを求めすぎると中小ブランドは苦しいところです。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
Fruidityとかも以前完成車販売してませんでしたっけ
コメントありがとうございます。
何年ごろですか?