この一年くらい、思い返してもパンクしていません。
ロードバイクにとって一番身近なメカトラブルというと、やはりパンクです。
私も過去には、一日に複数回パンクしたという斬新な思い出もありますし、毎週パンクしたという残念なお話もあります。
でも一年以上、パンクした記憶はありません。
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経験を積むとパンクしづらくなる?
経験が長くなれば長くなるほど、パンクしづらくなるという話を聞いたことがあります。
これについては、半分は本当だし、半分はウソです。
パンク自体は運の要素が大きいです。
ぶっちゃけ、路面に落ちている5mmくらいの針金とか、見えません。
見抜いて避けて走るという人がいるなら、オカルト的な気持ち悪さすら感じます。
ガラス片とか木の枝とかは見えますし、避けて走りますが。
で、経験を積めばパンクしづらくなるというのは、半分は本当です。
これは経験を積むことで、パンクしづらくする事前準備が万全だということではないかと。
例えばですが、数万キロとか走っていると、どれくらいタイヤが磨耗するとパンク頻発するかなど、経験的に知ってます。
また、パンクしやすいタイヤとしづらいタイヤも経験的に知ってます。
パンクしやすいタイヤを買わなくなるし、パンク頻発する前にタイヤを交換してしまうという面で、パンクリスクを下げてます。
あとは走り方。
路肩を見ると、車が事故を起こした跡、ガラス片などが散乱していることがあります。
なので無意味に路肩寄りを走らないというのも経験上知ることです。
ベテランになるほど空気入れの重要性を知っているから・・・という意見も聞いたことがあります。
要は毎回乗る前に空気を入れているか、初心者さんが横着して毎回空気を入れずに運用するかですね。
これについては関係あるといえば関係あるでしょうけど、私自身、通勤でロードを毎日使っていたときでも、毎日空気圧はチェックして入れてました。
毎回空気圧チェックしても、パンクするときはする。
横着して2週間くらい空気入れずに乗ってました、とか言うならそりゃパンクするだろうとよとツッコミが入りますが、そんな横着する人もそんなにいないでしょうし。
ある程度経験を積むことで、パンクしづらくなる可能性はあります。
ですが最終的には運次第・・・でもあるのがパンクの真実。
ツールドフランスとか見ていても、パンクしてホイールごと交換という場面はよく見かけますが、プロ選手というかメカニックの人たちは、このサイトを見ている一般人よりもはるかに経験値は高いでしょうし、タイヤもメーカーから支給されるものなので、ギリギリまで使ってやろうなどという損得勘定もないでしょうし。
でもパンクするときはする。
だから本質的には、パンクするかどうかは運次第でもあります。
それでもパンクリスクを避けたい
世の中にパンクしたいと思っている人は皆無ですし、出来ればパンクなんぞしたくないという人のほうが多いのは当たり前。
パンクリスクを避ける方法は、既にいくつかは書いていますが、当然ですがあります。
タイヤはケチらない
タイヤは使えば磨耗しますが、磨耗し過ぎているものをケチって使えば、そりゃパンクリスクは上がります。
なんとなくですが、経験を積めば分かってくると思います。
これくらい磨耗すると、パンク頻発するなど。
ずいぶん昔ですが、毎月1200キロとか普通に走っていた時期がありまして、その頃はパナレーサーのAをメインで使ってました。
だいたいの場合、前輪がA、後輪はパンク耐性重視でDにしてましたが、個人的な感覚ではパナのレースタイヤって3000キロを超えたあたりからパンク頻発してました。
なのでだいたい3ヶ月に一度くらいタイヤを交換していた時期があります。
この当時は、
と謎のパナレーサー信者でしたが、あるきっかけでパナからヴィットリアに変更し、今はコンチネンタルGP5000使ってます。
今考えると、ヴィットリアのコルサのほうがパンク耐性は全然上でしたし、なぜパナのタイヤにこだわっていたのかすら疑問ですが。
コンチネンタルのタイヤは、パンク耐性が強いものが多いです。
Continental Grand Prix (グランプリ) 5000 タイヤ
まあ磨耗してきたら早めに交換すれば、パンクリスクは下がります。
路肩走行しない
路肩を走っていると、謎のガラス片が散乱していることが多々あります。
ガラス片を発見⇒避ける、としたくても、気づいたときにはもう遅いこともありますので、路肩走行とかしないのもパンクリスクを下げてます。
毎回乗る前に空気圧のチェック
これは当たり前過ぎて何も言うことはありません。
ぶっちゃけていいますと、慣れてくると、タイヤを押してみればだいたいの空気圧が分かったりします。
しかし、手押しでの誤差は、1BAR以上はありそうです。
なので横着せず、乗る前には空気を入れることです。
ポンプヘッドは間違いなくヒラメがオススメです。
ヒラメのポンプヘッドは、カネを出した価値があると思える逸品。
あと、前に読者様に確か聞いた話ですが、最近は謎の電動ポンプがありますよね。
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こういうのってパンクした時のために持っていくのかと思っていたのですが、家でフロアポンプでシコシコすると疲れるから、こういう電動ポンプに任せる人もいるようです。
その間に着替えとか出来るメリットもあります。
ただ、こういうポンプがどれくらいの空気圧の誤差が出るのかは不明です。
低身長の女性とか、フロアポンプだとつら過ぎるという人にはいいかもしれません。
チューブ交換の技術
時折、特にCO2インフレーターのレビューであるのですが、
Co2インフレーターを買ってきて空気を入れてみたら、いきなりチューブが凄い音を出して爆発した!
空気が入り過ぎる危険なものなのでオススメしません!
こういう話がネット上にはあります。
これですが、そもそもCo2インフレーターの標準的なボンベだと、一本で23cタイヤに8Bar程度しか入りません。
なので空気入れ過ぎになること自体があり得ません。
爆発音を伴うパンクの場合、だいたいはタイヤを嵌めるときに、チューブを噛んでいます。
噛んでいる部分で爆発するのです。
前に読者様からも、下り坂でいきなり破裂音とともにパンクしたという話を伺ってます。
破裂音がするパンクは、タイヤをセットするときにチューブの一部を噛んでいることがほとんどです。
普通に乗っていてパンクした時って、破裂音なんかしませんよね。
せいぜい、【シュッ】という音がするかどうか。
破裂音が伴うときは、チューブの一部をタイヤでせき止めていることによるものです。
ちなみにこの読者様が送ってくださった、チューブの残骸はこちら。
普通のパンクでは、こんな裂け方はしません。
チューブを噛んでいる場合、普通は空気を入れている途中で爆発します。
私もずいぶん昔に、知らずに家の中で破裂音出して、銃撃されたかと思うような音出してしまいました。
ところが、たぶんわずかな噛み込みだと、空気圧上げてもその場では破裂せずに、乗れてしまいます。
そして走行中に、意味不明なタイミングでいきなりパーーーン!と凄い音出してパンクします。
これもずいぶん昔にやってしまいましたw
バス停でバスを待っていたご老人の目の前でやってしまい、ご老人がビックリして目を見開いてましたが。
こういう初歩的なミスも、経験を積めばなくなっていきます。
チューブ交換の技術は、簡単ですが難しいです。
やるべきコツを掴んでないと、この手のバーストをやらかしてしまいます。
下り坂で50キロ出ているときでもパンクさせないという覚悟
例えばですが、上で書いたような噛み込みしている状態で乗っていて、下り坂で時速50キロからパンクしたらどうなるか?
まあ、かなりの確率で落車すると思われます。
こんなバーストしたら、
一瞬で空気圧ゼロですので、バイクコントロールは不可能に陥ります。
メンテナンスの技術で、クリンチャーならチューブ噛み込みを起こさないことは必須のテクニックです。
チューブレスの場合、シーラントも放っておくと、このように蒸発してしまい役に立ちません。
なので定期的にシーラントがあるかのチェックも必要。
やるべきことをちゃんとやっていて、事前準備を万全にしていれば、あとはパンクするかどうかは運だけです。
運だけ、というレベルまで事前準備しておくことが、パンクリスクを下げることになるのかと。
あと、最近パンクして無いからといって、甘く見てチューブを持っていかないとかは無しです。
何かが起こる可能性に備えて、パンクしたときのためにチューブ、携帯用ポンプ、Co2インフレーター、タイヤレバー、タイヤブートあたりは必須。
意外と役に立つのはこちら。
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タイヤに穴が開いても、小さければこれで何とか帰れます。
あと、Co2だけで携帯ポンプ無しもやめたほうがいいです。
携帯ポンプだけだと手が疲れますので、Co2もあったほうがいいです。
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経験を積めばある程度パンクしにくくなるというのは多少は真実ですが、最終的には運次第です。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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