イタリアの名門ブランド、コルナゴですが、アブダビの投資ファンドに対して、保有する株式の過半数を売却したとの報道がありました。
ただし、生産拠点などには変更は無いようです。
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コルナゴの現在地
コルナゴはアブダビの投資ファンドに過半数の株式を売却したそうですが、経営危機というよりも、より発展するための手段のような形のようです。
アブダビの投資ファンドに売却というのも、現在コルナゴがサポートしているプロチームが、UAEエミレーツ(アラブ首長国連邦)だからだと思われます。
親会社が変わるだけで、製造拠点は変わらないようです。
コルナゴって、フラッグシップモデルについてはイタリア本国で製造しているはずだったと思いますが、それ以外は台湾製造。
台湾の巨人軍が作っているとか言われていましたが、今もそうなんですかね?
投資ファンドが会社を持つというと、あまりイメージが良くないこともありますが、あくまでもコルナゴがより発展していくためのプロセスのようですし、何かが変わるわけでも無さそうです。
マヴィックも、アメアスポーツが売却してアメリカの投資会社のものになったと思いますが、最近はこういう話も多いですね。
時代の流れなんでしょうか。
カナダのルイガノは破綻しましたが、
日本で販売されているルイガノは、そもそもライセンス商品なので関係ありません。
ルイガノ本社からライセンスを与えられ、日本で企画されたものですし。
そういえばTIMEのフレーム部門もやばいという報道がありましたが、あれはどうなったのでしょうかね?
TIMEは、ペダル部門などは好調らしいのですが、フレーム部門は経営的にかなり苦しい模様。
コルナゴというと、フラッグシップモデルのC64とかコンセプトなどに目が行きますが、
コルナゴ買うなら、所有欲としてはスチールフレームのMASTERのほうかな・・・なんて思ったり。
アルミフレームのA2-rも結構お買い得
コルナゴのアルミフレームというと、A2-rというロードバイクがあります。
もう既にイタリア本国ではアルミロードは作ってなくて、このA2-rは日本限定モデルです。
これ、何度かショップで実車を見てますが、溶接痕処理もキレイだし、コルナゴのアルミフレームってまあまあ軽量だし、実はお買い得モデル。
注意点は、105完成車だとフルカーボンフォークなんですが、ティアグラ完成車だとアルミコラムのカーボンフォークになります。
乗り味に大きな違いは出ないと思いますが、重量が結構変わるかな。
あと、地味にフラットバーロードのVORREIがカッコイイ。
ロード寄りのジオメトリで、今だとコロナ騒動での通勤とかにもいい一台かと。
ということで、コルナゴが売却されたわけですが、特に何かが変わるわけでもありません。
スコットとかも結構前に韓国企業に買収されていますが、何も変わってませんしね。
ぶっちゃけ、コロナ騒動で経営的に苦しいフレームメーカーもあるらしいですが、伝統あるコルナゴについては、軽形が変わっただけで特に変化は無さそうです。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
カーボンは圧縮にはめっぽう弱いのでコラムを割る人が今でも結構多いらしいですね。
初心者の方だと2~300グラムの重量より、扱いやすさでアルミコラムの方が良いと思います。
その程度の差で無駄なリスクを取る必要は無いかなと。
ただでさえ、アヘッドステムの使い方を間違えてる人が多いのに、
カーボンで間違えたら一発でアウトですし、気が付かないのも怖い。
ちなみに私はビビってカーボンハンドル側を軽く締めてたら、
急ブレーキでハンドルが前方に回って死ぬかと思いました。
あと、ステムに記載されたトルクで締めて壊す人もちらほら。
いくら繊維で強化してるとはいっても、樹脂だということは忘れないで欲しいです。
コメントありがとうございます。
これはちょっと難しい問題なのですが、例えばこれ。
走行中にコラムが割れた事例ですが、これ、アルミコラムなんですよね。
適正トルクを勘違いしている人が多いのは同感です。
表示トルクまで締めるのではなくて、動かない範囲でなるべく緩くが基本です。
適正にコラムカットせずに使っても、コラムが割れやすくなりますし、ユーチューバーとか雑誌に出ている人が、コラムがニョキっと飛び出た状態で乗っているのをみると、どうかと思います。