質問いただきましたのでこちらから回答いたします。
質問内容は、【チェーンに注油するときに、スプロケやクランクにも注油したほうがいいんですよね?すぐにオイルがなくなってしまうのですが、あなたはどれくらいの頻度でオイルを買っていますか?】という内容です。
これ、私も初心者時代に間違っていたので解説します。
Contents
いきなり結論です
結論から書きますが、スプロケやクランク(というかチェーンリング)には注油は不要です。
恐らくですが、錆止め的な意味合いでスプロケやチェーンリングに注油しているのだと思いますが、錆び止めならばたくさんのオイルは必要なく、表面にわずかに油の被膜があれば十分です。
で、チェーンについた油が勝手にチェーンリングやスプロケに付着するため、わざわざスプロケやチェーンリングにオイルをかけるのは不要です。
むしろ、余計なオイルが埃や汚れを引き寄せて汚れるだけなので、わざわざスプロケやチェーンリングにかけてはいけません。
私もクロスバイク時代に間違っていました
私もクロスバイクを買いたてのころ、チェーンやスプロケ、チェーンリングなどにたっぷりとオイルをかけていました。
その時はワコーズのメンテルーブを使っていましたが、ワコーズのメンテルーブが3ヶ月程度で空になるほどぶっかけしてました。
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自転車屋に【それ、この前も買ってなかった??】と聞かれ、すぐに一本が空になることを伝えたところ、【やりすぎ】と言われました。
お恥ずかしながら、初心者時代はたくさんオイルを付ければいいと勘違いしているレベルでした。
チェーンへの注油もそうなのですが、大量にオイルをかければ汚れを引き寄せるし、オイル自体が抵抗になって回転が重くなることもあります。
そのため、チェーンへの注油は【なるべく薄く】が基本で、スプロケやチェーンリングはチェーンからのオイルが勝手に付着するために【注油不要】です。
余計なオイルは汚れやすくなるだけで、特にメリットはありません。
多量のオイルはフレームにも飛び散りますし、リアホイールのリムに飛び散ってブレーキが効きづらくなるなど、デメリットしかありません。
リアホイールのフリー部に、錆び止めを狙って薄くグリスを塗る方もいますが、私はあれも不要だと考えています。
というのも、フリーもスプロケなどからのオイルが勝手に飛び散って、最終的にオイルまみれみたいになります。
わざわざフリーにグリスで錆び止め効果を狙わなくても、勝手にオイルが飛び散って錆び止め効果はあると思われます。
私の場合ですが、チェーンオイルは普段はこれを使っています。
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チェーンをディグリーザーで脱脂したあと、一晩以上放置して乾かし、その後チェーンにこのロードレースSPを付けます。
その後、一晩放置し、放置した後にウェスで何回かチェーンの表面をふき取ります。
チェーンオイルは表面に残っていると汚れの元にしかならないので、表面はふき取ってしまいます。
拭く程度だと余分なオイルは取れても、油分はチェーンに残っています。
それがスプロケやチェーンリングに付着するので、その程度で十分です。
雨天走行後に、水置換性があるオイルをかけて錆止め効果を狙うという方法もありますが、それは有効な手段です。
私の場合、雨天走行しちゃった場合にはオイルで錆び止めではなく、いったんすべてディグリーザーで洗浄して注油にしています。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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