いきなりダブルチームとかトリプルチームとか言われて、バスケの話か??と思うかもしれませんが。
ここでいうダブルチームとかトリプルチームというのは、備えの話です。
第一の矢で失敗しても、第二の矢を打ち込めばいい。
第一の矢しか持ってない人はそこで終了するけど、第二の矢も持っていれば、普通に乗って帰れる可能性が高まるわけで。
替えチューブはダブルで
まずはチューブのダブルチームの話から。
パンク対策で、クリンチャータイヤであれば新品チューブを持っていくのが当たり前です。
よく、
と言われますが、これはパンクを二回してもまだ対処できるという意味と、一回のパンクでチューブ交換を失敗しても、もうワンチャンスあるよという二つの意味があります。
まあ、まずはチューブ交換で失敗しないよう、練習すべきなんですが。
で、トリプルチームなら、パッチがあればさらに可能性は増えます。
あとはチューブ一本を使って残り一本になっても、走っているときに自転車屋を見つけたら、そこで買い足せば済む話。
空気入れもダブルで
よく、携帯ポンプとCo2、どっちがいい??みたいな話を聞くんですが、私はパンクした時にはCo2で空気圧を上げますが、携帯ポンプも持っています。
というより、チューブを軽く膨らますときに携帯ポンプじゃないとやりづらいんで、厳密に言えば両方使います。
軽く膨らますのが携帯ポンプ、空気圧を上げるのがCo2。
よく、Co2は失敗するとか言われますが、何度もCo2使ってきて、失敗したことがないんですよね。
そもそも失敗って何なんだ??というのもあるんですが。
もし何らかの理由でCo2のカートリッジがダメになっても、そもそもカートリッジは二本持っているし、携帯ポンプも持っているから安心です。
横着して一つで解決しようとすると、失敗したときに方法がなくなります。
Co2と携帯ポンプ、どっちがいい??ではなくて、両方持っていれば済む話。
走行不可能なメカトラ、ダブルチームで
いろいろ気をつけてメンテナンスしていても、時に走行不可能になるメカトラブルも発生します。
スポークが折れて走行不可能とか、タイヤが完全にバーストして修理不可能とか・・・
タイヤの小さい穴なら、タイヤブートで何とかなる可能性はありますが、派手に穴が開くともうダメ。
そういうときにも普通に帰れるように、輪行袋は常備してあるし、使ったことはないですがロードサービス保険にも入ってます。
ロードサービス、到着するまで数時間とかかかることが普通らしいですし、原則として自転車しか運んでくれない(同乗不可)。
これは荷物の運搬に関する許可しか持ってないからですね。
人間乗せるとタクシーになっちゃうんで。
重篤なメカトラブルが発生して、駅が近いなら輪行のほうが早いし、駅まで数十キロとかなら歩いて駅まではいけないし。
輪行袋があればタクシーに乗せられる可能性もあるし、念のためロードサービスも入っているし。
二重の備えなんで、ほぼ全てのケースで、フレームが割れて自走不可能に陥っても、家までは帰れます。
ダブルボトル体制
これは夏場では当たり前でしょうけど、ダブルボトルですね。
峠とか走っていれば、20キロくらいの距離の間、自販機すらない場所も普通にあるんで。
そのうち一本は水がいいです。
身体に掛けて冷やすことも出来るし、怪我したときなどに洗い流すことにも使えるので。
私の場合、夏場はロードバイク用のボトルと、もう一本はあえてペットボトルを凍らせたもの。
バックポケットにペットボトル入れてますが、それほど涼しい感覚はないです・・・
カネもダブルで
今は電子マネーが使えるところも多いので、電子マネーだけの人もいるかもしれませんが、田舎のほうとかにいくと電子マネーが使えない個人商店しか見つからないこともあるんで、現金も多少はあったほうがいいです。
一番使い勝手がいい電子マネーは、たぶんSUICA。
電車に乗れるし、コンビニなどでも使えるし。
まあ、田舎のほうにいくと、SUICA使えない路線とか普通にあるんですけどね・・・
鍵もダブルロックで
ロードバイクに乗っていてコンビニに寄るときなど、鍵も二つあれば安心感は増します。
地球ロックするというのも有効ですし、盗もうとしている奴も、一本切るよりも二本切るほうが時間が掛かるのは当たり前。
まあ、ワイヤーロックだと一瞬で切断可能なんで、所詮は時間稼ぎに過ぎないですが、ちょっとの時間稼ぎが大きな対策でもあるので。
二重の備えを
携帯ポンプとかチューブとか、何らかのメカトラブルなどに対処するために持っていくものですが、特に初心者さんで作業に自信がない人は、一本目の矢だけだと終了することがあります。
二本目の矢、三本目の矢はあって損はない。
荷物が増えそうに思うかもしれませんが、携帯ポンプなんてフレームに付けとけばいいですし、そんなに重くなるもんでもないですし。
当たり前ですが、全ての事態に対処するために1の矢、2の矢を持っていくのは合理的ではありません。
タイヤバーストへの対処に、タイヤを持っていくのは合理的ではないし、2の矢としてタイヤを二本持っていくのも合理的ではない。
タイヤへの対処は、普段からタイヤを拭いて、表面の磨耗や傷をチェックして、早めに交換する程度で十分。
それと万が一の小さい穴対策で、タイヤブートでも持っておけばよいです。
どっちがいいか?で悩むなら、両方持っていけばいいです。
まあ、Co2で空気圧を上げる前にチューブを膨らますのも、イヤではなければ口で膨らますことも出来るらしいですが・・・
なんでもそうですが、備えはダブル、トリプルを推奨します。
そういえば先日のミラーの件についても、
ミラーでの確認と、後方を振り向いての確認の両方の手段が取れるという意味では、ダブルチーム体制なのかもと思い始めました。
万が一への備えとして、ダブル彼女とかダブル彼氏だけはやめましょう。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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