私は元々、クロスバイクに乗っていてそれからロードに乗り換えています。
クロスバイク時代からロードバイクを買って2年目くらいまでは、タイヤはパナレーサーしか使っていませんでした。
今は全くパナレーサーを使っていませんが、私がパナレーサーを使わなくなった理由について書いていきます。
※この記事には私の主観が入りすぎていますので、そのあたりを差し引いてお読みください。
そもそも、パナレーサーにこだわっていた理由
これについては正直なところ、パナレーサーに強いこだわりがあったわけでもありません。
【日本のメーカーのタイヤだから安心】とか、【他社よりも安いから】、これだけがパナレーサーを使っていた理由です。
クロスバイク時代に使っていたのは、T-SERV PT(28C)でした。
Panaracer(パナレーサー) T-serv Protex F700x28 黒トレッド 700x28C F728-TSV-B
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このタイヤ、28Cとしては抜群に走行性能がいいです。
ですが耐久性については、ほかのクロスバイク用タイヤに比べると落ちる気がします。
ロードバイクで主に使っていたタイヤは、RACE TYPE AおよびDです。
パナレーサー タイヤ RACE A EVO3 [ALL AROUND] 700×23C ブラックF723-RCA-B3
パナレーサー タイヤ RACE D EVO3 [DURO] 700×23C ブラック F723-RCD-B3
Aはオールラウンド用、Dはタイパンク性能を強くしたモデルなのですが、まずはDのほうから。
このタイヤ、確かに耐パンク性能は異常に高いです。
ですが走りがやや重く(当たり前ですね)、それでいて乗り味も硬めです。
Aについてはオールラウンドと言われるだけあって、乗り心地や転がりもいいです。
パナレーサーは、店売りだとコンチネンタルやミシュラン、ヴィットリアなどよりも安く売られていることが多く、それもパナレーサーを選んでいた理由の一つです。
この価格帯では、タイヤの性能としてはいいでしょう。
コスパがいいタイヤという印象があります。
ちなみに日本のブランドにこだわるなら、なぜにブリジストンのタイヤを選ばないんだ!という意見もあると思います。
ブリジストンの自転車用タイヤですが、ブリジストンが作っているわけではありません。
自動車用などでは評価が高いブリジストンのタイヤですが、自転車用タイヤはIRCに製造委託していて、それにブリジストンのロゴを付けているだけと言われています。
その分、余計なコストが上乗せされているんですね。
なので最初からブリジストンのロードバイク用タイヤは除外していました。
パナレーサーのタイヤに見られる弱点
これは私だけに起こった問題なのか、そうでないのかがよくわかりませんが、私はパナレーサーのタイヤは20本以上買って使ってきたので、一定の法則があるように感じました。
まず、タイヤとしての性能は悪くないです。
良く転がるし、グリップ力も悪くない。
なんですが、どのタイヤも走行距離が3000キロを超えたあたりからやたらとパンクを頻発していたのが気になっていたところです。
なんでなのかよくわかりませんでしたが、異物がタイヤに刺さっているわけでもないのに、一度パンクするとなぜか頻発するんですね。
それとタイヤのビート部が弱いタイヤもありました。
これは新品時にタイヤを嵌めて空気を入れていくと、どういうわけかタイヤが脱げそうになるといった状態です。
私の作業ミスも疑って最初からやり直ししたりしましたが、それでもどうにもならなかったタイヤが2本くらいはありまして、それは使わずに捨てました。
これらがたまたまの現象なのか、それなりの確率で起こる問題なのかはよくわかりません。
パナレーサーのタイヤは20本以上使ってきましたが、個人的には使っている量が多いと思っても、統計学的なサンプルとしては少なすぎるため、わからないというのが率直な感想です。
私がパナレーサーのタイヤを使わなくなった理由
正直なところ、これも明確な理由があるわけでもありません。
何となく自転車屋に置いてあったタイヤを見て、たまには違うタイヤを試してみるかと思い手に取ったのがコンチネンタルのグランプリ4000s2です。
2本セット Continental(コンチネンタル) GRAND PRIX 4000 S II グランプリ4000S2 700×23C(622)【並行輸入品】 (ブラック)
コンチネンタルのグランプリ4000s2は、どこにいっても評判が高いですし、前から気になっていたので購入。
このタイヤですが、乗り心地自体は硬めな感じがします。
スピードをあげて乗ると真価がわかるタイヤで、よく転がる感じがしました。
あと、耐久性が異常に高いです。
その次に買ったのがヴィットリアのオープンコルサです。
Vittoria(ビットリア) OPEN CORSA CX 3 700×23c FULL F-CX723-BB ブラック
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オープンコルサを選んだ理由ですが、某自転車屋の店員さんのブログで紹介されていたからです。
このタイヤが私にはベストマッチで、微振動を打ち消すような乗り心地と、転がり感が私の好みにマッチングしたのでそれ以降はオープンコルサしか使っていません。
ちょっと高めな値段なことが多いのですが、2017年4月12日現在だとかなり安くなっていますね・・・
別にパナレーサーが悪いわけではない
パナレーサーを使わなくなった理由、ということで書きましたが、個人的な感想ではパナレーサーの上位のタイヤは乗り心地も悪くないですし、転がり感も悪くないです。
価格から見たらコスパはいいほうだと思います。
なんですが、もっといいタイヤに出会ってしまうと、どうしてもそっちを選びたくなるというだけの理由でパナレーサーを使うことをやめました。
個人的な感想ですが、パナレーサーの軽量チューブでお馴染みのR-AIRについては、オススメしません。
どういうわけかバルブの不良品が多かったからです。
これも私がたまたまそうだったのか、みんなに共通する問題なのかはわかりません。
ただ私の感想では、もう使わないと決めています。
オープンコルサでも、過去に残念なこともありました。
例えば新品タイヤに交換して初めてのライドで、ガラスを踏んでパンクした際に、タイヤに致命的な穴が開いて一発で終了したこともあります。
このときは正直泣きそうでしたが、貫通パンクは運次第なのでタイヤの性能とは関係ないでしょう。
クロスバイクでも23c化したがる人って多い気がしますが、タイヤは細くすればするほど、いいタイヤを選んだほうがいいです。
クロスバイクだから、と安物23cタイヤを選ぶ人がいますが、細いタイヤはそもそもグリップ力が弱いのに、安物タイヤでさらにグリップ力が弱いなんて目も当てられないほど悲惨な状態です。
特にクロスバイクの場合、ロードバイクのカyりぱーブレーキよりもはるかに強力なVブレーキが付いています。
グリップ力が弱いタイヤでブレーキが強すぎると、かんたんにスリップしてしまいますので。
ロードバイクに乗る人はいいタイヤを選ぶ人がほとんどだと思います。
タイヤってすごく変化がわかりやすいパーツだと思うので、タイヤはケチらずにいいものを使いましょう。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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