デュラエースがモデルチェンジしてR9100になってからしばらく経ちました。
もうインプレなども出始めていますし、R9100シリーズが気になっている人もいるでしょう。
R9100系は買いなのか?
9000系ではダメなのか?
これについて書いていきます。
R9100の進化点
7900⇒9000の時は、10速から11速になったということが一番のインパクトだったように思います。
9000⇒R9100では11速のままであって、今までと何が違うの?という疑問を持っている人もいるでしょう。
いろんな変更点があるのですが、主な点だけ挙げてみます。
<変速>
SHIMANO(シマノ) DURA-ACE デュラエース R9100シリーズ デュアルコントロールレバー ST-R9100 左右レバーセット 2X11S シフト、ブレーキケーブル付属 33602
売り上げランキング: 50,861
STIの形状はわずかに進化し、より握りやすくなった印象。
といってもわずかな違いですが・・・
変速時のレバーのストロークが短くなったため、シフト時に大きく手首を返さなくても変速可能になったという点が大きいかと。
フロントディレーラーはケーブルアジャスターがFD本体に搭載されるという大きな変更がありました。
これの目的ですが、フレーム形状によってワイヤーの取り付け角の差が大きく、FDの取り付け位置で調整しようとしていたのが9000系。
ワイヤーの取り付け角の違いで、FDの動きが重く感じたりしていたのが、R9100では解消されたということです。
SHIMANO(シマノ) DURA-ACE デュラエース R9100シリーズ フロントディレーラー FD-R9100 直付 2X11S 33599
売り上げランキング: 33,078
9000系では、フロント変速時に【レバーアクションの初動が重く、そこから急に軽くなる】という感触だったのが、【レバーアクションの最初から最後まで軽い】という状態を実現したのがR9100です。
とは言え、9000系でレバーアクションの初動が重いとは思わないですが。
リアディレーラーはMTBではお馴染みの【シャドー化】。
リアディレーラーの横への出っ張りを減らして、リアメカの損傷を防ぐというやつですね。
そのほかにもリアメカ自体の性能も進化しているのですが、一般ユーザーから見た大切なポイントは【ロー30Tまで使えるようになった】ということでしょう。
今までのデュラは28Tまででしたが、近年のワイドギア化の影響で30Tまで対応になったというのが大きいかと。
SHIMANO(シマノ) DURA-ACE デュラエース R9100シリーズ リアディレーラー RD-R9100 11S 対応CS ロー側最大25-30T (トップ14Tギア対応) 33600
売り上げランキング: 41,672
<ブレーキ>
ブレーキについては、ここにきて大幅な変更がありました。
ブレーキキャリパー自体がゴツゴツした作りに見えますし、実際のところ剛性がかなり増したようです。
それに伴い、9000⇒R9100で前後のブレーキキャリパーの重量は297g⇒326gと29g増量されました。
SHIMANO(シマノ) DURA-ACE デュラエース R9100シリーズ ブレーキシュー BR-R9100 前後セット R55C4 33550
売り上げランキング: 17,390
お菓子とか飲み物なら、【増量キャンペーン】は嬉しいところですが、ロードのパーツだと増量キャンペーンはあまりうれしくないと感じる人もいそうです。
私には29gの増量を感じ取れるほどの実力もないですし、プロの選手でもたった29gのブレーキキャリパーの増量を体感できる人はいないでしょうから、実際は気のせいレベルの増量ということでしょうか。
ただし、ブレーキの制動力は明らかに上がったそうです。
個人的な意見として、ロードバイクに強力な制動力が必要だとは思わないので、これのメリットについては正直分かりませんね。
コントロール性も良くなったという話ですが。
<その他>
チェーンについては9000系と共通です。
BBについては品番が変わったのですが、何度見ても何が変わったのかよくわかりません。
重量も全く同じですし。
クランクアームが微妙に太くなって剛性が増したという話も聞きます。
SHIMANO(シマノ) DURA-ACE デュラエース R9100シリーズ クランクセット FC-R9100 50X34T 170mm 11S 33572
ですが、9000系⇒R9100でクランクの重量差はないようです。
スプロケについては大きな変更はありません。
9000系との互換性
シマノは旧モデルとの互換性をバッサリと切り捨てることが多かったのですが、今回は一部のみ互換性がないものの、それなりに互換性を持たせてきました。
シマノは7900(10速)⇒9000(11速)のときに、7900ホイールを11速化させなかったことで有名です。
他のホイールメーカーが11速に対応させてきたのに、シマノだけは頑なに【10速ホイールは11速化させない、欲しければホイールごと買い替えろ!】という精神で突き進んだのですが、今回はそれなりに互換性があります。
9000と互換性があるということは、6800(アルテグラ)や5800(105)でも互換性があるということです。
9000⇒R9100で互換性がないのは、クランクのみです。
R9100のクランクを使いたい場合は、フロントディレーラーはFD-R9100しか使えません。
ところが旧型クランクである9000、6800、5800のクランクに、R9100のフロントディレーラー(FD-R9100)を使うことは問題ありません。
それ以外はブレーキでもSTIでもリアディレーラーでも、問題なくミックスできます。
R9100のSTIで、ほかは9000系でも大丈夫ですし、ブレーキだけR9100も可能。
9000系のSTIで、ディレーラーだけR9100も可能です。
シマノには珍しく、互換性が高い構成です。
R9100は買いなのか?
これについては非常に難しいところだと感じます。
というのも、メーカー側は【剛性がアップ】とか【シフト操作がより軽く】とか、当然のようにメリットを挙げてきます。
これはどんな世界でもそうです。
シマノは新製品を売りたいのですから、そりゃいいところをプッシュするでしょう。
じゃあ、実際のところ、9000系と比べてそんなにすごいのかと聞かれると、正直微妙な気がします。
特に9000デュラのユーザーが、お金出してまでR9100に交換する必要があるのかと聞かれたら、個人的にはナシなきがするからです。
強いて言うなら、フロントディレーラーの構造が変わったことでワイヤーの引きが軽くなったので、フロントディレーラーだけR9100とかでもいいのではないでしょうか?
もしくは、フロントディレーラーだけでなく、レバーストロークが小さくなったというSTIも。
リアディレーラーについては、そこまで魅力を感じません。
ブレーキについても、9000デュラよりさらに効きが良くなる必要があるのか私には疑問ですので、特にメリットを感じません。
手が小さい人や握力が弱い人には、メリットがあるのかもしれませんが。
見た目については人それぞれの好みがあるので何とも言えませんが、9000系のほうがカッコいい気がします。
そんなわけで、無理にR9100に組み替えるなら、とりあえずFDとSTIだけR9100でもいいのではないでしょうか?
私の個人的な見解です。
で、今アルテグラ以下を使っていてデュラエースに組み替えたい場合は、フルR9100というのも一つの選択肢です。
それと同時に、9000デュラエースが割引されていたりするので、割引率が異常に高ければ9000で組むのもいいでしょうし、値段の朝がそれほどないならR9100という選択肢でもいいのかなと思います。
もし、アルテグラもしくは105を使っている人が、一部分だけデュラエースにするのであれば、文句なしにSTIだと思います。
次点でフロントディレーラー。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント