ロードバイクは普通の自転車よりもはるかに高価です。
一万円のママチャリしか買ったことがない人から見たら、10万円のロードでも高級車と感じるでしょう。
そんな中、ロードバイクを少しでも安く買おうとして、モデルチェンジによる型落ちを狙う人がいます。
これの効果とリスクについて、書いていきます。
ロードバイクのモデルチェンジはいつなのか?
ロードバイクのモデルチェンジは、ほとんどのメーカーで夏です。
数年前までは8月あたりが多かった気がしますが、最近は少し早まって6月にはモデルチェンジするメーカーもあります。
例えばですが、2018年モデルのロードバイクを考えてみます。
これが登場するのは、2017年の夏です。
2018年の夏ではありません。
ここからはメーカーにより違うのですが、最近の傾向としては【6月7月ごろにニューモデルが発表され、一部車種のみ6月や7月から店頭に並び始め、遅くとも11月くらいまでにはすべての車種が店頭に並ぶ】という傾向があります。
時と場合によっては、7月頃にメディアにリリースされた車種が実際に店頭に並ぶのは、年明けということもありますが・・・
多くのメーカーは、夏のニューモデルのお披露目の前にメーカー在庫を捌いてしまいます。
ニューモデルが登場したときに、旧モデルのメーカー在庫が豊富にあると売れにくくなってしまうからです。
なのでほとんどのメーカーは、夏前までにはメーカー在庫を吐き出してしまいますし、人気ブランドだと春前には【メーカー在庫なし】になることがあります。
メーカーは売れ具合を考慮して、どれくらい製造もしくは輸入するか決めているのです。
型落ちを狙うリスク
安く買いたいから型落ちになるのを待つ、という人がいますが、これは全くお勧めしません。
理由ですが、上に書いたようにニューモデル発表前にはメーカー在庫がなくなるように製造台数や輸入台数を考えているため、欲しい車種が手に入らなくなることが多いからです。
型落ち特価のモデルを見ると、大体の場合は以下のケースに当てはまります。
・不人気車種
・不人気カラー
・極端なサイズ(超デカい人向けとか、小さい人向けなど)
なので、不人気車種を狙うなら、型落ちになるのを待つのもアリです。
人気車種が型落ちで特価になるということ自体がマレなのです。
なので型落ちになるのを待って、ニューモデルが発表になる直前に自転車屋に行って注文しようとすると【すでにメーカー在庫なし】と言われるケースが多いのです。
私の印象では、特に定価で15万以下のバイクについては、型落ち特価になりづらい気がします。
理由ですが、やはり売れ筋の価格帯なので、値引きしないでもどんどん売れていってしまうからです。
比較的手に入りやすいメーカーもある
私が感じることですが、ジャイアントやアンカーについては、比較的どの時期に注文しても数日で手に入ることが多いような気がします。
逆にヨーロッパ系のブランドについては、3月くらいの時点で【メーカー在庫なし】と言われてしまうようなものもあります。
こういう事情を考えていくと、型落ちなんか狙わずに欲しいときに買ったほうがいいです。
【メーカー在庫なし。その車種はモデルチェンジ後も継続だから、ニューモデルを待ってね】と言われることもありますが、確かに車種は継続されていてもカラーリングが大幅に変わってしまうこともありますし、スペックはほぼ同じなのに年式により定価が大きく変わることもあります。
ロードバイクは原則として輸入品です。
そのため、為替の影響を受けやすく、一ドルが何円なのかによって定価が変わります。
型落ちなんかを狙うと、欲しいものが一生手に入らない可能性がありますので、欲しいと思ったときに買ってしまったほうがいいでしょう。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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