ロードバイクの盗難対策、一体何が有効なのか?

せっかくの愛車が盗まれた!という話は時々聞くのですが、私自身、スポーツサイクルに乗るようになって10年ほど経ちますが全く経験がありません。
当サイトでは読者様からいろんな声を頂いてますが、有効な盗難対策についてせっかくなので考えてみたいと思ってます。

盗難に遭う場所

ロードバイクが盗まれた!という話の場合の【場所】についてです。
当たり前ですが新宿とか横浜とか、地名の話ではないです。

自宅

前に読者様から聞いた話ですが、確か洗車したあとに玄関先で乾かしていたら、気が付いたら盗まれていたというケースもありました。
これはマンションだと発生しにくいかなと思うのですが(防犯カメラの存在、オートロックで部外者が侵入しにくい、管理人の存在)、マンションといってもオートロックもなければ管理人がいないマンションもあるので、マンションだから安心というわけでもない。

ちなみにずいぶん前にある事件に関連して警察の方に聞いたのですが、マンションのオートロックなんてほぼ無意味だそうです。
むしろ、オートロック付きのマンションは、住人の防犯意識が下がる傾向にあるとかで、夜間などはむしろ侵入しやすいらしく。
(これ、非常に興味深い話もあるのですが、防犯上の関係で書けません。オートロックは鍵が無くても5秒あれば開錠出来ます。もちろん、ガラスを蹴破って突破とかではないです)

自宅のガレージやマンションの駐輪場など、容易に侵入可能な場所は論外です。

駐輪場

ショッピングセンターなどの駐輪場や、駅などの公営駐輪場での盗難。
こういう場所は死角が多い上に、時間帯によっては人気も少ない。

防犯カメラがあるとか、管理人がいるとか、正直あまり関係ない気がします。
防犯カメラが役に立つのは、盗まれた後の捜査段階での話であって、盗まれにくくするものでもない。
いろいろ変装していけば人物特定も困難ですし。
防犯カメラの存在が衝動的に盗もうとする人への抑止力になる可能性もあるのですが、衝動的に盗むようなアホは、そもそも防犯カメラの存在を調べたりしませんw

駐輪場の管理人も、正直なところ盗難対策としてはさほど役に立ちません。
どこの駐輪場でも、規約に必ず書いてあります。

当駐輪場内での盗難やトラブルについて、一切の責任を負いません。

彼らが気にしているのは、お金を払わずに駐輪する不届き者だけであって、それ以外のトラブルには関わりたくない人が多いです。
実際のところ年配の管理人が多いと思いますが、管理人室でグダーっとしているだけですから。

レース・イベント会場

サイクルイベントやレースでは、高級なバイクが一堂に会する絶好のチャンス。
サイクリストに窃盗犯はいない、という謎の安心感と無意味な仲間意識から、無施錠でも盗まれないと思う人もいるようです。

現実として、レース会場で盗んで逮捕された不届き者もいます。

完全放置していたアンケートですが、ちょっと別件のニュースも入ってきたところなので、結果発表にします。 ロードバイクと盗難は切っても切れない...

コンビニや飲食店など

コンビニや飲食店に停めて店内にいる間に、盗まれるケースもあります。

前にコンビニの店長さんに聞いたのですが、それほど多くは無いけど【盗まれたから防犯カメラ見せてくれ】という話はあるそうです。
ただしよくよく聞くと、無施錠だったとか・・・

サイクリストも多く訪れる、榎本牧場でも盗難事件ってありましたよね。

https://alterlock.net/post-3423

これもある種、上で書いたレース会場での盗難と似ているような気がします。
たくさんのサイクリストがロードバイクを停めているという安心感といいますか。
これもある種の集団心理なのかもしれませんが、たくさんのロードバイクが停まっていると、それだけで無条件に安心してしまう人もいるのかもしれません。

プロショップ

意外とあるらしのですが、プロショップの外にロードバイクを停めて買い物しているときに盗まれるケース。
それもあって大型店では、店内に置けるようになっているところもありますが、店内に置いておいても無施錠だと盗まれる場合もあるそうです。

要はサイクルジャージを着てヘルメットでも被っていれば、何ら怪しまれない。
もちろん店内で施錠してあるのに、ワイヤーカッターを取り出したら怪し過ぎるので、それは無いでしょうけど。

路上

何らかの理由で路上に長時間駐輪して、戻ってきたら盗まれていたという話も時々ネット上で見かけます。
これはそもそも違法駐輪になる恐れと、そんなところに長時間置いておいたらそうなるだろとしか思いません。

計画犯と衝動犯

いつも同じ場所に停まっているロードバイクであれば、犯人が下調べして持ち主の行動パターンを把握してから盗むケースもあります。
計画犯と言っても、特定のロードバイクだけを狙っているタイプもいれば、常に盗むために工具を持ち歩いているタイプもいるでしょうし。
鈴鹿サーキットや榎本牧場の件は、そこにいけば何かがあるだろうという計画性なのかなと。

衝動犯の場合、無施錠のロードバイクを見つけて、そのまま乗っていってしまうパターンですね。
こういうタイプの人は、常に歩きながら狙っているというところでしょうか。

ロードバイクの盗難対策

ロードバイクの盗難対策には、大きく分ければ二種類あります。

盗まれにくくする対策

実際に盗難が起こらないように、施錠するとか、人がすぐ横にいて見守っているなどですね。
これらは盗まれないための方法です。

友達同士でロングライドしていてコンビニに入るときも、必ず一人はロードバイクの監視役になるとか。

切れにくい鍵を用意するというのも、盗まれにくくする方法。

盗まれた後の対処法

これは実際に盗まれてしまった場合に、早期発見するため、もしくは被害額を最小限にするための方法。

具体的にはGPS系のアラーム(オルターロックなど)や、盗難保険が該当します。

大原則 切れない鍵は無い

極論すれば、切れない鍵など世の中にはありません。
何かしらの方法を使えば、切断もしくは開錠は出来る。

切れない鍵はないし、止まない雨もない。
明けない夜もありません。
これが大原則。

U字ロックはワイヤーカッターやペンチで切断することは出来ませんが、工具があれば破壊は可能。

そもそも、壊れないものなんて世の中にはないんですよ。
強いて言うなら、世の中にあるもので壊れないものは真の友情だけ・・・などとつまらないことを書いたことについては大いに反省したいと考えています。

例えばですが、長時間路上に駐輪されているなら、軽トラに乗って作業服着て、違法駐輪の撤去作業員風に破壊活動すればよい。
堂々とやっても怪しまれないです。
まあ今は監視カメラ全盛の時代ですので、ナンバープレートから足が付く可能性は十分ありますが。

ただこの手の話って、とにかく警察が動くのは遅いですし、下手すりゃ動いてもくれません。
防犯カメラについても、警察からの要請以外では見せないというのが基本。

なので鍵というのは、単なる時間稼ぎに過ぎないことを知っておいたほうがいいです。
ワイヤーカッターなら、このように瞬殺可能。

せいぜい数秒でしょうか。
ただしワイヤーカッターが無ければ犯人は諦めますので、一定の抑止力はある。

※中学生などが後先考えずに、無施錠の自転車を盗むようなケースには抑止力があるという意味。

しかしそいつらに目を付けられて、ワイヤーカッターをどこかで買って来たらアウト。
なので長時間守ってくれる保証は無い。

前に読者様ともメールでやり取りした内容なんですが、あるところに書いてあった盗難事例をどう思うか?みたいな話。
100万誓いロードバイクを、ワイヤーロックで街中に一晩停めておいたら盗まれていたという、ごく当たり前の話についてでした。

高そうなロードバイクが置いてあった⇒夜だよね⇒誰もいなそう⇒ワイヤーロックだけだからカッター買って来るわ⇒切断、みたいなことは普通に起こりうる。

盗難対策はそれぞれの場面を想定して

完璧な盗難対策はありません。
なので自分がどういう乗り方をするのか?というところから考えるしかない。

グループライドが主なら、コンビニに入るときには、必ず一人は留守番扱いにするとか。
飲食店に入るときには、店内からロードバイクが見えるような飲食店にしか入らないなど。

私の場合ソロライドが多いのですが、ロードバイクから目を離す時間は長くて5分以内。
コンビニで買い物するときとか、トイレに入るときとか。

ワイヤーロックしか使っていませんが、

ものすごく複雑にグルグル巻きにした上で地球ロックしているので、一箇所切っただけでは即座に乗り出せないようにはしてます。
まあ、プラス10秒分くらいは足止め効果があるといいなくらいの話なんですが。

私の感覚ではせいぜい長くても5分程度しか目を離さないので(実際はもっと短いです)、ワイヤーロックを二つで十分。
買い物中も何度もチラチラロードバイクを確認しますし。
コロナ禍で飲食店にも入りませんし、入ったとしても店内からロードバイクが見えるような位置関係にある店にしか入りませんし。

これが、例えば温泉に入るとかであれば、また話は変わります。

温泉に入るなら、30分程度は完全に目を離すと思うのですが、例えばロック関係では定評があるABUS。
ABUSではセキュリティレベルを公開してますが、最強レベルの15になっているこちら。

これくらいを用意しないと、ロードバイクに乗っていて温泉に入ろうとは正直思いません。
そもそも、ロードバイクで温泉に行くという感覚がよくわからないというのが本音です。
汗だくのジャージを脱いで温泉に入って、またそれを着て乗るというのがイマイチ理解不能。
ロードバイクに乗った後、帰宅してから温泉に行くというならわからなくはないですが。

ましてや、一晩駐輪場に放置するとか、路上に地球ロックして放置するとかは、この最強クラスのロックをしたとしてもやりたくもない。

なので鍵を選ぶときは、
・最長でどれくらいの時間、目を離す予定があるか?
・ソロライドか、グループライドか?
・グループライドの場合、誰かが常に見守る体制を取れるか?

こんなところから考えていくのがいいかと。

グループライドしかしない上に、常に誰かが見守る体制を敷いているのに、セキュリティレベル15のロックなんて不要ですし。

GPS系や盗難保険については、盗まれた後の話。
これとロックを一緒に考えないほうがいいのかなと・・・
それこそ、グループライドしかしない上に、常に誰かが見守る体制になっているでのあれば、盗難保険の必要性も薄い。

まあどちらにせよ、目を離すのは短時間にするというのがベストな盗難対策。
あと、同じロード乗りばかりだから安心というわけでもないし、自宅玄関であっても盗まれる可能性は十分ある。
ロック自体の強度もそうなんですが、一番は油断大敵ということなんじゃないでしょうか?

目を離さず、ロードバイクのすぐそばにいるのに強奪していくケースはさすがに無いでしょうから、一番の盗難対策は

ロードバイクから目を離さない

これに尽きるのかと。
そうすると二階以上にある飲食店には入れないとか、温泉には入れないとかいろいろ制約も付くでしょうけど、そういうのは別にロードバイクとは関係なく行きたい時にいけばいいだけだったりもする。

100万近いロードバイクや、100万超えるロードバイクは、ド素人が見ても高級品だということはだいたい分かります。
それを数時間放置すれば、どんな頑丈なロックであっても、突破しようとする輩が登場しかねないということです。

アラーム・GPS系はどうなのか?

GPSアラーム系の盗難防止グッズが一気に売れたのは、恐らくはオルターロックさんの功績かと思われます。

https://alterlock.net/

ただしオルターロック、今は完売扱いになっています。
次のモデルを何かリリースする予定・・・ということなんですかね?

オルターロックでも多少の誤作動もあるみたいな話は聞きますが、怪しい無名ブランドのアラームとかだと、なおさら・・・
こういうのとかもあるんですが。

ちなみにリアライト&ウインカー機能付きのようですが、私も過去にウインカー機能付きリアライトを使ってました。

前々から、使っているリアライトを何とかしなきゃと思っていました。 使っていたリアライトは6年以上使っていたはずですが、取り付け部の問題で明...

最終的には走行振動でブラケットが折れて、落下して木っ端微塵になりましたが。

GPS系のものは、自転車関係だとやはりオルターロックさんが圧倒的シェアなのかなと思うのですが、なにせ今は完売状態。
ほかにもいろいろ探してみましたが、正直なところあまり良さそうなものはないというか、レビューでの評判が酷いものも結構ある。

万が一盗まれたときにはGPS系は役に立つと思うんですが、それよりも盗まれないための努力をしたほうがいいのかなと考えます。
正直なところ、私としてはたった10分間でも目を離すだけでもイヤなんですよ。