こんな奴を前に書いたことがあります。
クラファンで出ていたサドルバッグですが、構造的にはオススメしないものの、発想自体はなかなかよいと思ってました。
発想がよいと言うのは、サドルバッグとリアライトが一体的に使えるという点だけです。
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リアライトをサドルバッグに
リアライトをどこに設置するのか?という問題が勃発したときに、候補に挙がるのはシートポストかシートステイになってきます。
シートステイでもいいんですが、シートポストにリアライトをつけた場合にはサドルバッグと干渉してしまう問題が出てしまう。
前にオーライトから頂いたリアライト。
もう頂いた瞬間から使い道は決まっていまして、
謎の使命感のみで、本来の用法を無視してサドルバッグに取り付け。
付属のブラケットとかガン無視なんですよ。
箱を開けた瞬間からここに取り付けすると決めてましたから。
ただし、多少の問題点はどうしてもあるというか、
真後ろを向くわけではなくて、やや斜めになります。
いろいろ工夫すれば何とかなる可能性はありますが、実用上では大きな問題ではないと思うのでこれでいいかなと。
キャットアイのマイクロオートというリアライトも、頑張ればサドルバッグに装着可能です。
けどあえてそれを避けてます。
理由は、キャットアイのほうはゴムバンド止めなので、
ちょっと不安定かなと。
オーライトのほうはもうちょっとしっかりしているので、切れなそうな予感。
で、クラファンに出ていたサドルバッグのやつ。
あれ、リアライトの光をサドルバッグに投射させるようにしているみたいですが、あれが逆ならアリなんですよ。
サドルバッグよりもリアライトが後ろに来る構造で、それなりにスタイリッシュに仕上がってれば、恐らくは構造的にも不安感が無くなるはず。
あの構造だと、デイライトしても日光の具合によっては見えない可能性もありますし。
既存のサドルバッグとリアライトを同時取り付けすると、
本来の使い方とは全く違うわけで、ややムチャ感が。
スタイリッシュなのかと聞かれると、皆無だとしか・・・
それをうまく作ってくれていればアレはアリだったのですが、リアライトよりもサドルバッグが後ろに来る構造で、しかも力学的には無しとしか思えない。
まあ、いづれとすぐの違いもわからない奴に滅茶苦茶なこと書かれて酷い目に遭いましたが。
すぐってごく近い将来を指すので、例えば1年後も自分にとってはすぐだとか意味不明な定義されても話にならない。
日本語分からない上に、間違いばかり書いている奴にグダグダ書かれる筋合いないんですけどね。
で、クラファンに出ていたサドルバッグ、発想は実はいいと思っていて、その発想というのはサドルバッグとリアライトが一体的になっている点のみ。
けどあの構造じゃ、さすがに無い。
あとちょっと気になる点として。
あのサドルバッグ、走行中にほとんど揺れてない的なレビューを見るのですが、どうやって後ろを見ているのだろうかと。
後ろを振り返って凝視しないと状況が分からないはずですが、そうするとペダリングしながらはまず無理でしょうし。
ペダリングしている状態とペダリングを止めている状態ではフレームの歪みが変わるので、結果的に振動も変わりうる。
日中、ライトを設置してないロードバイクを撮影して批判しているほど安全意識が高い人なのかなと思うのですが(別に違反ではないです)、その割には自分は前方を見ないで運転しているというのはどうも不思議。
サドルバッグの揺れを確認しながらとなると、相当後ろを見る形にならないと見れないはずですし。
安全運転上の理由が無く、前方を見ないで自転車に乗る行為は、70条に抵触する可能性がありますから・・・
(もちろん後続車を確認するために一瞬見る程度は問題ないですが)
第七十条 車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。
後ろ見ながら自転車に乗れば事故の原因になりうる危険行為。
店舗のガラスなどに映った状態を見ても同じですし、地面に映った影を見てもよくわからないでしょうし。
たいへん不思議に思ってます。
あと、あのサドルバッグは【長い距離の場合】と称してどれくらい入るかも紹介しているのでロングライドでも全然OKというウリになってますが、ダンシングしたらどうなるんですかね。
街乗りだろうと、坂があれば立ち漕ぎくらいはしますし・・・
全く揺れないことは物理的にありえないですが、ダンシングしながら後ろのサドルバッグを確認なんて無理でしょうから、実質的には検証不可能なような気もします。
いい物が無い
サドルバッグとリアライトを一体的に設計したものって、ほぼ無いと思います。
キャットアイのような大手が作ってくれたらまた話は変わるかもしれませんが、キャットアイはライトとかサイコンのメーカーですので、サドルバッグには興味が無いのかも。
まあ、サイクリングポーチは販売しているようですが。
サドルバッグよりもツールケースとかツール缶派もいますし、そういう人ならシートポストが空くので問題ないんでしょうね。
ちなみに、一応ハンドルのバーエンドにもリアライトをつけてますが、
夜間はいいのですが、日中はそこまで被視認性が上がるというわけでもないかも。
点滅にすると、日中はちょっと弱い感じがしますが、無いよりはマシ程度の効果しか期待してないので。
実際、これを使っていると車が追越しするときにやたら車間を開けてくれているような実感はあるので、効いていると嬉しいなと思いつつも、過度な期待はしてませんw
なんでもそうですが、一つのパーツに過度な期待をしないほうがいいんだろうなと。
モーションセンサーのブレーキライトなんかもその典型かと。
後方で車間距離が近づくと教えてくれるセンサー?がついているのがあった気がするのですが、ガーミンでしたっけ?
これか。
こういうのも精度自体はそれなりにあるんでしょうけど、100%を保証する訳ではないので、メリットはあるけど過信は禁物。
最近、日中でもリアライトを点滅させて乗っているロードバイクが増えたように思うのですが、これもいろいろ理由はあると思います。
追突などのリスクを下げる効果というか、単にロードバイクの存在をアピールする目的ですね。
ただこれ、意外と副産物というか、車が追い越すときにもそれなりに側方距離を取って追越ししてくれるような。
赤って色彩学的には印象が強いので、なるべく避けようとする心理が働くのかもしれません。
こうみると、角度によっては赤というよりもややオレンジ寄りに見えるかも。
外ではこんな感じだったので、
角度や周囲の明るさ次第なのかもしれません。
特にデイライトの場合なんですが、後方から最も見えやすい位置となると、サドルバッグになります。
この場合の後方というのは、例えば左カーブのときなども含めての話です。
左カーブを走行中だと、後続車からするとここのライトは乗り手に遮られて見えない可能性もあります。
シートステイも、同じく左カーブだと車輪にやや遮られる可能性はありますが、夜間ならある程度見えても、日中だと角度次第ではあまり効果的ではない可能性も。
コロナ禍で事故に遭うとややこしいことも想定されるので、自分の身は自分で守る努力が必要ですね。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
レザインなんかはライトとサドルバッグを一緒に作ってますね。
Zectoは頑丈なクリップのついたタイプで、同社サドルバッグの後ろにこれを噛ませることができますよ。
ただクリップはともかく、サドルバッグの取り付け部分がちと頼りないので、私は万一の落下防止のためにストラップも併用しています…
コメントありがとうございます。
一体的なタイプもありますね。
落下は注意しないといけません。過去に別件ですが、やらかしてます…