こんな記事を見つけました。
前輪はキャリパーブレーキがあるようですが、後輪にはない。
ブレーキレバーもブレーキワイヤーも片側だけ・・・となると、

と騒ぎ出す人がいそうな気がしまして。
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画像では全く分からない
これ実は、画像を見る限りでは違反かどうかは全く分かりません。
というのも、確かに後輪にはブレーキキャリパーもないし、ブレーキレバーもブレーキワイヤーも一つしかないのですが、ピストと謳っている商品の中にも、後輪がコースターブレーキになっているものもあるからです。

コースターブレーキは、手でブレーキを操作しません。
足で操作します。
ピストの固定ギアとの違いは、コースターブレーキにはフリー機構があること。
コースターブレーキはJIS規格を満たしているので、違反ではありません。
で、記事に出ている自転車ですが、後輪ハブ付近の画像が無いので、判断しようが無いわけです。
なのでコースターブレーキが付いているのかもしれないし、後輪ブレーキが無いのかもしれません。
ちなみに記事中ではCREATE-BIKESというブランド(?)だと書いてあったので調べたのですが、アマゾンで過去に販売されたことがあるようで、アマゾンの説明では後輪がコースターブレーキになっているようです。
紛らわしいですが
コースターブレーキは警察官でも理解していないですし、サイクリストでもその存在を知らない人が多々います。
その結果何が起こるかというと、警察からは制動装置の整備不良で切符を切られてみたり、サイクリストからはノーブレーキだと非難を浴びる結果になりますw
コースターブレーキというとビーチクルーザーが多くて、BMXでもあるそうです。

前にBMX乗りだという方からメール頂いたことがありますが、後輪にブレーキが付いてないだろ!!と非難されることもあるそうで。
メッチャ法律通り、制動装置がついてますけどね・・・
まあ、ピストでコースターブレーキというのは間違いで、シングルスピードでコースターブレーキが正確な表現。
シングルスピードでも固定ギアとフリーギアがありますから・・・
ただこういうのも、警察官が知らないこと前提で乗ってないと、法律を守っているのに切符切られます。
即座に反論できる準備がないと無駄に違反扱いされます。
まあ、紛らわしいものに乗らないことも自己防衛の一つともいえるかもしれません。
で、記事で出ている自転車については、正直どっちなのかはわかりません。
とはいえ、コースターブレーキはあまり知られた存在ではないため、変に疑われたりすることもあるので、あんまりおすすめしないのが本音。
警察に説明しても分かってもらえないこともあるらしいですし。
ちなみにですが、コースターブレーキは後輪にしか設置出来ませんので、前輪側にブレーキキャリパーやディスクブレーキが無く、ブレーキレバーもワイヤーも無いなら違反です。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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