フルクラムの名作レーシングホイール、レーシングゼロが2WAY-FITになってリニューアルしました。
そもそも論で言うと、ずいぶん昔のナローリム(C15)時代にもレーゼロの2WAY-FITはあったと思いますが。
フルクラム レーシングゼロ 2WAY-FIT
https://www.fulcrumwheels.com/en/wheels/road-bike-wheels/racing-zero-2WF
というわけでレーゼロが2WAY-FIT、つまりはチューブレスに対応することになりました。
フルクラムはチューブレス化を結構進めてますから、この流れは当然かと。
ただまあ、新しくリムを設計したのかはやや微妙で、レーゼロコンペのほうは前から2WAY-FITでしたしね。
なのでリムの共用になっただけなんじゃないか??と思ったのですが、そうとも言えないっぽい。
レーゼロとレーゼロコンペのリムだけ比較しますが、どちらもマテリアルは同じ。
【6082-T6アルミ製プレエイジドトリートメント トリプル切削 C17】になってます。
ただし、適応するタイヤ幅は微妙な差が。
レーゼロ2WAY-FIT | レーゼロコンペ | |
適応タイヤ幅 | 23-38㎜ | 25-50㎜ |
ETRTO規格が微妙に変更された影響なのかもしれませんが・・・
あとフルクラムの本国ページを見る限りですが、そもそもレーゼロコンペ(リム)のほうはカタログ落ちしているっぽい。
ディスクブレーキ用の【Racing Zero CMPTZN DB】は残っているので、リムブレーキ版のレーゼロコンペは終了なのかもしれません。(詳しくは不明)
レーゼロコンペというと、一本だけ赤いスポークになっているのがオシャレな逸品。
Fulcrum – Racing Zero C17 Competizione クリンチャーホイールセット
ハブもノーマルのレーゼロとは異なります。
時代はチューブレス?
まあ、明らかにロードバイク界はチューブレス方向に向かってますが、扱いがクソ面倒だということを考えてクリンチャー回帰路線もあります。
ROVALとかクリンチャー回帰路線ですね。
タイヤシステムの性能って、いろいろあると思うのですが。
・転がり抵抗
・グリップ
・乗り心地
・作業性
・コスト
作業性という点で見るなら、クリンチャーは最強。
まあ、2WAY-FITなのでクリンチャーも使えるわけで、何かが変わったというわけでもないように思いますが。
本国ページで見ると、本国の定価は916ユーロとあります。
日本での定価は税込み151,800円なので、消費税を考えても本国は安いなと思うのですが、輸送費高騰している昨今ではこんなもんでしょうかね。
ちなみに既存のレーゼロのリムがダメになった際は、新リム(チューブレス)で直していいんでしょうかね?
当然そうなるんだろうとは思いますが。
あと、レーゼロCMPTZN DBにはレッドスポークが使われていません。
そうなるとレーゼロコンペにしかレッドスポークがないわけですが、本国でレーゼロコンペが廃盤になっているとなると、補修用レッドスポークの入手性はどうなるんでしょう??
そもそも廃盤なのかも怪しいところではありますが、本国ページにないとなると、当然そう・・・ですよね。。。
ちなみにですが、過去にはフルレッドのレーゼロもありましたよね。
フルレッドのレーゼロを付けて走っている人を見たことがありませんが、それなりに興味はあります。
あそこまでレッドだと、合わせるのは難しい気がするので・・・
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント