近年、グラベルロードとかアドベンチャーロードとか様々な形態のバイクが出てきていますが、ちょっと面白そうな一台をご紹介します。
FUJIのJARI(ジャーリ)が価格帯的にもお買い求めやすく、なおかつ万能に様々な用途に使えそうな一台です。
FUJI JARI(ジャーリ)1.7
FUJI(フジ) 2018年モデル JARI 1.7 (ジャーリ 1.7)[グラベルロード][ロードバイク・ロードレーサー]
フレーム | アルミ(チタン配合) |
フォーク | フルカーボン |
STI | ティアグラ |
クランク | FSA Vero Pro Adventure, 46/30T |
FD | ティアグラ |
RD | ティアグラ ロングケージ |
スプロケ | ティアグラ 11-34T |
BB | JIS |
ブレーキ | テクトロ メカニカルディスク |
タイヤ | Clement X’Plor USH, 700 x 35c |
このバイクの名前であるJARI(ジャーリ)は、気づいた方もいるかもしれませんが【砂利】から来ているそうです。
要は砂利道でもへっちゃらに走れるアドベンチャーロードということですね。
フレームはアルミ、フォークはフルカーボン。
コンポはティアグラをメインにしながら、テクトロのディスクブレーキを持ってきています。
FUJIのサイトによると、このJARIが目指したのは高い走行性能と実用性とのことです。
このバイク、チェーンステイ長を435mmとかなり長めに取っていることで、タイヤ幅は45Cまで対応するとのこと。
アルミフレームですが、チタンを配合して強度を35%アップさせているとのこと。
このアルミフレームはかなり手が込んでいるようで、リアエンドは6066アルミで、メイントライアングルは振動吸収性がいい6061アルミを採用した【ミックスアルミフレーム】とのことです。
確かに、35cタイヤが入っていてもまだクリアランスが取れますね。
このバイクの良さなんですが、15万程度で買えるというお買い得な価格帯であるということと、未舗装路も余裕で走れるフレームやタイヤ、ディスクブレーキで安心の制動力、なので万能性が高いと思うんです。
通勤通学でもタイヤが太いので乗り心地がいいでしょうし、走行性能も高そうなのでツーリング的な使い方もできそう。
3つもボトルケージを搭載できるということや、トップチューブ上面にはボルトで固定できるマウントがあるため、荷物の運搬性も高いというのがポイントです。
BBがネジ切りJISなので、整備性も高いのもポイントが高いかもしれません。
FUJI JARI(ジャーリ)1.7
FUJI(フジ) 2018年モデル JARI 1.5 (ジャーリ 1.5)[グラベルロード][ロードバイク・ロードレーサー]
こちらは上の1.7と同じフレーム&フォークながらも、コンポをスラムのエイペックスにしたもの。
フレーム | アルミ(チタン配合) |
フォーク | フルカーボン |
STI | スラム APEX |
クランク | Oval 300 1x, 40T |
FD | なし |
RD | スラム APEX |
スプロケ | SRAM PG1130, 11-42T, 11-speed |
BB | JIS |
ブレーキ | TRP Spyre C mechanical disc |
タイヤ | Clement X’Plor USH, 700 x 35c |
こちらはスラムのエイペックス採用モデルですが、フロントはシングルです。
これがポイントで、リアは11-42Tの11速と超ワイド。
スラムのロードコンポは、正直なところでいうとフロント変速に難がありました。
特に下位グレードではフロント変速がかなり鈍いものが多かったのですが、スラムはそこを逆手に取っているのかフロントをシングルに、リアを超ワイドにしてカバーしてきています。
上のティアグラモデルは【無難】というイメージがありますが、このスラムモデルはちょっと興味をそそられますよね。
スラムのレバーの特徴は、ダブルタップレバー。
シマノとは操作法が異なります。
何気にスラムってカッコいいんですよね。
最近、完成車でスラム搭載車ってほとんどないので、貴重な存在かも。
俺、どこでも走っちゃうけどいいの?と語りかけてくるようなフォルム。
ユー好きなように走っちゃいなYO!とテンションが上がりそうなバイクです。
FUJI JARI(ジャーリ)1.1
【先行予約受付中】FUJI(フジ) 2018年モデル JARI 1.1 (ジャーリ 1.1)[グラベルロード][ロードバイク・ロードレーサー]
こちらの特徴ですが、BBがJISからBB386EVOになり、コンポがスラムのフォースになっています。
またディスクブレーキが上の2つは機械式ですが、こちらは油圧ディスク採用。
フレーム | アルミ(チタン配合) |
フォーク | フルカーボン |
STI | スラム FORCE |
クランク | Oval 300 1x, 40T |
FD | なし |
RD | スラム FORCE |
スプロケ | SRAM XD, 10-42T, 11-speed |
BB | BB386EVO |
ブレーキ | SRAM Force, hydraulic disc |
タイヤ | Clement X’Plor MSO, 700 x 35c |
ここで一気に価格帯が上がりましたが、スラムのフォース採用で油圧ディスクなのでこの値段はしょうがないですかね。
フレームはBB規格が変わっているので、上の二つとは厳密に言えば違いますが、性能的にはほぼ変わらないと見ていいでしょう。
なので上の二つに比べ、ついているパーツのグレードが上がっていると考えればいいかと。
さすがにこの価格帯だと、通勤通学には使いづらいかもしれないですね。
こちらもフロントシングルです。
通勤通学からロングライドまで幅広く使える一台
通勤通学で使う場合、メリットとなるのはタイヤの太さです。
これだけ太いタイヤだとパンクもしにくいわけで、パンクトラブルで遅刻しそう・・・という場面がかなり減るはず。
ロングライドでも荒れた路面だろうと舗装路だろうと、構わず走ってくれちゃう走行性はいいですよね。
何日にも渡るツーリングなんかにも向きそうなバイクです。
このバイクをどう使うかは、買ったあなた次第。
どこでも行けちゃう走破性は頼もしいですね。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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