一昔前だと、リム内幅15c=23cというのが常識でした。
リム幅の1.4~2.4倍あたりが適合タイヤでしたが、ETRTO規格の変更により今は異なります。
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新ETRTO規格によると
ヴィットリアのHPでこの辺りが説明されています。
タイヤ幅 | リム幅(内幅) |
18-21 | 15C |
22-24 | 17C |
25-28 | 19C |
29-34 | 21C |
以下割愛 |
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ただしあくまでも、新設計のリムとタイヤでの話なので、古いリムだとちょっと話が変わるようです。
どんどん太くなるリムとタイヤ
ロードバイクというと伝統的には23cタイヤだったわけですが、今だと標準が25c、完成車によっては28cが付いてくるものでも珍しくはない時代になりました。
28cあたりでもいいタイヤが登場しているという事情も大きい。
一昔前だと、28cだとレーシングタイヤはありませんでしたし。
ディスクブレーキ化の流れがリム幅とタイヤ幅の関係にも影響していますが、最近、エンデュランスバイクとグラベルロードの差が少ないような立ち位置のバイクもあります。
サーベロのカレドニアなんかもそうです。
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コンチネンタル(Continental)
グラベルロードはASPEROがあるけど、ASPEROより舗装路で速く、それでいて通常のレーシングバイクよりも太いタイヤを履かせたいというコンセプトで登場しています。
サーベロではカレドニアのことをモダンロードと呼んでますが、要はエンデュランスバイクの一種と見ればよい。
今の時代、エンデュランスバイクとグラベルロードの差がほとんどないようなバイクもあるので、正直なところそれなりに調べてから買わないと、買ってからなんか違うぞということに陥りやすいのかもしれません。
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まあ、さほど調べもせずに買って後悔するという心理だけはどうにも理解不能な面もあります。
コメント
新ETRTOではタイヤ幅がリム幅の1.4倍以上の制限が無くなったようですが、リムやタイヤのビード部分の形状が変わっているのでしょうか?
新ETRTO非対応のタイヤを1/1.4以下のリムで運用する場合は外れるリスクがあるのでしょうか?
もしそうなら流行りのリムの外幅とタイヤ幅が同じくらいという組み合わせはダメということになりますね。
コメントありがとうございます。
これについては私も疑問なんですが、以前リム幅が17cになった際にあるメーカーに確認したところ、22cタイヤでも問題ないしメーカー的には何ら制限を設けていないと回答されました。
ルールに従うなら23cですらアウトなはずですが、「そんな決まりはない」みたいな回答でした。
プロチームも22cだよと言われましたが…
どうなっているのか、詳細まではわかりません。