続々とメリダの2018年モデルが販売開始されていますが、今回はスクルトゥーラ400です。
このバイク、アルミフレーム&105組でお買い得なバイクなのですが、先日紹介したスクルトゥーラ700もアルミフレーム&105組です。

400と700では何が違うのか、どっちがお買い得なのかなど皆様が知りたい情報を解説します。
2018 MERIDA SCULTURA400のスペック
メリダ 2018年モデル SCULTURA 400 / スクルトゥーラ 400 【ロードバイク/ROAD】【MERIDA】【送料無料/沖縄離島除く】【smtb−k】【kb】
このバイクの特徴ですが、メリダが誇る上質なアルミフレームを105で組んだものです。
まだ詳細なスペックは判明していませんが、わかっている範囲で書きます。
<2017年8月29日追記>
メリダのサイトが更新されパーツスペックがわかりましたので追記します。
フレーム | Scultura lite-single BSA
(フルアルミ) |
フォーク | Road carbon Race
(フルカーボン) |
クランク | シマノFC-RS510 50-34T |
BB | JIS |
Fディレーラー | 105(直付) |
Rディレーラー | 105(ショートケージ) |
ブレーキ | シマノ R561 |
STI | 105 |
ホイール | Merida comp SL 24 pair |
タイヤ | マキシス Dolemites 25c |
スプロケット | 105 11-28 |
チェーン | KMC X11-1 |
重量 | 8.9キロ |
定価(税抜) | 139,900円 |
このようになっています。
カラーリングは上のシルクブラックと、下の画像のブルーの2種類。
スクルトゥーラ700とはカラーリングがだいぶ違うようです。
まずは2017年モデルのスクルトゥーラ400と比較してみましょう。
2017年モデルとの比較
2017 | 2018 | |
フレーム | Scultura lite-single BSA
(フルアルミ) |
Scultura lite-single BSA
(フルアルミ) |
フォーク | Road carbon comp
(フルカーボン) |
Road carbon Race
(フルカーボン) |
クランク | シマノFC-RS500
50-34 |
シマノFC-RS510
50-34T |
BB | JIS | JIS |
Fディレーラー | 105(直付) | 105(直付) |
Rディレーラー | 105(ショートケージ) | 105(ショートケージ) |
ブレーキ | シマノR561 | シマノR561 |
STI | 105 | 105 |
ホイール | Merida comp SL 24 pair | Merida comp SL 24 pair |
タイヤ | マキシス Dolemites 25 | マキシス Dolemites 25 |
スプロケット | 105 11-28 | 105 11-28 |
チェーン | KMC X11 | KMC X11 |
重量 | 8.8キロ | 8.9キロ |
定価(税抜) | 139,900円 | 139,900円 |
まず、2018年モデルの詳細スペックがまだ出ていないので、完全な比較はできません。
※2017年8月29日追記、パーツスペックが判明しましたので更新しました。
クランクが2017年では【RS500】なのが、2018年モデルでは【RS510】と微妙に変わっています。
これはRS500がマイナーチェンジしてRS510になっただけなので、基本的には同じグレードです。
RS510についての詳細はこちらで書いていますが、要はデュラエースR9100やアルテグラR8000のクランクと規格を合わせてきただけのものです。
http://roadbike-navi.xyz/archives/2217
RS500でもRS510でも、これらはコンポのグレードと関係ない【ノングレード品】です。
性能的にはティアグラと105の中間あたりのようなものになります。
私が乗っているLOOK765も、完成車スペックではクランクはFC-RS500でした。
私はフロント変速の向上させるために、クランクだけアルテグラにしています。

あと、フォークが変わったようです。
2017年モデルではROAD CARBON COMPだったのが、2018年ではROAD CARBON RACEになっています。
この二つですが、どちらもフルカーボンフォークです。コラムまでカーボン。
これは過去に、代理店であるMIYATAに確認しているので間違いありません。

COMPのほうが上位モデルのようで、スクルトゥーラ700ではCOMPを採用しています。
RACEのほうは、スクルトゥーラ100など下位モデルでの採用。
過去にMIYATAにこの二つの違いを聞いたことがあるのですが、MIYATAはメーカーではなく代理店なので、詳しくは知らないそうです。
カーボンの積層や重量で違いがあるのだと思うけど、詳しくはメリダから教えてもらっていないと・・・
2017年モデルに比べ、重量は0.1キロ増量。
パーツスペックから見る限り、フォークの重量差なのではないかと推測します。
2017年モデルとの比較はこんな感じでしょうか。
2018モデルの400と700の違い
どちらもアルミフレーム&105コンポなわけですが、400と700では何が違うのでしょうか?
その違いを見ていきます。
メリダ 2018年モデル SCULTURA 700 / スクルトゥーラ 700 【ロードバイク/ROAD】【MERIDA】【送料無料/沖縄離島除く】【smtb−k】【kb】
スクル700 | スクル400 | |
フレーム | Scultura lite
(フルアルミ) |
Scultura lite-single BSA
(フルアルミ) |
フォーク | Road carbon comp
(フルカーボン) |
Road carbon Race
(フルカーボン) |
クランク | 105
52-36 |
シマノFC-RS510
50-34 |
BB | PF86 | JIS |
Fディレーラー | 105(直付) | 105(直付) |
Rディレーラー | 105(ショートケージ) | 105(ショートケージ) |
ブレーキ | 105 | シマノ R561 |
STI | 105 | 105 |
ホイール | FULCRUM RACING EXPERT | Merida comp SL 24 pair |
タイヤ | マキシス Dolemites 25 | マキシス Dolemites 25 |
スプロケット | 105 11-28 | 105 11-28 |
チェーン | KMC X11-1 | KMC X11-1 |
重量 | 8.5キロ | 8.9キロ |
定価(税抜) | 169,900円 | 139,900円 |
まず誰でもわかるフレームカラーの違いから。
400では以下の二種類のカラーです。
上位モデルの700では、バーレーンメリダのレプリカカラーがあるわけですね。
カラーリングが好みの問題が大きいので、これは見た目で選べばいいでしょう。
パーツスペックについてですが、まず400と700ではフレームの基本的な部分は同じであるものの、BB規格が400ではJIS、700ではPF86です。
そのためフレームのBB部分だけが違います。
このBB規格の違いですが、理論的にはPF86のほうが剛性が高い、つまりは踏み込んだ時のパワー損失が少ないと言えるでしょうけど、ここはぶっちゃけわかりづらい差です。
なので気にしなくていいレベルです。
フォークは上でも書いたように、400がROAD CARBON RACE、700がROAD CARBON COMPとなっています。
両者ともにフルカーボンフォークですが、COMPのほうが恐らくは軽いはずです。
パーツスペックはクランクの違いとホイールの違いがあります。
2017年モデルではブレーキも400と700では違いましたが、2018年モデルでも700のブレーキは105、400のブレーキはR561と差があります。
ホイールの違いについては、確かにスペックだけ見たら700についているフルクラム レーシング エキスパートのほうが軽いはずですが、正直ここは気にしないほうがいいです。
というのも、700についてくるフルクラムも決していいホイールではありません。
これは一般販売していない完成車用ホイールですので。
なので400と700のホイールの差を論じること自体に意味がなく、走りを向上させるならどちらを買ってもホイールは買い替えたほうがいいと思います。
もちろん、そのままのホイールでも使えますが、どっちも走りはそれほど軽くないホイールですので。
クランクの違いについては、ここは考え方次第です。
FC-RS510は105クランクよりも剛性が低いため、フロント変速時の【キレ】については105クランクのほうがよいです。
クランクがフロント変速にどのように関係するかは、こちらをご覧ください。
SHIMANO(シマノ) クランク105 FC-5800 34X50T 170mm ブラック
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400と700では価格差は3万円ほどありますが、このようなスペックの違いがあります。
400と700ではどっちがいいか?
これはもう考え方次第なのでどっちが正解とは言い切れません。
予算も人それぞれですし。
スクルトゥーラについては、アルミフレームの中でも優秀なほうで、個人的には評価が高いフレームです。
レーシングフレームながら、乗りやすい剛性なんですよね。
ロードバイク一台目の人でも、違和感なく乗りこなしやすい万能性があります。
ロングライドでも十分使えるバイクなので、レーシングバイクだから・・・と思わないでいろんな場面で乗ってほしい一台です。
せっかくフレームがいいのに、その割にはホイールが貧弱な気がします。
もちろんデフォルトのホイールでも十分な走りができますが、走りにさらにキレを出すなら、ホイールは買い替えるのもアリ。
買い替えるなら、最低ランクはやはりゾンダでしょうか。
Campagnolo – Zonda (ゾンダ) C17 ホイールセット
重量 | 1596g(ペア) |
リムハイト | F25mm、R30mm |
対応タイヤ | クリンチャー |
23cタイヤ | ×(25C以上) |
スポーク数 | 16/21 |
対応スピード | シマノ8-11s |
予算が限られているなら、400を買ってホイールをゾンダに変えるのもアリでしょう。
パーツスペックは700のほうがいいので、700もいいですよね。
スクルトゥーラはフレームがいいので、是非ともこの良さを体感してほしいです。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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