以前も取り上げた、ビアンキの2022年モデルのグラベルバイク、IMPULSO PRO。
既にカーボングラベルバイクというとアルカデックスもあったわけですが、値段設定を見てちょっと驚き。
IMPULSO PROの立ち位置
単純に値段から比較すると、IMPULSO PROってかなりいいフレームということ??
IMPULSO PRO | OLTRE XR3 DISC | ARCADEX | |
コンポ | GRX600 | アルテグラディスク | GRX600 |
仕様 | グラベル | ロード | グラベル |
値段(税込) | 605,000 | 514,800 | 462,000 |
既にあったアルカデックスのほうが上位なのかと思いきや、インプルソプロのほうがはるかに値段が上。
オルトレXR3はコンポがアルテですが、GRX600というのはロードでいうところの105相当なので、オルトレXR3よりも上位フレームという感じでしょうか???
これはちょっと驚き。
アルカデックスとインプルソプロの違い
アルカデックスもインプルソプロも、フレーム重量はサイズ55で1100gと同じです。
えーと、いったい何がどう違うのやら。
ジオメトリを見てみましょうか。
アルカXS | インプル48 | アルカSM | インプル50 | アルカMD | インプル52 | |
シート長 | 440 | 480 | 480 | 500 | 520 | 520 |
水平トップ | 522 | 510 | 535 | 525 | 550 | 535 |
ヘッド長 | 120 | 100 | 135 | 115 | 150 | 125 |
ヘッド角 | 70.5度 | 70.5度 | 70.5度 | 71度 | 71度 | 71度 |
シート角 | 74.5度 | 75.5度 | 74度 | 74.5度 | 73.5度 | 74.5度 |
リアセンター | 425 | |||||
BB下がり | 75 | 53 | 75 | 58 | 75 | 60 |
リーチ | 365 | 378 | 369 | 383 | 374 | 385 |
スタック | 565 | 510 | 579 | 529 | 595 | 542 |
アルカLG | インプル54 | アルカXL | インプル56 | インプル58 | ||
シート長 | 550 | 545 | 580 | 560 | 580 | |
水平トップ | 565 | 545 | 585 | 560 | 575 | |
ヘッド長 | 165 | 135 | 180 | 145 | 160 | |
ヘッド角 | 71度 | 71.5度 | 71度 | 72度 | 72.5度 | |
シート角 | 73.5度 | 74度 | 73度 | 73.5度 | 73度 | |
リアセンター | 425 | |||||
BB下がり | 75 | 60 | 75 | 60 | 60 | |
リーチ | 384 | 386 | 394 | 391 | 396 | |
スタック | 609 | 554 | 623 | 569 | 583 |
サイズの比較がしづらいですが、同じくらいのリーチで比較しても、IMPULSO PROのほうがスタックが低い。
BB下がりもアルカデックスは下がり目ですが、インプルソプロはそこまで下がっていない。
インプルソプロのほうがよりレーシング?という感じでしょうか。
アルカデックスのほうがハンドル位置は高めになるけど、インプルソプロは低くなる感じ。
なので同じカーボングラベルと言えど、全く別物と言ってもいいのかもしれません。
インプルソプロのロゴは控え目・・・というか、ダウンチューブの上側にあるようです。
https://www.japan.bianchi.com/news/1287
ビアンキのHPでも【オフロードを高速に】とありますね。
アルカデックスはややツーリングより、インプルソプロはレーシーなグラベルという扱いのようですが、GRX600完成車で60万なのでなかなか強気なラインで攻めてきたなという印象。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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