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「快適」という方向性。

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グラベルロードを買ったという方からこのようなメッセージを頂きました。

読者様
読者様
私は、ゆっくりとキャンプツーリングや長旅を楽しみたいため、あえてグラベルバイクを購入しました。
重い荷物を載せる可能性があるので、太いタイヤ(650b*47c)のグラベルロード一択かなと思っていましたが、いつもは舗装路のみの100km前後のロングライドのみなので、選択肢を間違っていたのかなと、不安になっています。
せめて、今履いているゴツゴツしたタイヤ(WTB Venture)をスリックタイヤに替えるべきなのでしょうか?
たまにキャンプツーリングは行くけど、日常は舗装路ロングライドがメインの場合、快適に走れるカスタマイズの仕方がわかりません。

うーむ

正直なところ、荷物を積載しない舗装路のみの100キロライドのときに、太いタイヤで重いよりももうちょい軽くて細いタイヤのほうが快適だと思います。
調べてみたらWTB Ventureの650B×47は555g。
あんまり650Bタイヤは詳しくないけど、28~32mmあたりとかで十分なんじゃないですかね。

 

まあ、グラベルロード完成車についてくるホイールってたぶんリムも重いし、キャンプツーリング用は650B、それ以外用に700cホイールとタイヤを用意して使い分けするのもいいかもしれません。
グラベルはこういう使い分け可能になっているという点では便利かも。

 

650B×47は、700×28cと外径はほぼ同じです。
外径は同じでも圧倒的に前者のほうがエアボリュームが大きいというのがウリです。

 

ただし、ちょっと気になる点。

 

この方がいう「快適」という方向性がイマイチ明確ではないことや、具体的な不満点が書いてないこと。
そこが一番気になる。

快適という方向性

「快適に走れる」という言葉の方向性がイマイチ明確ではないのが気になるところです。
たぶんですが、不満を感じているポイントをもう少し明確にしないと、答えも出ないと思うんですね。

 

・走行感が重い
・もうちょいスピードが出るようにしたい
など。

 

タイヤの太さを変えずに(エアボリュームを変えずに)スリックタイヤにして転がり抵抗を減らしたいなら、650×47Bのスリックタイヤもある。


WTB – Horizon TCS ロードタイヤ

エアボリュームを変えずにということは、振動吸収や衝撃吸収はそこまで変わらずにスリック化するわけですが、その代わりタイヤ重量はちょっと軽くなる程度です。
このタイヤだと515g。

 

650Bでもタイヤを細くすれば一気に軽量化されますが、GP5000 S TRの650×30Bで280g、32Bで300g。
走りはかなり軽くなりますが、47mmよりはエアボリュームが一気に減るので乗り味はだいぶ変わります。

 


舗装路のみの走行なら32mmくらいで何ら問題ないとは思いますが、快適という方向性がイマイチ明確ではないように感じたので、不満点をもう少し明確にしたほうが改善策を考えやすくなると思いますよ。

 

ちょっと話は変わりますが、以前違う読者様から聞いたこと。
「最強のホイールが欲しい」と真顔で相談する人がいたらしいのですが、まず、その人にとっての「最強」とは何なのか?がわからない限り、何をしたいのかよくわからない。
重量面の最強なのか、空力面の最強なのか、耐久性が最強なのか。
耐久性が最強のホイールと、重量面で最強(とにかく軽い)ホイールは、全く逆の方向性。

 

まずはあなたにとっての「最強」とは何ですか?というところから始めないといけない。

 

ちょっとの掛け違いからイメージしていることが乖離してしまうので、自分にとっての「快適」とは何なのかを明確にしたほうが改善策を考えやすくなると思います。

 

「おすすめのタイヤって何ですか?」という漠然とした質問とかもそうだけど、どういう方向性のおすすめを知りたいのか次第で答えも変わると思うのですよ。




コメント

  1. ゆき より:

    100kmくらいならスリックもノブ付きもあまり変わらんです。舗装路でブレーキング時のグリップを上げたいとかならスリックの方がいいかもですが、とりあえずしばらく使ってから考えるのがよろしいかと。

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      おっしゃる通りなのですが、具体的に何を改善したいか明確ではないので、こうした話は対話しながら問題点を明確にしないと不満がどこにあるのかよくわからないですよね。
      なので少しモヤモヤします。

  2. ぬるべぇ より:

    これでいいのかわからない的な不安要素ならしばらく現状のままで良いのではと思いますよ。明確にこの点が不満を感じるとなるまではみだりに変更する必要もないでしょう。快適性も人によって変わるだけでなく、同一人物でもシチュエーションが変われば180度変わる事もあります。快適性を上げたつもりが、別の部分で不快になるなんて事は普通に良くある事です。長らく乗っているとここがダメってポイントが出て来ると思うので、その時にそこを自分のイメージに合致させる方向に持っていけば大丈夫だと思いますよ。

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      不満点が明確ではないなら変える必要がないという点は同意です。
      この手の話は、対話を重ねてお互いにイメージを具体化しないと答えは出せません。

  3. ヘビー級チャリンカー より:

    コメント失礼いたします。過去に変態クロスバイクについてご教示頂いた者です。その節はありがとうございました。

    快適性という言葉はヘビー級の私にとっても非常に重要な要素になります。なぜなら体重が重い分、間接への負担が大きく軽量級の方々よりも手足が痺れやすかったり、尻が痛くなりやすいためです。

    このコメント投稿者の方の真意は察しかねますが、快適性は自転車の「衝撃吸収性能×高速走行性能」の積だと考えるようになりました。

    衝撃吸収性がいくら高くても走行性能が低く移動に長時間を要するのでは、痺れや痛みとの戦いになってしまいますので本末転倒です。

    私からの提案として「グラベルロードに28~32ミリ幅の耐パンク性能の高いタイヤを装着」です。コンチネンタルのゲータースキンやボントレガーのオールウエザーはパンク性能と走行性能が両立したタイヤです。

    これらのタイヤならちょっとしたグラベル程度の砂利道ならばパンクリスクを減らせ、日常使いでも快適に使えるのではないかと考えます。ただ、あくまでロード向けのタイヤですので空気圧はグラベル向けタイヤほど下げられませんので未舗装路での安定感は微妙かもしれませんが。(オールウエザーの28ミリ幅を使っていますが4.5barくらいまで下げられた気がします。)

    両立は根本的には厳しいと思います。日常使い用にエントリーモデルのロードバイクを購入して使い分けるのが無難ではあると思います。

    私も150キロくらいまでならマウンテンバイクで出掛けたりしますが、遅くて結果的に時間を要するので疲れますけど、乗り心地という点ではマウンテンバイクは快適ですね。色々工夫している甲斐もあり痺れや痛みは少ないです。

    高速走行を求めるならロード向けの耐パンクタイヤを装着するのがコストと手間の観点からはベターなのでは?

    長駄文失礼しました。

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      >快適性は自転車の「衝撃吸収性能×高速走行性能」の積だと考えるようになりました。

      このご意見、納得です。
      偏りすぎてもビミョーですが、どっちを重視するのかも難しいところですね。

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