MAVICは今年、ロード用ホイールのチューブレス化(UST)が話題となっています。
http://roadbike-navi.xyz/archives/1955
マヴィックが出している手組ホイール用のリムというと、定番中の定番のオープンプロがあります。
そのオープンプロまでチューブレス対応の【オープンプロUST】となり、すでに国内の自転車屋では流通し始めているそうです。
オープンプロUST
Mavic マビック オープンプロ Open Pro ロードバイク用リム CD
※上はUSTではない、旧製品のオープンプロです。
下がオープンプロUST。
オープンプロUSTのスペックはこんな感じです。
重量 | 430g |
リム内幅 | 19mm |
リム外幅 | 23mm |
リムタイプ | ISM4D |
ホール数 | 24、28、32 |
対応タイヤ | クリンチャー、
チューブレス |
推奨リムテープ | MAVIC USTリムテープ |
今までのオープンプロは、ホール数が32と36しかありませんでした。
ここにきて24、28、32になったのは、手組ホイール派にはうれしいところではないでしょうか?
その代わり、カラーはブラックのみです。
今まで存在したシルバーリムは廃止です。
【MAVIC】(マビック)OPEN PRO シルバー 700C ロードクリンチャーリム (LJ2420400)【ロードリム】【自転車 パーツ】
クロモリフレーム派の人で、シルバーホイールにこだわりたくてオープンプロを使っていた人もいると思いますが、在庫が尽きる前にシルバーリムを入手しておいたほうがいいかもしれません。
重量も今までのオープンプロは435gが公称値でしたが、ワイドリム化したのに重量は軽くなっているそうです。
リム加工はISM4D。
キシリウムと同じような、リムの切削が入ります。
手組ホイール派の人には、新たな選択肢か
既に自転車屋では、このオープンプロUSTを使った手組ホイールを作っているところもあるようで、ある自転車屋はフロント24、リア28で組んで重量は1500g以下だったと書いてありました。
ただしリム幅が広めなので、メーカーサイトによると推奨タイヤ幅は28~47cのようです。
ただしタイヤ幅は62mmまで対応とも書いてあります。
なのでシクロクロスとかグラベルロード向きなのかもしれません。
またリムには【空気圧は6Barまで】と書いてあるようです。
最近のロードバイクでもフレーム側のクリアランスが28cまでOKのものもありますし、ワイドリム派でかつ手組ホイールが欲しい人には朗報かもしれませんね。
手組ホイールと完組ホイール
先日頂いたメールの中で、こういう表現がありました。
上手い人が組んだ手組ホイールは、機械で組んだ完組ホイールを凌駕する。
ただし、下手な人が組んだ手組ホイールは、機械で組んだ完組ホイールに勝てない。
なかなかの名言だなと思います。
上手い人が組んだ手組ホイールは、正直なところでいうとすごくいいです。
全く同じリム、ハブ、スポークでも、下手な人が組むとクソホイールしかできません。
やたらとスポークが折れるとか、そもそもまともに走らないホイールになったりします。
この言葉について補足すると、どんなに優れた手組ホイールでも超えられない完組ホイールはあります。
あと、最近やたらと中華カーボンホイールやら低価格のアルミホイールが流行っている(?)気がしますが、これらは完組ホイールではありません。
ICANでもSACRAでも、ALX473でも要は【手組ホイール】です。
手組ホイールを一つのパッケージ化しているだけの商品です。
今は手組ホイールを組める職人さんも少ないですが、いい手組ホイールに出会うと低価格で高性能のホイールが手に入ります。
そういう選択肢の一つとして、オープンプロUSTも入ってくるのではないでしょうか?
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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