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ピナレロTTバイク、BOLIDE F HR 3Dに使われた「Scalmalloy® 」とは?

2023年モデル
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ピナレロが3DプリントのTTバイク「BOLIDE F HR 3D」を発表しました。

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これ、寝惚けながら見ていたせいかカーボンフレームだと勘違いしてまして、読者様とメールしていて気がつきました。
金属フレームなんですね。

Scalmalloy

ピナレロのTTバイク、「BOLIDE F HR 3D」で使われているのは、Scalmalloyです。
アルミ合金の一種で、アルミニウム、マグネシウム、スカンジウムの合金(Al-Mg-Sc合金)。
高強度、高延性のアルミ合金で合金で,5000(Al-Mg)系合金にスカンジウム(Sc)とジルコニウム(Zr)が主に添加しているらしい。
耐腐食性も良好。
3Dプリンターで造形可能なアルミ合金粉末ということで注目を集めている素材です。

 

引張強度が520MPa、一般的にアルミフレームとして用いられる6061アルミが320MPa、超々ジュラルミン(7075)が560MPa。
超々ジュラルミンは3Dプリンターや溶接では割れやすいため複雑な造形には不向きですが、Scalmalloyは
3Dプリンターでの製造に適した材料らしい。

 

金属フレームだと溶接で各チューブを繋ぐことが一般的ですが、Scalmalloyは溶接ではないため複雑な造形が可能。

 

シートチューブ前面に凹凸を作り空力を向上させるアイディアはザトウクジラからヒントを得ているそうですが、こういう斬新な造形も3Dプリンターならではなのかもしれません。

金属フレーム復権か!?

最近は金属フレームといってもさほど目新しい技術が自転車界に登場していないので、久々なんじゃないですかね。
金属フレームが注目されるのは。

 

ロードバイクだと、スペシャライズドの新型アレースプリントが溶接位置を大胆に変更したニューフレームを出しましたが、

 

[2022]スペシャライズド アレースプリントがモデルチェンジ。
スペシャライズドのアルミロード、アレースプリントがモデルチェンジしたそうな。ちょっと興味深い点がありまして。2022 スペシャライズド アレースプリントアルミフレームというと、ヘッドチューブ、ダウンチューブ、トップチューブはそれぞれ別に作り...

 

金属素材が注目されるのは久々。
金属フレームには金属フレームの良さがありますし、あえてカーボンバイクではないものを選びたい層も一定数いますが、お値段は発表されていません。
どうなるのでしょう?





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