シマノのチェーンと言えば有名なSIL-TEC。
シルテクを駆使し低摩擦性を実現し、スライド回転摩擦は60%低減、耐摩耗性は20%向上というのがウリです。
Contents
シマノ12sチェーンとSIL-TEC
まずは11速チェーンから。
デュラ | アルテグラ | 105 | |
アウターリンクプレート | SIL-TEC | SIL-TEC | グレー |
インナーリンクプレート | SIL-TEC | SIL-TEC | SIL-TEC |
ローラー | SIL-TEC | ||
ローラーリンクピン | クロム処理 | クロム処理 | クロム処理 |
中空ピン | ○ |
次に12速チェーン。
デュラ | アルテグラ | 105 | |
アウターリンクプレート | SIL-TEC | グレー | グレー |
インナーリンクプレート | クロマイジング | クロマイジング | SIL-TEC |
ローラー | SIL-TEC | ||
ローラーリンクピン | クロム処理 | クロム処理 | クロム処理 |
中空ピン |
12sチェーンはMTB用ですが、なぜかシルテクッはあまり使われていない。
クロマイジングというのはクロムを拡散滲透させるもので、耐摩耗性を向上させるもの。
シルテックについては低摩擦性をウリにし、耐摩耗性向上もアピールしてました。
しかしクロマイジングについてはシマノのサイトでも説明がない。
これの理由についてなんですが、答えはこちら。
シルテックの低摩擦性よりも、チェーンの耐久性を重視せざるを得なかったという話らしい。
まあ、いくら低摩擦性が良くても耐久性に難があれば話にならないので、そういう意味ではユーザーフレンドリーなんでしょうか。
チェーンと耐久性
8速時代からみたら11速チェーンでもだいぶ薄く細くなりましたが、12sでは耐久性に振るしかないのですかね。
そうなると、105はインナープレートにシルテックを使ってますが、12sチェーンの耐久性はグレード差がどのくらいあるのでしょうか。
なお、相変わらず酸性やアルカリ性は避けるようにと書いてあります。
ダメと言われるとやりたくなるのが漢…とは思いませんが、もちろん中性推しです笑。
より薄く、かつしっかりとした強度を保とうとするのは自転車チェーンだけに限らず漢のロマンと言えますが、どちらも「潤滑剤」がないと正しく機能しない点において同じなんだなと思います。
ちゃんとメンテナンスしましょう。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント