今さらの話になりますが、ちょっと用事があって近くまで来たので、多摩川スカイブリッヂを見てきました。
正式名称は「多摩川スカイブリッジ」です。
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多摩川スカイブリッヂ
多摩川スカイブリッヂは左右に一方通行の自転車道がありますが、控えめに言っても残念な構造としか言いようがないことで知られています。
東京側からのアプローチは、斬新極まりない構造です。
環八からの進入路はここ。
「押して歩け」という斬新な構造になっています。
なおエレベーターがあるのでそちらに自転車を載せることは可能ですが、
「電動キックボードは降りろや!」とやたら書いてあります。
キックボードの人たちって、こんなスロープも乗ったまま降りる猛者がいるのかな。
ひっくり返って自爆する未来しか見えませんが、その程度で怯むくらいな柔な連中ではないのでしょう。
エレベーターもしくはスロープから上がると、多摩川スカイブリッヂがあります。
一方通行なので、東京から神奈川に向かうときは左側にある自転車道を使うことになる。
まあ自転車道は道路交通法上では車道なのに、車止めがある車道なんて斬新ですよね笑。
なぜ車止めがあるかというと、下り勾配がきつく速度が上がったまま歩道に進行することを防ぐ狙いだとは思いますが、そもそも歩道に接続しているあたりに残念な雰囲気が出ちゃっているとしか。
自転車道に比べ歩道が一段高いような作り。
自転車道の幅を計測したところ、2.0mでした。
仮に自転車の速度が時速10キロ程度なら双方向通行もできなくはないでしょうけど、下り勾配がきつい中、幅員2.0mで双方向通行はヤバい。
なので一方通行にするしかなかったのでしょうね。
なお、橋を渡っている時に自転車が3台通っていきましたが、2台が逆走という素晴らしい結果を拝見しました。
川崎側からのアプローチも坂なので「登り」になりますが、非電動アシスト自転車の人がフラフラ登ってましたが大変ですよね。
若干疑問なのはここ。
川崎側の橋直前交差点部には「自転車道」や「自転車一方通行」の標識がなく、さらに手前の国道407号との交差点部に標識があります。
まあ、逆サイドに「一方通行なので進入禁止」だと書いてあるので、通常の人には理解できるとは思いますが、2/3逆走というフリーダムな現実を見ると、日本語教育が足りないのかもしれません。
高所恐怖症なので、橋は嫌いです。
なお、川崎側の自転車道と自転車道の間にある交差点部分は自転車横断帯ではなく自転車ナビライン。
自転車道は車道なので横断帯はおかしいという判断なのか、いろいろケチった結果なのかはわかりません。
控えめに言っても残念な自転車道
イマイチ何のために作った橋なのかはよくわからないですが、自転車道として分離したことは評価すべきこととは思えず。
そもそも、車道を通行されると困る事情があるから自転車道を作っただけだし。
なお、自転車道を通行できない軽車両などは橋の通行は禁止です。
牽引車や側車付きの自転車なんてまず見かけませんが、通行に制限が掛かるから普及しないのでしょうね。
なんだかんだ歩道を通行できない非普通自転車で趣味性よりも実用性が高い自転車の場合、日本では普及しにくい法律問題があるだけだし。
どうにも多摩川スカイブリッジとは素直に言いたくないため、多摩川スカイブリッヂと呼ばせて頂いております。
なお、東京側がおかしな構造を形成する理由の一つはこれ。
そもそも車道を通行できないわけですね。
まあ、こちらのほうがむしろ問題なんじゃないかとすら思いましたが、それはまた後日。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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