スラムがカーボンではなく天然繊維でリムを開発しているらしいです。

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脱炭素?
記事を見る限り、主に振動吸収性を狙って天然繊維に目をつけたのかな?という点と、いわゆる「脱炭素」的な話なのかな。
あくまでも「特定のシチュエーションでは」カーボンリムよりも優れているという話で、絶対的にカーボンリムよりも優れているという話ではない点に注意。
そういえば、私が乗っているLOOK765って、カーボンにフラックスファイバーを入れたフレームです。
現行モデルの765だと、このように書いてある。
46tハイモジュラスカーボンを29%、12tフラックス(麻)を15%と贅沢に使用し
LOOK CYCLE/株式会社ユーロスポーツインテグレーション | BIKE | 765 OPTIMUM
まあ、15%使うことが「贅沢」なのかはよくわかりませんが(笑)、振動吸収・エンデュランス性を高めるためにフラックスファイバーを使っていることが読み取れます。
スラムのニューリム開発についても、振動吸収性向上をメインの目的として天然繊維に着目しているようなので、主にエンデュランス、グラベル用途のホイールに向けているのかなと思います。
セルロースとカーボンを使ったリム、フラックスファイバーとカーボンを使ったリムなどいろいろ応用も効くのでしょうけど、個人的にはホイールの振動吸収性ってそんなにリムが関係するのだろうか?とやや懐疑的に見ていたりする。
なんだかんだ、スポークパターンやスポーク数、スポークテンションのほうが「ホイールの振動吸収性」という意味では支配的なんじゃなかろうか。
そういえばフレーム素材
何年か前にフレームの新素材として、やはりセルロースが注目された気がしますが、

結局のところ、セルロースナノファイバーがまだこれから…というところなのか、それともカーボンを越える性能とは考えていないのかはよくわかりません。
フレームにしてもカーボンが定着してだいぶ経ちますが、今のところカーボンを越える素材…は無いと思う。
金属フレームについては、最近は各社ともにあまり積極的ではない印象ですが、金属フレームはもう「やり尽くした」のか、これ以上の進化が期待しにくいのかはわかりません。
マグネシウムフレームを投入してきたブランドがあった気がしますが、

他社が追従するような気配もない。
いろいろ新素材に向かおうとしているブランドもありますが、最近ロードバイクがやたら高い時代ですし、安価かつ高い耐久性の素材をもうちょい重視して、気軽にロードバイクを始めやすいムードにして欲しいんですけどね。
10万あればロードバイクを買えたのって、何年前だろう。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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