先日の続きです。

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かなり怖くね?
こちらが激狭自転車道(双方向通行)。
双方向通行の自転車道(交通法2条1項3号の3)で、普通自転車は通行義務がありますが、第一車線を大型車が通行すると、こんなんですよ?
自転車道ではなく歩道を通行する自転車も見えますが、そりゃこんな狭い自転車道を通行する気にはならんでしょ。
この画像方向に進行する自転車との側方間隔なんて50センチあるかないかという至近距離になってしまうのは明白かと。
嫌な予感しかしないコーナリングとか…
なんでこんなもんを作ってしまったのやら。
自転車同士の離合すら危険性しか感じない。
行政のお仕事って「実際に作るまで」にかなりハードルがありますが、「完成したものを改修する」方がハードルが上がることが多い。
というのも、実際に事故が起きない限りは「利用者が注意すればモーマンタイ」という発想にしかならないので、「事故が起きていない=問題ない」としか評価されないから。
そして「事故が起きていない=モデルケース」にすらされかねないわけで、こんなもんが出来て「前進」と考えている人がいたら、残念ながら先が見えてないとしか言えないのですよ。
設計段階でノーを出さないと。
こんな恐ろしい構造でも事故が起きなければ「成功」扱いになるわけで、ある意味すごいわ。
白山通りについても
先日書いたこれにしても、

事故が起きなければ「成功」扱いされて、これがデフォルトになりかねない。
誰かが大怪我しない限り、行政的な評価は「成功」でしかない。
以前、岡山の路肩の側溝で事故が起きてますが、

損害賠償請求は請求棄却ですが、一応スリット無しのタイプに切り替えてるんだよね。
元々はこういう縦スリットの側溝。

誰かが爆死しない限りは問題にしないのが行政なわけで、おかしな構造を乱立されても事故さえ起きなければ行政的な評価は「成功」。
こういう行政の考え方を理解していれば、狭すぎて低速ママチャリの対面通行すら危険な自転車道の計画時点でノーを出すべきなんですが、本当に理解に苦しむ。
危なくてみんな使わない→事故が起きない→行政的な評価は「事故が起きてないから成功」。
事故が起きなければ改修案なんて出ない。
つくばりんりんロードにしても、知事さんがズッコケたから大号令がかかって改修が進むわけですが、誰かが爆死しない限り、変わらないし変えられなくなるだけだと理解してないと、自転車ユーザーから見た危険が、行政的な評価は「成功」になりかねない。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
なんだコレ。車道を走行してると自転車専用レーンに素直に入れないじゃないですか。
この時点でマトモな設計じゃないような。
車道から、交差点を左折して、右折して横断歩道側経由して、右折してすぐ左折して専用レーンに入れと?
それとも、今はもっと手前で車道走行禁止になっているのかな。
車道左端に自転車レーンがある新平和橋方向から臨海斎場前交差点を左折しても、車道から素直に自転車道に入れないし、何も考えてない設計な感じがします。
せめて臨海斎場前交差点の自転車専用道は車道から素直に入れるようにするか、左折車は歩道に上がるようにアナウンスしないとアカンやつでは?
あと、せめてガードレールを……
トラックの風圧でふらついてとか、自転車同士がぶつかって車道に体が飛び出して轢かれる事故が起きる未来しか見えない。
コメントありがとうございます。
交差点部を歩道に接続するのには理由があります。
今まで歩道を通行していた自転車は、交差点部で「歩道内において」右左折する場合には信号の規制を受けずにできました。
しかし自転車道は「車道の部分」なので、二以上の車道が接続すると交差点を形成してしまい、信号による規制の対象になってしまいます。
今まで歩道内を信号の規制なく動けていた自転車が、自転車道になって信号の規制対象になると遵守が期待できなくなるので、こうなります笑。
https://roadbike-navi.xyz/archives/34077/
ガードレールだと圧迫感からより狭く見えるからこんな作りになりますが、全部間違っているとしか。
コメントありがとうございます。
リンク先、確かにって感じで、めっちゃ納得です。
ただ、私の書き方が悪く、趣旨が一部伝わってなかった感じです。
新平和橋は、車道に自転車ナビラインが用意されてるように見えますので、通常なら車道を通行してるはずです。
そして、新平和橋から臨海斎場前交差点の車道の青信号で車道の左端に沿ってそのまま左折すると、
車道から件の自転車道に容易に入れないような構造になってます。
交通ルールを守って新平和橋方面から左折した人に、一旦歩道に上がるように誘導する動線がなく、不案内すぎない?ってのが趣旨です。
普通自転車の交差点進入禁止(144の4)みたいな表示は、交差点過ぎてるから使えないって事なんですかね……
自転車や自動二輪に優しくないのは昔からですけど、もうちょっと初見にも優しくしてくれても良いと思うのです。
コメントありがとうございます。
その件は当然問題になりますが、結局自転車道が双方向通行になっているため、おっしゃる方向とは逆方向に自転車道を進行する自転車の利便性を重視して、一度歩道に上げざるを得ないのです。
なので、おっしゃる方向に進行する自転車からすると、歩道に上がるタイミングを間違うと悲劇しかありません。
それも含めて、「歩道接続方式」はダメ構造と言わざるを得ないのです。
対面通行だから、歩道につなぐしかないのですね。
どうしょうもない。
コメントありがとうございます。
もう、ワケがわからない構造の乱立だけは勘弁して欲しいです。
今月中旬に数日間職場実習にいったのですが歩道が何らかの工事で封鎖されてました。車道に一応通路が設けられてましたが自転車ではとても怖く逸れて車道走りましたが、警備員に途中で戻れと
言われてその通路を通れと言われて
しぶしぶ戻りましたが
慣れない道で設けられた通路の幅歩行者さえギリギリな感じで、他の方もペタルから足はずして地面ケリケリすすんでました。数日間な実習期間でしたが他にも入る前から無理と感じ車道通ろうとされてる方がいました。
実習二日目には土砂降りの雨で工事してる歩道の縁石スレスレまで水がたまってる状態で、明らかに通行やばいって感じなのに通らされました。
おかげで脛まで服ずぶ濡れに足場にできる縁石が隠れる寸前だったこと地面蹴るにも躊躇するレベルな冠水
雨ガッパも上だけのしかなく使い捨てなシューズ用なカバーもその日限ってわすれるしで
まぁそこまで冠水してたのはその工事現場のみでしたが
簡易な歩道でもかなり怖かったので、
こんな感じな専用通路はいやですね
コメントありがとうございます。
それはだいぶ危険な状況でしたね。
狭すぎるところを対面通行させて、行政は何を考えているのかさっぱりわかりません。
狭い対面走行の自転車は、ホント作らないで欲しいですね。どうしても対面にしたいのであればせめて倍の幅が必要です。
無理やり歩道に入れるような作りも、歩道からしか入れない作りも本当にやめて欲しいですね。
繰り返しになりますが白山通りのやり方は、嫌いではありません。やはり車線幅は1.5倍欲しいですが。
コメントありがとうございます。
白山通りについては「惜しい」という感じですが、こちらの自転車道については狭すぎるので話になりません。
対向自転車がヤバめな人なら、逃げ場すらないのは恐怖です。
北海道でも同じですよ!自転車は路側帯を走りましょう!と言う割には…人の肩幅よりも狭い路側帯や、更には何も無い所の方が多いですからね、これでさらにはキックボードも走るんですからね、高学歴の御役所の人達っていままで何を学んできたんでしょうかね?。
コメントありがとうございます。
困りますよね。
こんな構造を連発されたら。
高学歴の方は、「押し切り方」が長けている可能性があります。
この道は相互通行する程、自転車の通行量は多くありません。
実態を明らかにせず行政批判をするのは如何なものでしょうか。
危険なのはルールを知らない状態で自転車に乗る事です。
批判から教養に視線を変えてみるのもいいかもしれませんね。
コメントありがとうございます。
そこを問題にしているのではなく、これだけガラガラな自転車道であっても自転車が歩道通行している点(通行区分違反)を問題にしているのですよ。
ガラガラなのはGoogleマップを見ればわかる話ですが(ただし通勤通学時間帯にどうなのかはわかりません)、自転車道があるにもかかわらず歩道を選択している実態。
こんな危険な自転車道なら違反であっても歩道を選択する自転車がいるような実態になっていたら全く意味がないわけですが、批判する前に意味を考えたほうがいいですね。
これ、車が駐車出来ないように、ワザワザこんなもん作ったに違いない。以前はみんなここに車停めて寝てたからね。
コメントありがとうございます。
そうなんですね。
以前の状況は把握していません