こういう事故は原因がわからない。
1日午後2時ごろ、恵庭市盤尻(ばんじり)の国道117号で、通りかかった人が「自転車で転倒したようだ。意識なし」と警察に通報しました。
警察と消防によりますと、倒れていた男性は60代とみられ、心肺停止の状態で病院に運ばれました。
また、近くにロードバイクも倒れていました。ヘルメットの着用については、わかっていません。
警察は、ロードバイクに乗っていた男性が何らかの原因で転倒したとみて、男性の身元と倒れた原因を調べています。
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札幌方面千歳警察署によりますと、近くにはロードタイプの自転車も倒れていたということです。
また、現場は歩道のない道路で、男性は恵庭市中心部方向に向かう車線の路肩に倒れていたということです。
警察は男性の身元の確認を急ぐとともに自己転倒とひき逃げの両面で捜査しています。
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原因は?
自己転倒、接触転倒、非接触驚愕転倒など様々な可能性がありますが、非接触驚愕転倒の場合は物的な証拠もなく難しいのが現実。
回復するといいのですが…
ところで。
ヘルメットの有無はわかっていないとありますが、以前挙げたこちらの判例。
この判例、まあまあ不思議なことに「ヘルメットの着用は不明」という扱いになっています。
加害者側が「幹線道路の車道を通行するのにヘルメット無しは過失」と主張しているからなんですが、ヘルメットの有無は過失割合に関係しないとし、さらにヘルメット着用の有無は「不明」だとしている。
なぜ不明扱いになるのかはわかりませんが、民事訴訟では警察の調書がかなり高い価値になるので、合図を出したなら出した旨を調書に書いてもらわないと不利になることも。
憶測は
事故報道があったときに、報道にはない憶測で語り出す人は多いですが、憶測って所詮は妄想に過ぎない話。
わからないことはわからないと評価する方がいいのですよ。
後になって真相が明らかになって全然違うなんてことはありますが、先日のこれなんてそう。
事故報道直後、インターネット上では「自転車が飛び出したのが原因」みたいな謎ムードが広まり、バス会社が異例の全否定の声明を発表。
そして約2年経って公開された事故報告書によると、バス運転手が対向バス(同僚)に挨拶するために前方不注視だった可能性が高いとしている。
当初インターネット上で形成された原因なんて、デタラメそのものですよ。
わからないことはわからないと評価する方がいいのです。
冒頭の件にしても、自己転倒なのか第三者の加害行為なのかわかりませんが、回復することを願っています。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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