今は既にラインアップにはありませんが、以前オランダのコガからSNOW CHAMPというファットバイクが販売されてました。
SNOW CHAMP / KOGA/コガ 日本オフィシャルサイト1974年、オランダにて設立。以降KOGAは永年に渡りレースシーンを支えてきた。Peter WinnenはKOGAで、オランダ人として初めてツールドフランスの表彰台のトップに立ち、2004年のアテネでは、オランダの英雄Theo Bossの銀...
ド迫力のタイヤがたまらない。
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KOGA SNOW CHAMP
ファットバイクって雪道でもへっちゃらに走れるという意味で、カナダのルイガノやKONAなんかもファットバイクを出してますが、何年か前にサイクリングロードで何回か見かけました。
タイヤの音が「ゴー」と凄まじいけど、なんか面白そうな自転車だよなと思いつつも、登り坂やゼロスタートはつらそうな予感。
雪道だけじゃなく林道やらいろいろ走れるという点では最強の自転車なんじゃないと思ったりしますが、こういう走破性を求められる場面が日本には少ない。
自転車の多様性という面では面白いし、KOGAって以前から書いているように好きなブランドの一つなのでね。
アルマイトのA-Limited(ブルー)とか、やっぱりカッコいいしなぁ…
こんな破壊力が高そうなツーリングバイクを出していたり、しかもツーリングバイクでカスタムオーダーも可能だったり興味深いブランドです。
さて。
KONAにもファットバイクがあります。
こういう自転車でどのように「遊ぶ」のか?については人それぞれでしょう。
大変失礼な見方になってしまうかもしれないけど、なぜかフル電動自転車(違法)ってファットバイクが多くないですかね?
もちろん、ちゃんとした自転車メーカーが販売しているファットバイクとは「似て非なるモノ」だし、ファットバイクが自転車なのに対しフル電動自転車は原付。
ちゃんとナンバーつけてヘルメットかぶって合法的に乗る人もいるだろうけど、目につくのはナンバーなしの違法フル電動自転車でしかもファットバイク。
ファットバイク自体のイメージダウンにつながっているような気がしてならない。
上で挙げたKOGA SNOW CHAMPやKONA WOOについては、普通に自転車。
悪路でもへっちゃらに走れたり、雪道でもへっちゃらだし自転車としては興味深いところですが、似たような見た目でタイヤが極太な「違法フル電動自転車」がファットバイクのイメージダウンに一役買っているような気がしてしまいます。
KOGA SNOW CHAMPって今でいえばグラベルロードが近いところなのかもしれないけど、ドロップハンドルでファットバイクはそこまで多くはなかった(はず)。
当時のスペックはソラ1×9速、アルミフレーム、重量は14.8kg。
軽量ロード2台分の重量になりますが、こういう自転車で「遊びたい」人はまあまあいるんじゃないかな。
なお、スプロケは11-34Tの9速ですが、フロントチェーンリングは30T。
KONA WOOにしてもチェーンリングは28Tになってますが、さすがに大きいチェーンリングでは回せないのかな、、、
あえて最近、ツーリングバイクやこういう変化球を紹介しているのは、「ロードバイクに飽きてきた」という人向けです。
ミニベロとかもいいですし、せっかくなら変化球の中でもだいぶ変化量が凄まじい自転車に行ってしまうのもアリ。
オフロードツーリングしたい人にはコレですよ。
日本にはなかなかそういう場所がないけど。
イメージの問題
ピストバイクにしても「ノーブレーキの無法者」みたいなダークなイメージがついてしまった気がしてますが、本来はトラック競技用自転車だし、街乗りで使うにしろブレーキを装備すれば問題ない自転車。
ファットバイクについてはそもそも何ら違法性がない自転車だけど、似たような見た目のフル電動自転車が暗躍しているせいで若干イメージダウンにつながっているような気がしてしまいます。
本来は雪道やオフロードで楽しく遊べる自転車なのに。
現在はコガのファットバイクは販売されてないし、他社でもファットバイクについてはそもそも少ない気がしますが、ロードバイクに飽きて目先を変えたいならこういう自転車で遊ぶのもアリです。
コガのSNOW CHAMPのようなドロップハンドルでファットバイクって、他に何かあるのかと聞かれたらわかりません。
なお、スピード重視でフラットバーバイクに乗りたいなら、やはり変態向けのアレになります。
どの方向でもそうだけど、特定の方向に尖りすぎた自転車ってどんどん減っている気がします。
無難な方向の自転車ばかりで。
ちなみにコガのSNOW CHAMPについているタイヤを調べると、重量が1550gと出てきます。
ロードバイクのタイヤ基準で考えたら発狂しそうです。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
>ファットバイクについてはそもそも何ら違法性がない自転車だけど、
>似たような見た目のフル電動自転車が暗躍しているせいで若干イメージダウンにつながっているような気がしてしまいます。
悲しいことですが世の大半の人はそこまで深く考えないので、
違法フル電動なんて便利そうぐらいのイメージなものです。
イメージダウンにはならないけれど勘違いはされそうですね。
タイヤが太い=なんか電アシのすごいヤツ、ぐらいに。
コメントありがとうございます。
ノーブレーキピストのせいでコースターブレーキの自転車が検挙されたりしてますし、勘違いを招くとろくなことにならない気がします。
ファットバイクもちょっと興味がありますが、このような自転車をフル活用できる場所も少ない…
ファットバイクですが、MTBでもオールマウンテンとかの太め(2.35″(約6cm)とか)を履くと、駐輪場で前輪のガイドやロック部やラックに収まらず、ロードバイクと違う理由で駐輪場に停められないという、思わぬ弱点があります。
新しめのところは電動アシスト自転車対策で2″(約5cm)とか、先述の2.35″位までの幅広タイヤ対応も増えた気がしますが、ファットバイクまで行くとバイク用(大抵高いし数が少ない)に停めるしかないので用途によってはちょっと不便になるかも。
タイヤ変えて皮むきついでに近所のスーパーに行ってマジかってなった思い出。
変にガイドにハマって抜けないってならなかっただけマシですかね。
コメントありがとうございます。
最近、うちの近所のスーパーには「幅広タイヤ専用」の自転車ラックがありますが、ファットバイクはオートバイ用駐車場に停まってます。
まあ、残念ながら違法電動ファットバイクなんですが。
返信ありがとうございます。
「幅広タイヤ専用」ラックがあるとは凄いですね。
近隣だとそのような表記は見たことないですが、
どれぐらいの幅用なんだろう。
子供を載せる事前提で、小径な電動アシスト自転車が結構な幅広タイヤ履いてる気がします。
前輪のガイドが結構低くて、幅が6cmくらいまでなら小径電動アシスト自転車狙いかな?
コメントありがとうございます。
子供載せ自転車を主にターゲットにしていたようですが、一つビックリしたのは、気になって確認しにいったら「専用コーナー」自体が滅亡してました笑。
幅広タイヤ専用コーナーだったのに。