今の時代って「ロードバイクなら23c」という時代ではなくて、それこそ完成車でも32cがデフォルトになっているロードバイクがある時代。
パンクしたときに使うCo2インフレーターにしても、従来の16gではビミョーなケースもあります。
一本のCo2カートリッジは、タイヤの空気圧をどれくらいまで上げるのでしょうか?
一本のCo2カートリッジで得られる空気圧
一般的なCo2カートリッジは16gですが、その他にも20gと25gが流通しています。
25gはあまり流通してないのかな?
で。
いくつかのメーカーがCo2カートリッジ一本で空気圧がどれくらいになるか目安を示してます。
トピーク
TOPEAK
16g | 25g | |
23c | 130PSI/9.0Bar | 90PSI/6.2Bar(2本) |
25c | 100PSI/6.9Bar | 70PSI/4.8Bar(2本) |
32c | 88PSI/6.0Bar | 125PSI/8.5Bar |
35c | 58PSI/3.9Bar | 80PSI/5.5Bar |
25gのカートリッジを23cタイヤに全力でぶちこめば「やり過ぎ」なので、タイヤ2本の空気圧になっています。
ただまあ、Co2をうまくタイヤ2本分に分けて使うのはなかなか難しいような気がしてまして、一瞬で空気圧が上がるため寸止めみたいに止めるには修行が必要ではないかと。
なのでカートリッジ一本は使いきりのような形にしたほうか失敗しないと思います。
次にデカトロンの表。
Compact MTB CO2 Inflator + 20 g CartridgeCompact MTB CO2 Inflator + 20 g Cartridge null We designed this compact inflator to inflate your tyres to the correct pr...
16g | 20g | |
23c | 130PSI/9.0Bar | |
25c | 109PSI/7.5Bar | |
28c | 87PSI/6.0Bar | |
32c | 97PSI/6.7Bar | |
33c | 91PSI/6.3Bar | |
38c | 68PSI/4.7Bar | |
40c | 61PSI/4.2Bar |
メーカーにより多少の差がありますが、だいたいこんなもんかと。
23cタイヤに16gのカートリッジをフル充填すれば正直「硬いなあ」と思うし。
空気圧を計測しながらCo2を調節できるか?
トピークのエアーブースターG2なら、空気圧を計測しながらCo2を流入可能です。
空気圧計単体としても使えるようですが、レビューを見る限り空気圧計単体で使うにはコツがいるんだと思う。
GIYOのエアゲージもそうなんですが、バルブに接続する際に盛大にお漏らししてしまうので、私はいまだに使いこなせません。
なのでトピークのエアーブースターG2についても、Co2を使いながら計測できるという点ではメリットですが、エアゲージ単体としてはビミョーかも。
そして先日も紹介しましたが、R250から「プリセット型」のCo2インフレーターが出ています。
この「プリセット型」の特徴としては、本体のダイヤルで予め設定した空気圧まで上げてくれるモノ。
注意点としては、設定した空気圧以上になるとインフレーターが止まるのではなく、インフレーターからお漏らしして排出する仕組み。
なので一本のカートリッジを2本のタイヤに使うときには向かない。
どうしても空気圧が気になるなら、使い勝手がいいパナレーサーのエアゲージを別に持っていくほうが良さそうかなと思いますが、
そもそもなんですが、Co2を使うときはあくまでも応急処置。
パンクした後の空気圧については、「なんとなくこれくらい」みたいなところで良しとする人が多いんじゃないかと思う。
あくまでも応急処置なので走れる空気圧なら良しなんじゃないかと思うので、私自身はこだわりはあまりありません。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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