兵庫県の淡路島と徳島県を結ぶ「大鳴門橋自転車道」計画については何度か書いていますが、

兵庫県の計画によると、利用者数の想定はサイクリストが年間9万台、一般観光客(徒歩、レンタサイクル)が35万人、サイクリストの観光消費額が9.4億円と想定しているそうな。
https://web.pref.hyogo.lg.jp/ks04/documents/onarutokyouzitensyadou.pdf
どうでもいいところにツッコミを入れますが、サイクリストが年間9万台となっていて「人」扱いされてない笑。
サイクリストは「何人」単位ではなく「何台」単位
だったのか。
いよいよ我々もメカ扱いされるようになったのだなあと感慨深いものがあります。
サイクリストは「何人」、自転車なら「何台」だと思うけどそこはどうでもいいですね。
間違っても発狂したりしないでください。
一応、通行料金として1000円を予定しているそうですが、

サイクリストが9万台と想定して、サイクリストの観光消費額が9.4億と試算。
サイクリスト1台あたり10000円使う計算になっているようですが、これは宿泊などを想定しているのですかね。
試算根拠はよくわかりませんが、来年着工予定で令和9年に完成予定。
一応「自転車道」という名目にはなっていますが、いわゆるサイクリングロードをイメージしてしまいますが実態としてはだいぶ違います。
押し歩き区間がまあまあありまして、「渦の道」という観光施設内を通過する。
歩行者エリアと自転車エリアが分離しているところは自転車に乗ったままでも構わないのだと思いますが、展望台とかは押し歩き区間なのでしょう。

個人的には興味がありますし、アワイチやセトイチをしたいサイクリストには待望の橋なのかも。
年間9万台のサイクリストが通行することを想定というのはちょっとよくわかりませんが、それだけの経済効果が期待できるとの判断から両県合わせて58億の投資なんですかね。
サイクリストはお金を使わないとある意味では評判ですが、以前も書いたようにお土産系は持って帰るのが大変。
特に輪行マンはデカイ自転車を抱えている中、さらにかさばるモノを買うかと聞かれたらノーになりますが、お土産自体は配送みたいなサービスならそれなりに使いたいサイクリストが何台もいるのではないでしょうか?

その場で買いたいなと思うお土産があっても、自転車だと躊躇してしまうことはあると思うし、かといって欲しくないわけではないのよね。
そういう需要がどれだけあるのかはわかりませんが。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
因島大橋と同じような構造になるんだとは思うのですが、しまなみ海道の橋が全部渡っても500円(令和6年3月31日までサイクリングフリー期間のため無料)という事を考えるとなかなか強気な値段設定ですね。
しかも押し歩き区間がある道に年間9万台も通りますかね?あまりビンディングシューズで押し歩きしたくないですが…
大都市圏に近いとは言っても、1日300台、レンタサイクルと徒歩入れると1日1200人の利用という話になるんですよね。
ナショナルサイクルルート指定されているしまなみ海道でも年間約33万人の利用者なのに、その想定は夢見すぎでは。
今年アワイチも走りましたけど、もちろんめちゃくちゃ楽しかったのですが、しまなみ海道と比べると走りにくさや補給のし辛さを感じる事がありました。
利用者数を多く見積もっていた為に「想定と違うから廃止!」とか「店全部閉まってるし、聞いてたのと違う!」ってならない事を願います。
まあ、完成したらセトイチやる気満々ではあるんですが(笑)
コメントありがとうございます。
試算の根拠は不明ですが、サイクリスト1人あたり1万円は使ってもらう試算のようです笑。
需要がどれくらいあるかはわかりませんが、押し歩きが絶妙にビミョーなんですよね。
たぶん「自転車道」の意味を勘違いしてしまう人がいるかと。