シマノクランク問題により「脱シマノ」を宣言する人もいますが(個人的には結局いつかシマノに戻ると予想)、シマノ以外のクランクとなるといろいろあります。
若干マイナー感がありますが、造りには定評があるプラクシスワークスの話。
PRAXISWORKS ZAYANTE CARBONクランク
Praxisworksはカリフォルニア州サンタクルーズに本社があり、台湾の台中にオフィスを構える自転車パーツブランド。
主にクランクやBBの開発をしていますがチェーンリングの製造にこだわりがあるようで、7075 T6アルミニウムを冷間鍛造で製造。
世界最先端の大型鍛造プレスを使い、「ワンショット」鍛造にて耐久性が高く、通常のCNC加工では達成できないチェーンリングの変速性能を達成。
プラクシスワークスのクランクって変速性能がいいと言われますが、海外記事だと称賛する声が多い気がします。
ZAYANTE CARBONクランクはプラクシスワークスのクランクの中でもフラッグシップモデル。
カーボンは自社工場で製造し、172.5mmのアームセットが408g、172.5mmクランクに50/34のチェーンリングがついたクランクセットで620g。
クランク長 | 160 / 165 / 170 / 172.5 / 175mm |
チェーンリング | 48/32(マイクロコンパクト) 50/34 52/36 53/39T |
Q-Factor | 147mm |
チェーンライン | (ダブル)43.5mm
(シングル)45mm |
対応 | 10/11/12sp(シマノ、スラム、カンパニョーロ) |
BB | Praxis M30 BB |
30mmシャフトで専用のBBが必要。
専用のBBはフレームに合わせてBSA、BB86、386EVO、BB30、PF30、T47、BBright、スぺシャライズドOSBBと用意されている。
なお、アルミクランクのALBA-Xもあります。
こちらは10/11速対応。
クランク長は160mmからあり、172.5mmアームで50/34Tチェーンリングのクランクセットが775g。
デュラエースのクランクが685g、アルテグラが700g、105が754g(ともに50/34)なのですが、シマノのクランク重量表記って「平均重量」となっていて長さがよくわからない。
何の平均なのやら。
シマノのクランク問題
シマノ11速クランクについては、シマノの見解って確か交換になるのは1%以下みたいな話だった気がしますが、ショップ発信の内容や実際に交換になった人の声を見ると1%よりはるかに多いような予感。
代替品クランクは問題なく使えるので「脱シマノ」というのもちょっと違う気がしますが、クラックらしき跡があっても交換対象にならなかったり、そもそも点検で問題がなかったクランクを安心して使って大丈夫なのか?という話などから不信感につながっているのかと思いますが、シマノは毎年恒例の値上げがあるし以前ほど他社より安いみたいなイメージでもなくなってきている気がします。
そういうところからシマノ以外に目が行く人もいるみたいですが、なんだかんだ入手性などはシマノが有利なのよね。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
そこでですよ、
クランクをMageneのPES-P505に変えれば
5万円で正確で消費電力の少ない優秀な両側計測のパワーメーターが着いてきてしまうのですよ
コメントありがとうございます。
グロータックさんが取り扱いしているやつでしたよね?
あまり詳しくないのでちょっと見てみます。