最近はどのブランドもカーボンフレームばかりに力を入れてアルミフレームはあまり力を入れてないように思いますが、かつてはそこそこあったスカンジウムフレーム。
今はほぼないです。
そんな中、イタリアのALAN BIKEは2024年モデルにもスカンジウムフレームを投入しています。
ALAN BIKE Super Corsa Scandium
Road | Alan BikeBici da strada Alan Bike con telai in alluminio e carbonio di qualità artigianale, fatti a mano in Italia, con la cura d...
今の時代にスカンジウムフレームと聞いただけでも珍しいけど、スカンジウムフレームのディスクブレーキ車。
2024年モデルってホワイト基調のフレームが増えているように感じますが(GUSTOなど)、2024年モデルのSuper Corsa Scandiumはホワイトを基調にしながらブルーとパープルを使ったデザインにしています(その他レッドもありますが)。
Road | Alan BikeBici da strada Alan Bike con telai in alluminio e carbonio di qualità artigianale, fatti a mano in Italia, con la cura d...
スカンジウムフレームというとレーシー、剛性が高い、軽量というのが特徴。
フレーム重量は1500g、フォーク重量は440gなので軽量というほどでもないのですが、そもそも今の時代にスカンジウムフレームはたぶんない。
デローザの「スカンジウム」が最後まで頑張っていた気がしますが、たぶん他にはスカンジウムフレームはないんじゃないかな。
ヘッドチューブもレーシングな方向で短めだし、リアセンター長は405mm。
タイヤクリアランスは30mmまでとなっていますが、ALAN BIKEってたぶん日本では取り扱いがないので買えない。
値段をみるとフレームセットで1390ユーロ、日本円にして21.6万くらいになりますが、2024年モデルにもスカンジウムフレームを出すということは、イタリアでは需要があるのでしょうか?
ちなみにアランバイク自体は1972年から続く歴史あるブランドです。
日本での知名度は低いけど、結構カッコいいのよ。
アランバイクは。
こちらはカーボンフレームのスーパーコルサ。
Super Corsa | Alan BikeVedi bicicletta 360° Bicicletta da road Super corsa New 2024 Telaio road carbon per freno a disco con passaggio dei cavi...
スカンジウムフレームは珍しい
スカンジウムフレームってレアメタルのスカンジウムを少量混ぜたアルミフレームですが、以前はデローザやビアンキ、コラテックなどにもありました。
「以前」というのはここ10年くらいの話。
ほかにもKOGAあたりにもあったはず。
以前「スカンジウムフレームがなくなった理由」みたいな記事を何かで見たのですが、その記事には「偽スカンジウムフレームが横行したから」みたいに書いてありました。
それが真実なのかはわかりませんが、最近はほぼ使われなくなったスカンジウムも以前はむしろ高級な部類だったイメージ。
ガノーだったかルイガノだったかにもスカンジウムフレームがあった気がするけど、お値段もかなりした記憶がある。
カーボンフレームもいいんだけど、みんな似たり寄ったりの形状に落ち着くので逆にスカンジウムフレームの方が新鮮に見えるかもしれませんね。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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