カンパニョーロが何かを匂わせていると書きましたが、
まさかの「ニュー」BORA ULTRA WTO と BORA WTOでした。
なぜモデルチェンジしたの??
・リム内幅が23mmに拡張され、28c以上が推奨になった
「ニュー」BORA ULTRA WTO
まずは「ニュー」BORA ULTRA WTOですが、リム内幅が19mmから23mmに拡張。
新しいBORA ULTRA WTOの狙いはそこだったのか…
なお、ディスクブレーキ版のみです。
ウルトラなのでベアリングはCULT。
BORA ULTRA WTOはハンドメイドの超軽量カーボン (HULC)、N3W フリーホイール ハブ、C-LUX ラッカーフリー仕上げになってますが、HULCテクノロジーはウルトラグレードのみ。
リムが非ウルトラとは同一ではない。
また、ウルトラグレードではAERO MO-MAG、いわゆるインナーニップルになってますが、非ウルトラグレードでは通常のニップルにして差別化されます。
まずはBORA ULTRA WTO 60から。
Bora Ultra WTO 60 | CampagnoloBora Ultra WTO 60 disc brake is the ultimate carbon wheel to turn every last watt into pure speed and to emerge victorio...
新BORA ULTRA WTO 60DB | 旧BORA ULTRA WTO 60DB | |
重量 | 1395g | 1530g |
リム内幅 | 23mm | 19mm |
リム外幅 | 28.4mm | 26.1mm |
リムハイト | 60mm | 60mm |
推奨タイヤサイズ | 28mm~35mm | |
スポーク数 | 21/21 | 24/24 |
旧モデルよりも135g軽量化し、リム幅を拡張していますが28cをメインに考えているのでしょうか?
スポーク数が旧モデルよりも減ってますが、後述しますが非ウルトラグレードでは従来通り24/24になっている点も気になる。
次にBORA ULTRA WTO 45。
Bora Ultra WTO 45 | CampagnoloBora Ultra WTO 45 disc brake is an iconic medium profile road bike carbon wheel: the perfect balance of speed, agility a...
新BORA ULTRA WTO 45DB | 旧BORA ULTRA WTO 45DB | |
重量 | 1325g | 1425g |
リム内幅 | 23mm | 19mm |
リム外幅 | 28.4mm | 26.1mm |
リムハイト | 45mm | 45mm |
推奨タイヤサイズ | 28mm~35mm | |
スポーク数 | 21/21 | 24/24 |
こちらも100gの軽量化。
スポーク数が減った分が軽量化として効いているのか?
次にBORA ULTRA WTO 35。
旧モデルは33mmでしたが、リムハイトが変更されています。
Bora Ultra WTO 35 | CampagnoloBora Ultra WTO 35: low profile carbon wheel, redesigned to maximize aerodynamics and reduce weight.
新BORA ULTRA WTO 35DB | 旧BORA ULTRA WTO 33DB | |
重量 | 1285g | 1385g |
リム内幅 | 23mm | 21mm |
リム外幅 | 28.4mm | 27.4mm |
リムハイト | 35mm | 33mm |
推奨タイヤサイズ | 28mm~35mm | |
スポーク数 | 21/21 | 24/24 |
リムハイト、リム幅が変更されています。
「ニュー」BORA WTO
まずはBORA WTO60から。
全てベアリングはUSBで、ウルトラグレードはスポーク数が21/21のところ非ウルトラは24/24のようです。
新BORA WTO 60DB | 旧BORA WTO 60DB | |
重量 | 1460g | 1590g |
リム内幅 | 23mm | 19mm |
リム外幅 | 29mm | 26.1mm |
リムハイト | 60mm | 60mm |
推奨タイヤサイズ | 28mm~35mm | |
スポーク数 | 24/24 | 24/24 |
BORA WTO45。
新BORA WTO 45DB | 旧BORA WTO 45DB | |
重量 | 1405g | 1520g |
リム内幅 | 23mm | 19mm |
リム外幅 | 29mm | 26.1mm |
リムハイト | 45mm | 45mm |
推奨タイヤサイズ | 28mm~35mm | |
スポーク数 | 24/24 | 24/24 |
BORA WTO35。
新BORA WTO 35DB | 旧BORA WTO 33DB | |
重量 | 1370g | 1485g |
リム内幅 | 23mm | 19mm |
リム外幅 | 29mm | 26.1mm |
リムハイト | 35mm | 33mm |
推奨タイヤサイズ | 28mm~35mm | |
スポーク数 | 24/24 | 24/24 |
こうやってみると、スポーク数が変わっていないボーラWTOも大幅に軽量化されているので、リム自体も軽量化されたのかな?
スポーク自体は新旧ともにエアロ断面のスチールスポークですし、スポークが変わったようにも見えない。
カンパニョーロの狙いは
ニューボーラWTOの狙いはリム幅を拡張して28cタイヤをメインにしたいのかと思われますが、ハイペロンが既にリム内21mmとなっていたので、空力重視のボーラWTOは最近のトレンドに合わせて23mmにしたいのかと。
しかし、「ワイヤレスコンポじゃないか?」とか「ゾンダがカタログ落ちしているしアルミホイールじゃないか?」などと勝手な予想をしてましたが、まさかのボーラWTO。
最近のカンパニョーロってアルミホイールは力を入れていないような気がする。
フラッグシップモデルのほかに低価格帯のアルミホイールも頑張って欲しいのですが…
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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