いきなりですが、こちら。
警察さんがローラー台を使ってトレーニング中…なわけもなく、違法電動自転車の速度計測用に開発された「Rollerbank」というもの。
このローラー台がオランダ国内に計247台配置され、違法電動自転車の摘発に活用されるらしい。
オランダの法律では、いわゆる電動アシスト自転車は時速25キロまでアシストされ、それ以上になると違法。
そのほかに時速45キロまで可能な電動自転車もあるようですが、オランダって自転車事故が増えている上に取締り件数も増加。
日本より取り締まりは厳しい。
そして日本でもまあまあ聞く話ですが、要は「違法電動自転車」、法令基準を越えたアシスト力やスピードが出るタイプがまあまあ横行しているらしく、それを効果的に取り締まりするために「ローラー台」が開発され、取り締まりに活用するのだとか。
あれですよね。
日本だと取り締まりの現場にこんなもんはないし、いつもの「故意と言えるか?」の問題もあるのでせいぜい指導警告に留まるという現実がありますが、オランダでは早速「ローラー台」により290ユーロの罰金になった人が出たとか。
290ユーロって46000円くらいですが、即座に罰金。
日本の道路交通法は刑法なので、特別な規定がない限りは故意犯のみが処罰対象。
しかも理屈の上では裁判を受けて争う権利も保証される。
けどこういう海外の報道を見ていると、交通違反は行政罰として処理してんのかな。
迅速に罰金にしているイメージが強い。
日本の取り締まり現場にも「ローラー台」を導入していけばいい気がしますが、結局アレなのよ。
検査して法令上のアシスト比を多少超えていても、故意の問題からビミョーな話になりかねない。
明らかにおかしなスピードを出せるなら故意の認定は難しくないだろうけど、ビミョーなラインはなかなか難しい。
結局、恋の問題なんですよ!?
「未必の故意」と「秘密の恋」は語呂は似ているけど全く違うもの。
どちらも危険という点しか共通点がない。
日本でも早く「ローラー台」を導入して、ジャンジャンバリバリ取り締まりして、違法電動自転車を成敗して頂きたいのですが…
一般原付扱いになる電動キックボードの無免許運転にしても不起訴を連発してますが、
海外でもこういう違法電動自転車が暗躍しては事故を起こしているのが実情です。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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