運転者の一方的な過失と考えられる事故…ご冥福を。
17日午後2時55分ごろ、千葉県松戸市南花島の交差点で、横断歩道を歩いていた小学1年生の男児が、右から来た普通乗用車にはねられた。男児は頭と首を強く打ち、搬送先の病院で死亡した。
県警松戸署は、運転していた同市の男性を自動車運転処罰法違反(過失致傷)容疑で現行犯逮捕したが、その後、健康上の理由で釈放。容疑を同致死に切り替え、在宅で捜査を進めるという。
現場は信号機のある見通しの良い十字路交差点。男児は1人で下校途中だった。
横断歩道で小1男児がはねられ死亡 1人で下校中 千葉・松戸(毎日新聞) - Yahoo!ニュース17日午後2時55分ごろ、千葉県松戸市南花島の交差点で、横断歩道を歩いていた小学1年生の男児が、右から来た普通乗用車にはねられた。男児は頭と首を強く打ち、搬送先の病院で死亡した。 県警松戸署は
県警松戸署によると、現場は信号機がある見通しのよい交差点で、乗用車を運転していた男(69)が右折した際、横断歩道を歩いていた男児がはねられたという。
横断歩道で小1男児がはねられ死亡 1人で下校中 千葉・松戸(毎日新聞) - Yahoo!ニュース17日午後2時55分ごろ、千葉県松戸市南花島の交差点で、横断歩道を歩いていた小学1年生の男児が、右から来た普通乗用車にはねられた。男児は頭と首を強く打ち、搬送先の病院で死亡した。 県警松戸署は
右折時に横断歩行者をはねた事案。
信号灯火がどうだったかは書いてありませんが、右折時なので双方青だった可能性が高そうな。
ところで、わりとどうでもいいところが炎上するんだなあと思ってみてますが、
「現行犯逮捕したが、その後、健康上の理由で釈放」
ネット上の意見ってなかなか凄いなと思うのは、「健康に問題があり逮捕に耐えきれない奴が運転するな!」とか「上級国民説」まで出る始末。
そもそも、過失運転の死亡事故でも翌日には釈放され在宅捜査に切り替わる事例なんて普通だし、「健康上の問題」の中には運転には支障がないけど身柄拘束がふさわしくない事案はあるので(運転するにふさわしくない健康上の問題がある可能性もなくはないけど、それは発覚してから問題にすればよい)、どうでもいいところが炎上する世界もどうなんですかね。
以前取り上げた仙台高裁の事案にしても、
右折時に横断歩行者をはねた死亡事故ですが、判決文にあるように「現場で現行犯逮捕されて翌日釈放」。
右折時に安全確認を怠る運転者がまあまあいることが問題だし、そのようなミスをいかに無くすかに議論が発展すべきなのに…
そもそも、逮捕=刑罰と勘違いしている人が多い。
ひどいのになると、現行犯逮捕しなかったのは中国籍だからじゃないかとか、神奈川県警の忖度だ!みたいなのすらありましたが、
加害者も救急搬送されたのだから現行犯逮捕しないのは当たり前としか言いようがない。
これをわからないのは根本的な理解を欠いているし、そもそも逮捕を刑罰の一種と勘違いしているとしか。
取り調べするために身柄拘束する必要があれば逮捕するわけで(基本的には証拠隠滅や逃亡のおそれがある場合)、懲罰のために逮捕するわけではないのよね。
右折時の安全確認が問題なのに、論点が変。
被害者のご冥福を。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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